インターンシップと職場体験の違いは?概念・給料・責任の違いを解説
今や中学生や高校生も経験する「職業体験」。職業体験とインターンシップとの違いや各々のメリットなどを解説します。早期の職業体験によって、業界や自分の適性を知ることで、キャリア選択や就活などに活かすことも可能です。今回はそんな業務を受けてくれそうな方を募集します。
■まとめ
インターンシップは、大学生・大学院生を対象に行われます。
インターンシップは、社員同等に働くことが出来る就業制度のことを言います。
また、参加する学生も将来入社したい企業や業種からインターン先を選択します。
職場体験よりも、より将来に向けて現実的に考える必要があります。
職場体験は、小学生・中学生・高校生を対象に行われます。
職場体験は、学校の教育課程の一環で行われるもので、学校と地域の企業が協力し、学生に職業の現場を体験させることを言います。
インターンシップの場合、1dayインターン(1日だけインターンを行う制度)ではなく長期インターンであれば、責任が伴う仕事を任せられることがあります。
企業から任される仕事というと、大切な書類を整理することや様々な商談などを執り行うことなどです。
それらは企業の業績にも直結するため責任が伴います。
職業体験とインターンシップで違う点として、行う仕事には責任が伴わないものが多いことが挙げられます。
職業体験というのは、文字通り仕事について軽く体験するのが主な目的です。
業績に影響しないような雑務や簡単な仕事ばかりなので、働くというよりかはちょっとしたイベント感覚で参加する方も少なくありません。
短期インターンシップであれば報酬は発生しませんが、長期インターンシップの場合はアルバイトと同様にお給料が発生します。
つまり、職業を経験しながらお金を稼ぐことが可能です。
ですがただ体験するだけだと、実際に企業の業績に関わるような仕事をすることはないため、お給料や何かしらの報酬が発生することはほとんどありません。
「仕事を経験すること」が主な目的であって、直接的に利益を求めるための企画ではないからです。
そのため業務を経験したことで知識や理解を得られることを報酬と呼ぶこともできますが、お給料をもらうことはできないので学びたいものを決めてから参加を希望する方が良いでしょう。
どちらであっても、その業界や職業について知ることができる機会という点は変わりません。
資料を調べたりインターネットを利用して情報収集したりするだけでは、どうしても企業の内実や業務を行う感覚までわかることができないこともあります。
より詳しく知るためには実際に経験してみることが一番なので、どちらも積極的に応募するのが良いでしょう。
就職に繋がることはなくても、就活の際にアピールできる点になることもあります。
インターンシップの場合は、その企業で学んだスキルについて話すことがアピールになります。
職場体験の場合は、「その会社に参加した時からその業界に興味を持った」と言えば、きちんと業界で仕事したいという理由があると思われて良い印象を与えることが出来るかもしれません。
「言うことがなくて困る」という方も少なくありませんが、職業体験やインターンを通じて得たことを話せば、印象的なアピールを行うこともできるのではなないでしょうか。
- 将来の方向性を決めやすくなる
- 就活への意識を高めやすくなる
- 業界研究をより行いやすくなる
- 適性を知りミスマッチを防げる
- 社会人の先輩から話を聞ける
- 志望動機や自己PRの整理に有利
今後の方向性に関するヴィジョンを明確に持っている人がいる一方、まだ将来のことはよく分からないという人もいるはずです。
後者の人からすると、将来に漠然とした不安が生まれますので、自分はこれからどうなるのだろうと気になるものではないでしょうか。
そのような人にこそ職場体験はおすすめと言えます。
実際に現場を経験してみることで、仕事への理解を深めていけるはずです。
将来のことが分からないのは、職業に対する理解が進んでいないからの場合もありますが、その仕事のことを知れば方向性を定めるきっかけになることもあるでしょう。
色々な職場を経験してみることで、自分のやりたいことも発見しやすくなるはずです。
学生は学業と並行しながら就職のことについて考えていかなければいけません。
早い人ですと早期のタイミングから就活に向けての準備を行っています。
しかし一方ではなかなか就活モードに入れないという学生もいるのです。
ズルズルと就活が遅れてしまうとハンデになり得ますので、気持ちを作れるよう刺激を与えてあげる必要もあります。
そこで有効なのがインターンシップを利用することです。
実際に職業や仕事に触れることで、働くことへの意識を持ちやすくなるはずです。
働く自分をイメージできるようになれば就活への意欲が高まる上、どんな働き方をしたいのかというヴィジョンも持ちやすくなるでしょう。
就活にあたって行う必要があるのが業界研究です。
希望する業界のことをしっかりとリサーチするのが就活の基本でもあり、また、きちんと調査をやってきたかどうかを、面接の際にもチェックされることがあります。
したがって基本の作業として就活生はしっかりと取り組まなければいけません。
そんな業界研究に対して役立つのもインターンです。
リアルな職場を経験することで、その仕事への理解を深めていくことができます。
何も経験をしていないと上辺だけでしか業界のことを知ることができませんが、経験をすることでライバルよりも一歩先に行けるはずです。
新卒者が仕事をすぐに辞めてしまうことが多い理由に、イメージとのミスマッチが挙げられます。
働く前のイメージと、実際に働くことの現実とのギャップで苦しんでしまうケースは多いです。
発生し得るギャップを埋めることができればミスマッチが発生しにくくなりますが、その役割を担うのもインターンです。
自身が抱いているイメージとマッチする職業なのかを実際に肌で感じて確かめてみることができます。
どんな仕事なのか?をしっかりと理解することで、本当に自分に合う仕事も見付けやすくなるでしょう。
つまりミスマッチを防止すると共に、適した職業も発見しやすくなるというメリットがあるのです。
学生にとって社会人の先輩の話は意義のあるものとなる場合が多いです。
学生と社会人の違いや大変だったこと、その仕事を選んで良かったことなど、沢山の話を聞くことが可能です。
リアルなアドバイスも受けられますので、就活に悩める学生にとって現状を打破するきっかけになってくれるかもしれません。
仕事への考え方や探し方に迷っている人にこそ、参加するのがおすすめとも言えるでしょう。
採用試験を受ける際には志望動機や自己PRをしっかりと整理しなければいけません。
ところが、中身が薄く印象に残らない内容になってしまうケースも多いのです。
しかしインターンを通すことで厚みのある内容を考えやすくなるでしょう。
実際の経験をもとに考えをまとめていくことができるため、伝わる内容を生み出せるようになるはずです。
採用担当者にもしっかりと熱意が伝わるようになりますので、内定に至る確率も高めていけるでしょう。
いかがでしたでしょうか? 自分の興味のある業界や企業の職業体験をすることで、実体験に基づいて将来のキャリアを具体的に描けるようになるでしょう。ぜひ、この記事を参考にして職業体験をしてみてはいかがでしょうか?
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