就活あるあるの「リクラブ」をご存知ですか?就活中に生まれる恋愛のこと。実は就活は恋が生まれやすい環境なのです。この記事では「リクラブ」が発生する理由、メリットやデメリットなどについて解説します。
学生は就活で忙しい中、リクラブが発生するケースも珍しくありません。
恋愛は時に就活の妨げになることもあるため、タイミングとしてはあまり良いものとは言えない面があります。
ただ、就活中ゆえに起こってしまう恋愛もあるのです。
恋に落ちてしまう理由やシチュエーションが自然に存在し、リクラブはある意味成り行きとも言えるかもしれません。
就活中の男女の専らの話題のネタと言えば、仕事探しに関係することです。
その大前提があることで異性にも話し掛けやすい状況ができあがっています。
とりあえず就活ネタでアプローチをすれば会話ができ、しかもスムーズに接することができます。
相手も関心のある話題なことで心を開きやすく、それによってお互いの距離を縮めていくことができるのです。
最初の警戒心さえクリアしてしまえば、そこから関係を築いていくのも難しいことではなく、お互いにフィーリングが合えばリクラブに発展するのも自然と言えます。
誰しも就活をする以上、内定の獲得に向けて努力をします。
つまり男女のお互いが同じベクトルを持っているわけであり、双方で共感をしやすいのもリクラブが起こる理由です。
人は自分と同じ考えを持っている相手に親近感を抱くものですので、就活という同じ枠組みの中にいることですでに共感しやすい状況が揃っています。
距離感が近くなることで恋愛関係に発展しやすく、その結果リクラブが発生するのです。
したがって、恋愛にも力を入れたいという人からすれば、状況的にはメリットがあり、内定と恋人を同時に獲得することもできるかもしれません。
上手く就活を進めるためには情報交換をすることも大切です。
それゆえに仲間同士で協力し合うことも増えるのではないでしょうか。
そして情報は多いに越したことはありませんので、時には人が人を呼び、それまで話しをしたことがない異性が混ざってくることもあるはずです。
交友関係が広がるとそれが異性との出会いとなるケースもあります。
しかも共通の目標を持っていますので打ち解けるのもスムーズで、二人の仲が発展するまでそこまで時間は掛からないこともあるはずです。
リクルートスーツに身を包む学生は、普段とは違う大人な雰囲気を帯びています。
いつもとは異なる洗練された様子を目の当たりにすることで相手に好意を抱くというケースも少なくありません。
特に就活をすでにやっている学生ですと、ビジネスモードに入っており、一皮むけた様子を感じられるはずです。
また、内定の獲得に向けて真剣に活動する様子は魅力的にも見えるものですので、その雰囲気も相まって恋愛心が芽生えてくることもあるのではないでしょうか。
リクラブは自然に巻き起こることもあれば、努力を加えることで発展させられることもあります。
もしも同時に恋愛にも力を入れたい場合、より恋に落ちやすくさせるための状況を作ってみるのも良いかもしれません。
普段なら成功率が低い内容でも、就活中ということで上手くいくことが考えられます。
例えば相談に乗って欲しい、お互いの状況を報告し合うなど、何かしらの名目を作って食事に行く時間を見繕うのも良いと言えます。
就活のことを前提の誘いゆえに相手も乗っかりやすく、二人の時間をそれとなく作ることができます。
もし二人きりは難しい場合は、グループでの飲み会などを計画して、そこから発展させるという方法も良いでしょう。
状況が状況なだけに理由を付けて集まりやすく、リクラブが発生する確率もアップします。
お互いに情報交換をする目的で連絡先を教えてもらうのも距離を近付ける方法のひとつです。
通常、連絡先を交換するというと躊躇されることもあるものですが、相手にメリットがある場合は比較的スムーズに受け入れてくれることもあります。
いきなり電話番号やメールアドレスが難しい場合でも、メッセージアプリなどのIDを交換する方法なら相手も警戒心を抱きにくいのではないでしょうか。
面接対策を万全に講じたいというのは就活をする学生に共通しているはずです。
そのためには模擬面接をするのが有効と言えますが、これもリクラブが起こりやすい状況です。
自然に相手の顔を見ながら話すことができますので、見詰め合う時間も長く持てます。
ドキドキとした気分を感じさせることで恋愛対象にも見てもらいやすくなるでしょう。
リクラブに発展させるには親近感を与えることがひとつのファクターです。
時には知らない相手と同じ会社を志望したことで、知り合うきっかけが生まれることもあるでしょう。
共通点が増えると恋愛にも発展しやすくなるため、気になる相手がいる場合は志望先を同じにしてみるのもひとつの手です。
✔就活中に生まれる恋愛を「リクラブ」という
✔共通する環境の中で思いを共有することで恋が生まれる
✔普段と違うスーツ姿にドキドキしてしまうことがある
就活という大切な時期のリクラブは、仕事探しの邪魔になるのではないかという見方もあります。
恋愛を楽しんでいることでマイナスに影響する懸念もあるため、賛否両論なのが実際のところです。
しかしリクラブのお陰で就活に好影響を与える一面を考慮すると一概に否定することはできません。
就活は自分自身との闘いでもあるため、基本的には自分の力で努力をしていかなければいけません。
しかし、孤独な努力は時に大きなストレスになるはずです。
特に就活はこれからの人生を左右する大事な瞬間ですので、将来が掛かっている大一番となると精神的にも疲れやすいです。
そんな中でもパートナーがいることで心強い存在に感じられるのではないでしょうか。
困った時には友人や家族などに相談をするという手もありますが、友人などでは話せないこともあるものです。
もっと身近な存在の恋人の方が心の内を出しやすく、それによって辛い就活中の拠り所とすることができます。
自分のために努力するのが就活ではあるものの、より大きなパワーで励むためにもパートナーの存在に喜びを感じられるはずです。
恋人が頑張る姿を目の当たりにすることで、自分ももっと努力をしようという気持ちになれるのではないでしょうか。
一人ですとついついだらけてしまうことがある中でも、大切な人が近くにいることで気持ちを引き締められます。
また、一方が疲れてしまった時にも相手がはっぱをかける存在となることで、お互いにモチベーションを保ちやすくなるのです。
恋人となる相手は自分と価値観が似ていることが多いです。
それゆえに好きになるものですが、その価値観が似ているというのは就活においてもメリットになり得ます。
似たような考えでお互いを高め合うことができたり、意見を肯定してもらいやすいことで自信に繋げられたりします。
人は承認されたい欲求を持っていますので、考え方が近い人がそばにいることで相談をしやすく、一番近いサポーターとして就活を支えてくれるでしょう。
就活中には全力で気持ちを注ぎ込めるのかと言えば、そうではないこともあるはずです。
例えば、恋人がいない人の場合、就活中だろうと異性への欲求が芽生えてしまうこともあるのではないでしょうか。
それによって就活にも集中しにくくなってしまうというケースもあるものです。
その点、リクラブの場合はその欲求を満たすことができますので、それによって全力で就活にも取り組みやすくなります。
無事に就職先が決まった場合、当面は仕事のことを考えることになるものですが、同時に自分自身の将来についても考えるようになることがあります。
時には結婚をすることにイメージを膨らませることもあるでしょう。
ただ、独り身ですとそのイメージがぼやけてしまい、また、将来の展望が見えないことで仕事への意欲も持ちにくくなるかもしれません。
働く意味を求めてしまうこともあるものですので、将来が曖昧なことで何のための仕事なのか疑問を抱く人もいることでしょう。
そんな時にもリクラブがメリットを発揮します。
将来を一緒に築けるかもしれない相手が近くにいることで、これからのイメージを膨らませやすく、仕事への励みとできるのです。
恋人がいることで精神的な支柱とすることができるという、就活の励みとしてのメリットがあります。
しかしそれだけがリクラブの良さではありません。
就活そのものの効率アップにも繋げることができ、引いては納得の就活にしやすくなるのです。
履歴書やエントリーシートなどを作成する際、自己分析をしっかりと行わなければいけません。
その際、自分自身と深く向き合って長所や短所などを導き出す必要があります。
ただ主観的に自らを振り返ってみても、なかなか思うように分析ができないこともあるでしょう。
そうした時には客観的な意見を求めるのが有効ですが、特に身近な存在の恋人の視点が役立つことがあります。
自分では気付かなかった魅力を教えてくれたり、逆に欠点となる部分を指摘してくれたりします。
近い存在ゆえに言い合いやすく、それによって自己分析をより中身のあるものにすることができるのです。
お互いに作成した書類を添削し合えるのもメリットのひとつです。
履歴書などは大事な書類ですので精度を高めて作成しなければいけません。
ところが自分の目線では良し悪しをジャッジしにくいこともあるでしょう。
そこで頼れるのが恋人です。
添削し合うことで良くないところを指摘してもらうことができ、内容をより濃いものにすることができます。
身近な存在ゆえにチェックもしてもらいやすく、他人に見せるのは恥ずかしく感じる場合でも気軽に見てもらえるのではないでしょうか。
✔リクラブがあることで、就活を頑張れるという効果もある
✔就活対策を恋人とおこなうことで辛くても頑張れる
✔恋人がそばにいることで就職後のイメージが湧きやすい
何かと苦労する就活の時期にとって、リクラブが癒しのオアシスなってくれることもあります。
ところが反対に就活の妨げとなることもある点に注意が必要です。
癒しになるはずの二人の関係性が、時にストレスに変化してしまうこともあるのです。
リクラブは常に喜ばしい状況に保たれるのかと言えばそうではないこともあります。
男女の付き合いをする以上、ケンカが巻き起こってしまうこともあるはずです。
そして大事な時期のケンカは大きな弊害となってしまうこともあるでしょう。
集中したくても揉めた原因が気になってしまい就活どころではなくなってしまうリスクがあります。
特に恋愛のごたごたというのは尾を引くことが多いため、しっかりと解決をしないとズルズルと悩みになってしまうことも考えられるのです。
なお、就活中の恋愛はケンカが増えやすいこともあります。
お互いにストレスを感じることが多い状況でもあるため、好きな気持ちとは裏腹に揉めてしまうことも少なくありません。
ケンカが起こるだけでもお互いの支障となる中、さらに大きな問題になりかねないのが別れるかどうかの瀬戸際に立たされた状況です。
特に別れたくないという気持ちが強い方は、仕事探しどころの気持ちではなくなってしまう恐れがあり、下手をすると就活そっちのけで悲しみに暮れる羽目になることもあり得るでしょう。
時期が時期なだけに影響は大きく、リクラブを後に後悔することになることも考えられます。
恋人がいることで就活により一層励めるようになる人がいる一方、逆にリクラブに気持ちが行き過ぎてしまう人もいます。
後者の場合、恋愛に夢中になり過ぎることでそっちのけになるリスクがあります。
周りが見えない状況になってしまうことで、力を入れる割合のバランスが大きく崩れてしまうのです。
就活のタイミングで楽しさのピークを迎えると大事なチャンスを逃してしまうこともあるため、やるべきことの優先順位を見誤ってしまったり、気持ちのコントロールができなかったりする人はリクラブには十分に注意が必要です。
リクラブのデメリットは、恋愛のトラブルが仕事探しに影響を与えてしまうことです。
しかしそれだけでなく就活自体におけるデメリットも生まれてしまう場合もあります。
予期せぬ弊害となることもあり、今後の展開が上手くいかない原因になる可能性も小さくないでしょう。
身近に相談ができる人がいるのは大きなメリットです。
例えば提出書類を作成する際にもお互いにアドバイスをし合うことができます。
ただ、双方が就活をしている立場の場合、お互いにアドバイスができるほどレベルが高くないこともあるはずです。
それにも関わらず相手の言うことに納得して仕上げてしまったり、間違った方向で考えてしまったりすると就活の成功を邪魔する恐れがあります。
恋愛中の楽しい時期ですとお互いしか見えなくなってしまうこともありますので、二人の世界で完結させてしまう危険性があるのです。
一緒に就活をする二人の理想は、お互いに内定を無事にもらえることのはずです。
スムーズに双方が内定を獲得できれば万々歳と言えますが、ただそのような良好な状況ばかりではありません。
時には一方だけが内定をもらうことができ、もう一方はまだまだ苦労する状況のこともあるでしょう。
そうした時の心理は気まずいものがあります。
浮かれてしまう人と落ち込む人が同時にいることで、お互いに気を遣う羽目になる場合もあるはずです。
格差が生まれることで八つ当たりによってケンカに発展することもありますので、リクラブに至ったことで余計な苦労をしてしまうかもしれません。
もしお互いや一方の就活が上手くいかない場合、相手のことを思って厳しく接することも時には必要です。
ところが好きな感情が勝ってしまい、甘やかしてしまうこともあるのではないでしょうか。
そのような優しさを出すと成長の妨げになってしまう恐れがあります。
内定をもらえないということは何かしらの良くないところが隠れていることもあるはずですが、優しさによってそこに蓋をして見ないフリをすると相手の成長を邪魔してしまいかねません。
お互いに想い合う関係が、時には邪魔になり得るリスクも理解しておくことが大切です。
自分自身で将来の目標をしっかりと持っている場合なら良いのですが、曖昧でいると相手に引っ張られてしまうリスクがあるのもデメリットです。
好きな相手が志望する業界を真似てしまうと、自身の本質とのミスマッチが生まれてしまいかねません。
やりたい仕事や興味のある業界を選択しないと長続きがしない原因にもなりますので、パートナーに感化されて道の選択を誤らないように注意が必要です。
✔就活中に失恋をすることで、仕事探しが手に付かないことも
✔中途半端なアドバイスをし合うことで、内定から遠ざかることも
✔一方だけ内定してしまうなどの時は、気まずい場面もありうる
リクラブで始まったカップルで、別れが訪れやすいタイミングは様々です。
まず最初に考えられるのが、どちらかが内定が決まってしまった場合です。
恋人のことですので、喜びたい気持ちが出ると同時に自分がまだ就職活動を続けている場合、焦りが出てきてしまいます。
自分がなかなかうまくいかない状態で、相手が内定が出たからといって遊びに誘ってきたり、どこかで遊んでいる様子を見て気持ちが冷めてしまい別れることになったというカップルも多いと聞きます。
自分が内定をもらった際も、相手を気遣いまだ就職活動を続けているような気持ちで接することが、関係を続けるポイントでしょう。
二人とも自分の行きたい企業に内定をもらい、無事就職活動が終了すると関係は安定していくでしょう。
リクラブで始まったカップルにとって、一番一緒に時間を過ごせるのが内定をもらってから、その企業に入社するまでの期間です。
一旦忙しかった就職活動が終わり、社会人になるための準備を二人で一緒にすすめることができます。
一人では不安な準備も恋人と一緒に行うことで楽しくできるでしょう。
空いた時間ができるので、学生時代にできることをこの期間にやっておく人が多いので、恋愛にも没頭できそうです。
しかし、いざ就職活動が終わってみると相手への思いがすっと消えてしまうこともあります。
共通の目標に向かい頑張っていたことで盛り上がっていた気持ちが、目標を達成した際に消滅してしまうのです。
熱しやすく冷めやすいタイプの人は、この段階でも注意しましょう。
企業の中には、入社の前に長期の研修をするところもあります。
二人の会社が別々である場合、この期間に会うことが少し難しくなってくる可能性が高くなります。
同じ会社であっても、部署が違うと研修場所も違うということもあります。
内定後にたくさん会えていたカップルは、この期間に寂しさを感じ関係が変化することもあるでしょう。
特に営業職は入社後に配属の地域が決定することが多いため、せっかくリクラブで付き会った二人の距離が離れてしまう可能性も出てきます。
たいていの企業は入社後すぐに新人研修を行うと思いますが、遠い地域で何カ月もの期間研修を受ける場合もあるため、配属地域が遠くにならなくても最初のうちはなかなか会えなくなるでしょう。
この段階で遠距離になるカップルも少なからずいると考えられます。
仕事のしんどさを恋人と共感できないことはストレスにつながる場合もあるでしょう。
そんなときに、同じ会社の同期などとの距離がどんどん近付く可能性があります。
同じ研修を受け、相談し合ううちに心が移っていくという可能性もありえます。
同期以外の先輩なども、自分を助けてくれる姿などを見て尊敬とともにほんのりと恋愛に似た気持ちが芽生えてしまうこともあります。
この時期になかなか恋人と会えないと、時間がたつとともに自然に消滅してしまうということも多いようです。
会えない時間が多くても、連絡などは欠かさないようにしましょう。
新入社員時代が終わり、仕事にも慣れていくと二人で会う時間を確保しやすくなるかもしれません。
一緒に過ごす時間が増えるほど信頼感も高まり安定した関係になっていきます。
しかし、同じ会社に入ったカップルは人事異動などで自分のいる環境や役職ががらっと変わったり、何年か働いてからそろそろ転職を考える人も出てくるかもしれません。
このような環境の変化が起こるタイミングは二人の関係においても、良くも悪くも変化することがあります。
うまく付き合ってきたカップルも、転勤などで距離が離れるかもしれません。
急な変化にも対応できるように関係を深めておきましょう。
リクラブで始まったカップルの中には、就職活動を通して強い絆が結ばれ、ずっと一緒に過ごしていこうと誓い合った方も多いと思います。
ですが、就職先を決める最中に起こったリクラブで始まった恋愛だからこそ、仕事が始まってからの日々にも特に注意しなければいけません。
社会人のスタートは想像以上に大変です。
忙しく自分以外のことを考える余裕がなくなってきて、お互いを思いやれない日々が続き、二人の関係に亀裂が入りやすくなります。
別れないためには、お互いのことを気遣い、密に連絡をとったり会えるときにはできるだけ会うようにしたりして二人で成長していけるように努力し合っていくことが重要です。
✔どちらか一方だけ内定してしまう場合などは焦りが生まれて破局しがち
✔内定直後の新人研修で中々、会うことができなくなると破局しがち
✔新人の同期や、先輩に、恋人を奪われてしまうケースもよくある
この記事では、就活中に発生する恋愛「リクラブ」について解説しました。実は、恋愛が生まれやすいリクラブ。あなたも、リクラブで恋人を作って就活を乗り越えてみては?