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更新日 2020.12.28

内定直結する?銀行のインターンに受かる選考対策と業務内容を解説

就活生からも人気の高い銀行員。

社会的地位や給与水準も高く、休みなども安定している為銀行への就職難易度は非常に高いものと考えられています。

本記事では、銀行員の業務内容や、大手メガバンクで開催されているインターンシップ内容、インターンシップに参加する為の選考対策など就活生向けの記事となっております。

競争倍率の高い銀行業界の仕事内容を知る事で、周りの就活生に確実に差をつける為の情報とノウハウをご紹介していきます。

銀行員の仕事内容とは

銀行員の仕事内容と聞くと真っ先に浮かぶのは窓口での顧客応対かと思います。

銀行を利用する多くの人は銀行のATMで用事が完結してしまい、実際に窓口で銀行員がどのような対応や業務を行っているのか分からない方も多いのではないでしょうか。

銀行員の業務は大別すると3つに分かれています。

個人・法人に問わず顧客の預金の入出金を行う業務です。

銀行窓口は花形的ポジションであり多くの場合女性の従業員が担当する事が多いです。

顧客からの預金を用いて、融資を希望している個人や法人に対して、社会的信用性や企業体力などから審査を行い、利息を付けて資金の貸し出しを行う業務を指します。

仮に企業が倒産してしまった場合は貸付金の回収が困難になってしまう為、会社情勢や景気動向などの情報を精査し融資を行う業務となります。

為替業務は内国為替業務と外国為替業務に分かれます。

為替と聞くと難しく感じますが、代表的な内国為替業務とは口座振り込みや、送金、口座振替など基本的に他の金融機関に送金する際の手数料などで利益を上げていると考えていただければイメージしやすいです。

外国為替は身近な例で言えばFXなどに近いです。

外貨と日本円の両替時に発生する手数料が銀行側の利益となります。

顧客の希望の取引の手伝いを行い、その金額に応じて手数料が発生し、銀行の収益となります。

各企業の銀行のインターン内容を紹介!

就職人気ランキングの上位常連の三菱UFJ銀行のインターンシップでは様々な業務内容のインターンシップを行っています。

代表的なインターンシップをご紹介致します。

ウェルスマネジメントとは富裕層の資産管理を指しており、事業拡大や資金運用などのアドバイスや専門家を紹介するなど総合的なマネジメントサービスを指しています。

実際に三菱UFJ銀行の行員の体験談をもとに、問題定義や解決方法をケーススタディとして疑似体験する事ができ、インターンシップ最終日にはプレゼンテーションを行います。

みずほ銀行のインターンシップの特徴としては、ほとんどの業務のインターンシップが一日で完結し、職場体験を行う事が可能です。

インターンシップ参加条件は、書類選考、WEBテスト、1DAY職場体験といった流れとなります。

業種によってはグループディスカッションが選考の途中に開催される事もありますが、報酬は発生しない為参加するにはそこまで敷居の高いインターンシップではありません。

りそな銀行のインターンシップは2日間開催されます。

1日目は銀行業界やりそな銀行としての企業理解に始まり、2日目には業務内容の本質にせまる内容の座学を行います。

インターンシップの参加条件は、エントリーシートの提出とWEB適正検査を行い、選考に通過した場合は、インターンシップ参加となります。

りそな銀行のインターンは1種類のみの開催で、全てオンラインで完結します。

職場の疑似体験がない代わりに、銀行業界の知識や動向を現役の行員からより密度の高い情報で指導してもらえるメリットがあります。

三井住友銀行(SMBC)のインターンは2種類開催され、どちらも2日間開催です。

インターンシップ参加条件はエントリーシートの提出とWEB適性検査を行い、最終的な参加者が確定します。

開催される2つのコースでは、クオンツ編とデータサイエンス編に分かれており、クオンツ編では、市場動向などを人間の直感、感情などを使用せず高度な数学的解析や統計学を用いて予測を行う数理分析についての講義が開催されます。

データサイエンス編では、SMBCが培ってきた統計知識や経験などを用いた市場調査や動向についての理解を深める講義となっており、どちらも専門性の高い内容となっております。

銀行のインターンに参加するメリットとは

金融業界の動向や専門知識は独学で身に付ける事はなかなか難しいものです。

金融業界の専門用語や景気動向など最新のトレンドに敏感になる必要があります。

また銀行によって開催されるインターンには銀行毎で特徴が大幅に異なります。

オンラインで完結する講義のような場合もあれば、時給や報酬が発生し長期的なインターンシップなども開催されていますので、参加する事で周りの就活生に大きな差をつける事が可能となります。

企業が開催するインターンの本来の目的は就活生に対して、企業の社風や業務内容を入社前の段階で認知させる目的が存在します。

入社してからのミスマッチを防ぐ意味合いが強いです。

就活生の立場からすれば、現状で自身の足りていない知識や経験を発見する良いタイミングとなります。

自分自身が企業の求める人物像と乖離している場合は、どれくらいすり合わせる事ができるのかを考える事で、自身を客観的に分析する事ができます。

インターンシップに参加する事で直接的に内定に直結するかはどこの銀行でも明記されていません。

ですが専門性の高い業界の為、インターンシップで得た知識やスキルは貴重な経験となり、インターンシップ未経験の学生よりも言葉や言動に説得力が増します。

選考において有利になる事は間違いないでしょう。

銀行のインターンに参加するための選考対策

大手メガバンクのインターンシップに参加するには、どこの銀行でもエントリーシートの提出と面接が実施されます。

それぞれの選考対策をご紹介いたします。

出題頻度の高い問題としては、『なぜ銀行業界、そして当グループを志望するのか?』、『学生時代に最も熱意をもって取り組んだ事は?』などが非常に多いです。

エントリーシートは200文字程度が読みやすいとされています。

エントリーシートの文章を作成する際には、志望動機を掘り下げる事で読みやすい文章の作成を行います。

また『学生時代に最も熱意をもって取り組んだ事は?』という質問に対しては、当人の実体験から何を学び、解決策を模索し、どのように人間的に成長したのかという点を論理的に文章にする必要があります。

私は学生時代のアルバイトを通じて社会におけるお金の流れに興味を抱きました。

日本には数多くの企業が存在する中、多くの場合資金繰りや資金運用に関して銀行が支えている事を貴行のインターンシップを通じて知る事ができました。

日本を支える中小企業の多くを陰から支えている銀行業界に惹かれ、貴行の多岐に渡る金融サービスによってより多くの中小企業の支えとなり、ひいては日本経済を支える手助けに尽力していきたいと考えた為です。

例文①では、自身が予め感じていたこと、インターンシップで得た経験、他社にはない金融サービスによる差別化といった点を重視しています。

インターンの志望動機の書き方に関する記事はこちら

私は在学中、部活に最も熱意を注ぎました。

体育会のサッカー部に所属していて、日々練習に励んでいました。

私は当時サッカーというスポーツは個人競技だと考えていたことがあり、個人練習に多くの時間を費やしていました。

ですがチームとしての成績は芳しくなく、そこで初めて私はサッカーというスポーツは11人のチームメイトが協力しなくてはチームとしての勝利を掴むことはできないと知りました。

サッカーを通してチームワークの大切さを学びました。

個人で出来る範囲には限界がある事を知り、自らを見つめ直す事で改めて協調性の大切さを学びました。

例文②では協調性の大切さを学んだ事で、社会人としてあるべき姿に成長できた事、自身を企業が求める人物像に寄せる事を重視しての記述となっています。

インターンの自己PRの書き方について知りたい方はこちら

エントリーシートで間違いやすい点として、銀行を呼ぶ際には貴社や御社ではなく、文章上では貴行、口頭では御行と表現する事が正しいです。

エントリーシートの作成時には注意をしましょう。

面接時にもエントリーシートに記載した内容と同じような質問が想定されます。

企業側の求める人物像や企業研究を徹底的に行う必要があります。

またどんなにエントリーシートに具体性や説得力のある文章を書けたとしても、実際に現役銀行員に対して、自身の意見をぶつける事ができるかが勝負となってきます。

元気よくハキハキと受け答えする事は基本中の基本ですが、面接の練習を行わなければ緊張感のある本番には発揮ができませんので事前準備は怠らないようにしましょう。

インターンの面接対策に関する記事はこちら

銀行のインターンは内定直結?本選考に有利になるの?

外資系の銀行ではインターンシップの参加が内定に直結する事もあるそうですが、日本の大手メガバンクでは内定に直結するという情報はほとんどありません。

もともとインターンシップは優秀な学生を囲い込むという企業側の目的もある為、書類選考や1次選考が免除になる事もあるそうですが、明確な基準はない為、過度な期待は禁物です。

インターンが内定に直結する企業とは

まとめ

銀行のインターンシップは周りの就活生に確実に差をつける為の、知識やスキルの習得が可能となります。

例年競争率が高い銀行業界で最終的に内定を獲得するには、積極的なインターンシップ参加や企業研究が必須となり、同時に自身の自己分析を行う事で市場価値を高めていきましょう。

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