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更新日 2020.11.4

就活の適性検査の特徴・問題内容|効率的な学習法とポイント

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様々な入社試験において導入されている適性検査ですが、どういった目的で実施され、どう対策すれば良いのでしょうか?今回は入社時には避けては通れない、適性検査について問題の内容から対策法まで詳しくご紹介して参ります。

適性検査の目的は?

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企業にとって適性検査から得られる情報は沢山ありますが、まず第一に志望者の思考力や知能が、求める水準に達しているかどうかの判断に使われています。

適性検査の内容は多岐に渡りますが、基本的な計算力や文章力から応用問題まで多くの設問があり、その設問に対しどの様なバランスで解答したかなどカテゴリーごとの強み、弱みが判断できるのも、企業にとってのメリットです。

性格に偏りなどがあり過ぎると、場合によっては業務に支障がある事もありますので、その為性格検査も実施されます。

合否に大きく左右されることはありませんが、比較的責任の重い業務や、過酷な業務が必要とされる職種等は、一定レベルのストレス耐性があるかどうかも、重視される場合もあります。

本来の目的は、入社する人材が生き生きと働いていけるのか、性格と労働環境を照らし合わせ判断する為にあります。ですから、嘘偽りなく解答する事で不要なアンマッチが避けられ、あなた自身の働きやすさにも繋がります。

 

知能検査や能力検査を通して、総合的に人物を見て、適性のある部署や業務を見極める為にも利用されます。

もちろんこの内容だけでなく、面接なども見て最後は総合的に判断されますが、客観的に見れる適性検査も、間違いなく判断基準の一つです。

中途入社等の場合は、企業が求める職種やポジションがあらかじめ決まっていますので、そのポジションの適性の有無を判断される際に使用されます。

POINT

✔求める水準の知能があるか

✔性格などの判断

✔職種適性などを総合的に見る為

適性検査の構成と内容

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性格診断は大きく分けて3つに分類されるカテゴリー毎に調査され、それぞれのカテゴリー毎に項目が細分化されています。

調査の大カテゴリーは「性格特徴」「組織適応性」「社会適応性」の3つ。

このカテゴリーに沿って、組織内の業務の適応性や、どういった組織に適応があるか、また基本的な性格の判断等が行われます。

特に事前準備も必要なく、素直にいつも通りの姿勢で受験する事が大切なパートです。

ご自身の人間性や特徴を把握し、企業内で活躍できる環境を用意する為の診断です。

主に国語を中心とした調査パートが言語分野になります。

ここでは、基本的な国語能力や文章の読解、構成能力までの調査になります。

企業に入社した際に必要となる、一定レベルの国語の能力があるかどうかを判断するものですので、基本的な漢字書き取りなど一般常識のものが中心です。

国語が苦手な方なら、事前に学習しておく必要がありますが、得意な方であれば、事前準備がさほど必要ないカテゴリーでしょう。

算数、数学を中心としたカテゴリーが非言語分野です。

業務に必要な基礎的な計算力や、数式を活用した応用力などを幅広く調査する為のものです。

特に数字に関わる企業や業種を志望している場合は、こちらの調査結果の比重は高くなる場合もあるでしょう。

簡単な計算問題などは、落ち着いて進めれば準備なく解くことが出来ますが、様々なジャンルから出題される応用問題などは、特に参考書や過去問題などで対策しておくと安心でしょう。

POINT

✔性格調査

✔能力調査言語分野

✔能力調査非言語分野

適性テスト問題の傾向

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非言語のカテゴリーでは「りんごに2割の利益を見込んで800円の価格を設定した。

原価はいくらか?」の様な基礎的な設問も多くみられますが、応用になると複雑な問題も見られます。

例えば、「高校生200人を対象に、朝食に食べるのは米かパンかのアンケートを取った。

結果は米と答えた学生は125人、パンと答えた学生は65人、どちらでもないと答えた学生は45人だった。

この時米もパンも両方食べると答えた学生は何人か」の様な内容で、5から10の選択肢の中から解答を選択します。

ちなみに解答は35人。

こういった文章問題も多く出題されますが、解くパターンを練習しておけば、スムーズに解くことが出来ます。

基本的な問題としては、接頭語接尾語を当てはめる問題や、対義語、類義語等の基礎的な問題も多く出題されます。

非言語検査と同じく、後半で出題される応用問題は、長い文章の穴埋め問題や読解力が試されるものが多くなります。

基礎的な国語能力があれば、ほとんどの場合問題なく解答できますが、苦手意識のある方などは、事前に学習しておいてもよいでしょう。

企業によっては、この適性検査に簡単な英語のテストが実施される場合があります。

ほとんどのケースは外国語を仕事で使用するケースのある業種ですので、そういった企業を志望している場合は、英語テストの有無なども確認の上、準備しておくと安心です。

POINT

✔非言語は数学の基礎から応用まで

✔言語は国語、文章問題

✔英語テストがある場合も

能力テストの対策法

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どの試験でもそうですが、参考書や過去問題集を活用して、問題に慣れると言う事は有効です。

書店などには、適性検査の多くの参考書や過去問題集もありますので、その企業が採用している適性検査や、バージョンに合わせて活用する事をおススメします。

また、現在ではWEB等でも過去問題や練習問題を提供している場合もあります。

自分に合った形式で構いませんので、出来るだけ多くの問題に触れる事が、結果の向上にも繋がるでしょう。

また、一通り問題を解いてみた後で、苦手な分野やカテゴリーに特化して、対策しておくと安心です。

独特の緊張感のある就活時に、しっかりと実力が発揮できる様、事前に準備しておくことで落ち着いて進めて行くことが出来ます。

移動時間の多い生活をしている方や、就活の準備に時間をとりにくい方には、アプリでの学習方法がお勧めです。

現在はいくつかのアプリも提供されており、移動時間や隙間時間を活用して、準備を進める事も可能です。

また、適性検査当日に参考書などを持っていくのは嵩張りますが、アプリなら直前までの追い込み学習としても活用できます。

言語・非言語がタブで切り替えできるものもありますので、効率的に学習する事ができるのも大きな魅力です。

過去問題や参考書、アプリを基に学習を進め慣れてきた頃に、時間を計りながら問題を解く練習も進めてみて下さい。通常問題なく解くことの出来る問題も、時間のプレッシャー等で解けなくなる事や間違いを引き起こす事もあります。

また、適性検査の設問もかなり多い場合がありますので、なるべく早く、確実に解答する練習は、成績をUPさせる有効な練習です。

解く順番や、流れも意識しながら、ご自分に合った進め方を見つけるのもおススメです。

POINT

✔問題集過去問題を解く

✔アプリ等で隙間時間で練習

✔時間を意識して解く

まとめ

希望する企業の入社試験等で、比較的序盤に実施されるのがこの適性検査です。

希望の企業に入社する際の初めのハードルとも言えるかもしれません。

どうしても入社したい熱意があればある程、完璧を求めてしまうので適性検査で一喜一憂してしまいがちですが、そんな時は入社試験の一つにしか過ぎない事を思い出す事が肝心です。

この初めのハードルを超えた後が、やっとあなた自身をアピールできるステージです。

適性検査を事前に学習しておくことで、余裕をもってその後の面接をこなせる様、今回の内容を参考に就活を進めて行ってくださいね。

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