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更新日 2021.1.7

日立製作所の平均年収は?残業代・ボーナス・福利厚生について解説!

日本国内の電機業界において業界シェアナンバーワンを獲得し、業界をけん引すると言っても過言ではない日立制作所。

本記事では日立製作所へ入社した場合の想定年収や企業の社風など様々な角度から解説をしていきます。

現在転職を考えている方、もしくは新卒入社を考えている方へ向けた内容となっておりますので是非参考にしてみてください。

日立製作所の平均年収について

年度 平均年収
平成30年 894万円
平成29年 872万円
平成28年 850万円
平成27年 868万円
平成26年 861万円
平成25年 827万円
平成24年 802万円
平成23年 800万円

有価証券の調べによると日立製作所の平均年収は871万円です。

ここ数年での年収推移は800~894万円となり、安定して800万円台という想定年収という事になります。

現在の2020年度では、平均年収は903万円となっており、直近5年間の平均年収は877万円となり、給与面では毎年微増を繰り返しています。

業界の最先端を走る大手企業としては給与面にて上昇傾向にある為、会社の体力に比例していると考える事が出来ます。

日本国内のサラリーマンの平均年収は420万前後という事から、日立製作所は年収面では優良企業な事には間違いありません。

日立製作所の給与体系に関しては一般のサラリーマン同様、月給と賞与で年収が構成されています。

収入に対して、性別や最終学歴はどのような関係があるのでしょうか。

世代別・男女別・最終学歴別に比較をしてみましょう。

年齢 男性の年収 女性の年収
20~24歳 298万円 298万円
25~29歳 719万円 623万円
30~34歳 749万円 672万円
35~39歳 774万円 694万円
40~44歳 837万円 776万円
45~49歳 951万円 883万円
50~54歳 1040万円 967万円
55~59歳 1030万円 958万円
60~65歳 676万円 672万円

男女と世代別で年収を比較すると、大学卒業後の5年間のみ男女ともに同額の年収になります。

その後、男性は25~29歳までの間に年収は700万円台にのり、女性は600万円代にのります。

年収のピークは男女共に50~54歳で男性は1040万円、女性は967万円という年収想定となります。

その後定年退職を迎える65歳までは男女共に、年収が600万円台まで下降し落ち着く印象です。

男女の年収差に関しては、男性と女性とで役職比率が男性の方が高い為です。

また日立製作所の収入に関しては徹底した年功序列制度を採用しており、勤続年数によって収入が比例する為、一般企業の営業職などのように年収の落差が少なく安定した収入モデルとなります。

【学位別】日立製作所の初任給について

最終学歴によって日立製作所の初任給はどのような違いがあるのでしょうか。

学位 日立製作所の初任給 一般的な初任給
高専卒 18万6,000円 17万2,500円
学士卒 21万1,500円 20万2,000円
修士了 23万5,500円 23万4,500円
博士了 23万5,500円 23万4,500円

大学卒と大学院卒では年収は約2万円の差があります。

日立製作所では、就社してから2年間は研究員として働く事となります。

研究員期間は、社員の等級などほとんど変わらず、最終学歴に関わらず年収の差は出にくいです。

難関な就職活動を突破した後に、日立製作所への適性を図る、研修期間と考えられます。

研究員期間が終了する3年目以降は、個人の評価などが主に賞与に反映される事で、年収に差が出てきます。

厚生労働省で公表されている一般的な企業と初任給を比較すると、そこまで大きな差はない事が分かります。

日立製作所の職種別の平均年収

日立製作所の仕事内容は様々な分野・部門に細分化されています。

職種として大別すると事務系総合職と技術系総合職の2種類に分かれており、想定されている平均年収が異なります。

事務系総合職とは営業や企画に始まり、資材調達、生産管理、製品開発など様々な生産性の高い職種があります。

事務系総合職の年収は、所属する部門によって分かれています。

日立製作所が保有する様々なサービスを顧客に提案する営業・ビジネス開発職では年収が500~900万円、社内外での研究機関と連携して市場や顧客ニーズを分析するマーケティング・企画職では600~800万円の年収想定となります。

日立製作所世界中を相手にしている一流企業ということもあり、海外に拠点が置かれている事もあるため、英語は必要スキルと言えます。

またプロジェクトの規模が大きい為、20代からやりがいのある仕事に就ける可能性が高いです。

技術系総合職とは、いわゆる研究職に近いです。

日立製作所では様々な部門で業務が細分化されており、自身の専門性に特化した分野で就業する事が可能となります。

技術系総合職には開発職、システムエンジニア、研究開発職などがあり、開発職では年収600~800万円、システムエンジニアでは年収600~900万円、研究開発職では年収900~1200万円が想定されています。

事務系総合職と比較した場合、技術系総合職の年収が高い事が特徴的です。

日立製品の根幹部分となる研究開発職の想定年収が1番高くなります。

日立製作所【役職別】の給料はいくら?

一般の企業同様に日立製作所内でも役職が存在します。

役職に就くことで年収モデルはどのように変化するのでしょうか。

役職 想定年収
主任 874万円
係長 987万円
課長 1,304万円
部長 1,442万円

年収1,000万円の大台に乗るには係長職以上の役職に就く事が重要となります。

日立製作所の月の平均残業時間は40時間程と言われています。

部署や部門などで忙しさは大幅に変わる為、残業時間の長短は一概に表現しにくいです。

インターネット上の口コミを確認すると年収が700万円の社員の基本給が30万円弱な事に対して、残業代が9万円という情報が見つかった事から、平均で30~40時間の残業が行われていて、基本給の時給換算分の残業代が発生していると想定できます。

会社全体としては残業時間の削減に取り組んでいる為、現代の働き方改革に合わせて今後も改善の余地があると想定されます。

またどの部署でもみなし残業制度は導入されていない為、残業が発生した場合は、その分の裁量勤務手当が残業代として全額支給されるため入社間もない研究員時代などは残業代で給与を増やす事が多いようです。

日立製作所のボーナスは6月と12月の2回の支給となります。

社員の評価制度は7段階の等級に分かれており、上司の考課が賞与の金額にそのまま比例します。

業務が細分化されている中でも、複数人で構成されているチームで活動する事が多い為、研究職などは個人での評価はなかなか難しいようです。

一般の営業職のみ個人の実績が見えやすい為、成果に対しして賞与の金額が上昇する事もあります。

ボーナスの金額に関しては年2回の支給合計は平均して200万円前後の金額となります。

日立製作所の福利厚生と生涯年収について

  • 上限50,000円までの家賃補助
  • 独身寮の完備
  • カフェテリアプラン導入
  • 年間休日127日以上

日立製作所の福利厚生の中では、住宅手当に関する評判が高いです。

上限50,000円までの住宅手当や、独身寮の完備などです。

入社してから数年間の研究員期間は年収の増額が少ない為、家賃の負担が減る事は魅力的と言えるでしょう。

独身寮に関しては、光熱費込みで2万円弱の負担で利用する事が出来ます。

またカフェテリアプランというポイント制で様々なサービスを利用する事が出来ます。

日立製作所では従業員のライフスタイルやニーズに合わせて、カフェテリアプラン内のサービスを選んで利用する事が可能です。

カフェテリアプラン内の代表的なサービスは自社製品の社割購入を始め、保養所の利用や、介護施設の利用など多岐に渡ります。

年間休日も優良企業の目安である年間120日以上の取得が可能となり、年次有給休暇も最大で24日間申請する事が出来ます。

その分残業時間が心配されますが、昨今の働き方改革などで、残業時間も減少傾向にあると言われています。

退職金は一般的には勤続年数と基本賃金によって異なります。

大学卒業後に新卒入社をした場合、大手企業の定年退職金額は約2300万円前後と言われています。

日立製作所の生涯年収は約3億8,000万円と言われています。

一般的なサラリーマンの生涯年収は約2億円という事から考えても、約2倍弱の年収差というとこがわかります。

日立製作所ってどんな会社?

日立製作所は国内の電機メーカーとして業界内でトップシェアを誇ります。

業界全体のシェアとしては2位のソニーに対して3%前後の差をつけております。

従業員の平均勤続年数は18年です。

平均勤続年数の長短に関しては一般的な指標として15年が目安とされます。

日立製作所の平均勤続年数の長さから、従業員の満足度も高く、離職率が低い事が分かります。

また従業員の男女比率は男性が8割、女性が2割となっています。

女性役職比率は全体の約4パーセントを占め、近年では増加傾向にある事から、女性の活躍する場も十分に設けられていると考えられます。

会社全体の社風としては、公正な技術開発を元に、顧客目線を重視したモノづくりを目指しています。

企業が社会の一員であると強く認識し、積極的な社会貢献を実施し、良識ある市民として豊かな社会の実現に尽力するという理念を持っています。

仕事の取り組み方に関しても、現場スタッフに大きな裁量が与えられている為、与えられた仕事を黙々とこなすというよりは自身で創造し、形にしていくというアクティブな社風となっています。

日立製作所の社風として、社会に適応した人材の成長を重要視しており、自己啓発や自己成長に挑戦し続ける人材が求められています。

日立製作所は一般的な認識としては、国内のトップシェアを誇る電機メーカーです。

その為、求めている人材に関しても理系のシステムエンジニアが多い印象を受けます。

ですが実態はそこまでエンジニア色は強くなく、営業部門や宣伝部門など、日立製作所の技術の結集を世の中に供給する役割を担う部門も存在します。

営業部門が取り扱う商材は、ソフトウェアからハードウェアはもちろんの事、ビル・工場・都市のインフラなど多岐に渡ります。

一つの分野に精通する事よりも幅広く業務に携われる器用さが求められている事が分かります。

まとめ

日立製作所は給与面、福利厚生、待遇どれを取っても日本国内の超一流企業を言えます。

その為、中途採用・新卒採用を問わず入社への門は非常に狭いです。

現在転職を考えている人はまずは転職エージェントに登録し自己分析を行い、企業側が希望する職種や専門性の高い業種を斡旋してもらえるような準備を行いましょう。

希望すれば転職エージェントは案件の斡旋だけではなく、選考時の対策や傾向などの情報を教えてくれます。

抜かりのない準備を行い、採用試験に備えましょう。

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