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更新日 2020.11.4

インターンシップの志望動機の書き方、職業別応募理由を紹介【例文】

インターンシップ 志望動機(志望理由)のポイント

インターンシップの面接を受ける際に必ず聞かれるのが「志望動機」です。

いざ、インターンシップの「志望動機」を書き始めようと思った時に“何を書けばよいか分からず”手が止まってしまい悩んでいる学生が多いのではないでしょうか。

そこで、今回の記事では、これからインターンシップを始める方でも面接官に伝わりやすい志望動機の書き方を分かりやすく例文付きで解説していきます。

インターンシップ選考だけではなく、就職活動の面接にも役に立つので、自分が欲しい情報を見つけて活かしてください。

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インターンシップの選考に通る学生の志望理由の特徴とは何でしょうか?

まず、志望動機を書く際に、考えることは「なぜ自分はその企業のインターンシップに参加したいのか」ということですよね。

ただし、それをまとめるだけでは、インターンシップの選考には受かりません。

企業側もインターンシップを行うのであれば、1日でも早く「即戦力」となる学生を受け入れたいという狙いがあります。

そのため、志望理由を書く際は、「その企業がどのような人材を求めているのか」を事前に考えてみましょう。

そして、面接官に「自分が企業の欲しがる人材である」ということを積極的にアピールしている学生は、他の学生よりも魅力的な志望理由になります。

インターンシップの志望動機を書く際の事前準備

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面接官に評価される志望動機を書くには、事前準備を徹底的に取り組むことが大切です。

事前準備は志望動機だけでなく面接にも直接的に関わってきます。

なので、志望動機を書き出す前に「自己分析」「企業研究・業界研究」「OB・OG訪問」の3つを行いましょう。

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志望動機を書き始める前に、過去の経験やエピソードから自分にはどんな強みや弱みがあって、どのような仕事がふさわしいのかを自己分析してみましょう。

まず、自己分析をする上で、自分は「インターンシップに参加する目的が決まっているのか」「インターンシップに参加する目的が決まっていないのか」の2つに分かれると思います。

どちらに該当するのかによって面接官に伝える内容も大きく変わってくるので、まずは自分の考えを整理しましょう。

【自己分析】インターンシップに参加する目的が決まっている学生

インターンシップに参加する目的が決まっている学生は、「将来やりたいこと」とそのインターンシップに参加する理由がどのように繋がるのかを明確に示す必要があります。

この繋がりが明確ではないと、「本当にうちの会社のインターンシップに参加したいの?」「他社のインターンシップでもいいんじゃないか?」と思われてしまいかねないので注意しましょう。

【考え方】

将来このようなことをやりたい

→貴社のインターンシップで○○を経験し△△のように役立てたい(学びたい)。

【自己分析】インターンシップに参加する目的が決まっていない学生

将来やりたいことがまだ明確に決まっておらず、インターンシップに参加する目的が曖昧な学生も多いのではないのでしょうか。

そのような人は、「やりたいことを明確にするためにインターンシップに参加する」という軸で志望動機を書いていきましょう。

ただし、ある程度は業界や職種は決めておくべきです。

「どの業界でもいいからとにかく学びたい」「とりあえずインターンに参加したい」という理由では選考落ちします。

とにかく、インターンシップの限られた時間の中で、「どう成長したいのか」「何を学びたいのか」「こんなことを頑張りたいか」を明確にすることで、説得力のある志望理由を書くことができるでしょう。

エピソードや特性を考える

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志望動機書などで自分の特性を相手に伝える場合、それを裏付けるエピソードや経験を書く必要があります。

自分の特性が分からない場合はエピソードから考えるという手段もあります。

インターン先企業はしっかり調べておきましょう。

企業理念やサービス内容を知ることで、その企業が「どのようなことを目指しているか」「その実現に向けてどのような人材を求めているか」が見えてきます。

また、その企業の競合となる同業界他社についても研究することで、その企業の強みや特性を知ることもできます。

企業研究のポイント

その企業の賞品・サービス内容

企業理念

その企業の独自の強みや業界での立ち位置

業績・成長性

求められている人物像

志望動機作成の際の情報集めの手段として、OB・OG訪問も有効です。

気になる企業や業界に就職した学校やサークルの先輩に話を聞いてみましょう。

「~のような話を実際に聞き貴社に興味を持ちました。」「貴社のインターンシップで○○のような経験を得たというお話を聞き応募いたしました。」

というようにOB・OG訪問で聞いた話を志望動機に盛り込むことも可能です。

インターンシップの志望動機の文章構成について

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志望動機に書くべき内容は主に上の3つです。

この3つを軸に「自分なりのエピソード」を肉付けしながら志望動機を作成していきましょう。

他の学生と差別化するためにも、自己分析や企業研究を基に自分ならではのエピソードを考えて、ここまで説明してきた内容を自分なりの言葉でまとめて書いていくだけです。

まず、「なぜそのインターンシップに応募したのか」を明確にしたうえで、その企業のインターンに興味を持ったきっかけを学生時代の経験や将来やりたいことを踏まえて、志望理由を書いていきましょう。

【インターンシップに応募した理由の例文】

『○○に関心があり、貴社インターンシップへ応募いたしました。

私は大学のゼミで△△について学び~という経験したため、御社の○○のような仕事に

興味を持ちました。』

実際にインターンシップに参加できた場合、その企業のインターンシップでどのような業務に関われるかをしっかり調べて置きましょう。

その内容を基にインターンシップの期間内にその企業で「身に付けたいスキル」「学びたい内容」「今後のそのスキルをどう生かしていくのか」を具体的に書いていきましょう。

抽象的な内容だと他の学生との差別化を図れず、印象に残らない志望動機になってしまいます。なので、筋道を立てて学生時代の経験を書くことを心掛けましょう。

その際、以下の点に気を付けて書きましょう。

【抽象的でNGな志望動機】

『貴社の「最先端技術の開発でお客様の生活に貢献する」という理念に共感したため

貴社のインターンシップに応募いたしました。』

あなたの熱意や意欲の高さをアピールしましょう。

インターンシップを通じて得たいものを示したうえで、その経験が自分の将来にどのように活用できるか、という長期的な視点からアピールするのも1つの手段です。

短期インターンシップの場合は「~を学びたい」「~を経験したい」という志望動機でも良いかもしれませんが、長期インターンシップに応募する場合はさらにその先の「貢献したい」という内容を盛り込んでも良いでしょう。

「インターンシップで~を学び、○○の面で貴社に貢献したいです」というように「学びたい」の先の「貢献したい」「役に立ちたい」という内容を具体的に書いた方が好印象であると言えます。

インターンシップの志望動機を書く時のコツ

基本的に結論を書き出しと文末に持ってくることで読みやすい志望動機になります。

まずは、結論であなたが最も伝えたいことを1行目に書きましょう。

ありきたりな文章ではなく、自分らしい文章を考えることで企業に興味を持ってもらうことが大切です。

志望動機を書く上で「最も伝えたいこと」は、「なぜその企業のインターンシップを志望するのか」ということです。

間違っても1行目から自己アピールや経験談を述べないようにしましょう。

インターンシップの志望理由を書く場合、企業から文字数の指定があることが一般的です。

文字数は150字・200字・300字・450字と企業によって違いますが、最低でも指定された文字数の8割以上は書きましょう。

あまりに文字数が少なすぎる志望動機は、「やる気がない」と見なされて読んでもらえない可能性さえあります。

【抽象的でNGな志望動機】

『貴社の「最先端技術の開発でお客様の生活に貢献する」という理念に共感したため貴社のインターンシップに応募いたしました。』

上のような志望動機は抽象的すぎる上、「誰でも書ける」と捉えられてしまい印象に残りません。

例えば以下のようなポイントに気を付けて書き直す必要があります。

チェックポイント

・インターンシップの業務内容とズレていないか

・学生時代の経験に数値を含めているか

・その企業にしかできない「学び」はあるのか

・インターンシップに参加して培った経験を将来どのように活かすか

・熱意や意欲はアピールできているのか

【例文付き】人気業界に受かるインターンシップ志望動機

高校卒業後は、プログラミングを学ぶために大学の情報学科に進学しました。

そこで得た知識を、多くの人を支えるためのシステムを構築する貴社で、生かしたいと考えております。

貴社のインターンに参加した際に、社員の方からとても高度なプログラミング技術を見せてもらい、感銘を受けました。

そんな貴社で、人々の役に立つシステムを構築できるよう、就職後もプログラミングの勉強を続ける所存です。

出典:《IT業界の内定を勝ちとる志望動機の作成ポイント【例文付き】》

「私は子育て環境の整備に携わりたいと思い、◯◯市を志望しました。

子育て支援に強く興味を持ったのはNPO団体での子ども支援のボランティア活動に参加してからです。

支援を必要としている保護者の方の切なる思いを耳にし、行政による環境整備が必要だと痛感しました。

◯◯市は子育て世帯が多く、保護者同士だけでなく、子ども同士が自由に交流できる場の提供に力を入れています。

そのような環境で、私は自身の「人の話にしっかりと耳を傾ける力」を活かし、子育てをしやすい地域づくりに貢献していきたいと思っています。

また、◯◯市は私が学生時代に慣れ親しんだ、思い出の町でもあります。

そのような愛着のある地域を今以上に住みよい街にしていきたいと思ったことも、◯◯市を志望した理由のひとつです。

出典:《【公務員】志望動機に何を書く?例文付きで紹介~地方公務員編~】》

私は金融業界に興味があり、銀行の業務をより深く理解したいと考えているため貴行のインターンシップ参加を希望します。

経済・金融に興味があり、大学のゼミでは金融学を中心に専攻しております。

学業を進める中で、経済の信用創造を担い、経済に血を送り出す「銀行」の重要性を実感し、将来自分も銀行で働きたいと考えるようになりました。

しかし、実際に業務を経験したことがないため、どのような能力が求められるのか?どのような業務を行うのか?が見えない状況です。

そこで、貴社の「バンカーの仕事をまるごと体験できる」というインターンシップ内容に興味を持ち、銀行の業務の一端を少しでも体感したいと想い、この度、応募致しました。

私は求人メディアビジネスに興味があり、より深く業務内容を知りたいと考えたため貴社のインターンシップに応募いたしました。

以前私がアルバイトを探していた際に貴社の求人サイトを利用させていただき、自分の希望する条件に合ったお仕事を丁寧に分かりやすく紹介いただいた経験から貴社に魅力を感じました。

私は学生時代、留学生支援活動を行うサークルに所属しており、留学生がアルバイトやコミュニティを探すお手伝いをしていました。

そこで「人と人とを結びつける喜び」を実感し、将来そのような職に就きたいと考えるようになりました。

そのため「人と企業をつなぐ」貴社のお仕事を経験させていただき詳しい業務内容を知りたいと思いこのインターンシップに応募いたしました。

都市開発に興味があり不動産デベロッパーを目指しているため貴社のインターンシップへの参加を希望いたします。

特に◯◯地域の都市開発で◯◯億円もの経済効果を生んだ貴社の実績に魅力を感じ、貴社に興味を持ちました。

私は大学で都市開発について学んでおり、ゼミでは「△△地区における過疎化の進行と都市開発による再生」をテーマに研究をしております。

貴社の目指す「日本の発展に貢献する街づくり」の一端を担う人材となるためにも、今回のインターンシップに参加し、具体的な業務内容や都市開発についての考え方を学びたいと考えております。

以上のことから貴社へのインターンシップに応募いたしました。

出版業界への就職を志望しており、御社のコンテンツの制作のお仕事内容を具体的に知りたいと思いこのインターンシップに応募いたしました。

特にファッション誌○○を愛読しているため御社に興味を持ちました。

近年のWeb・アプリ媒体の広がりで「出版不況」と言われてはいますが、媒体問わず必要なのは「質の高いコンテンツを生み出す力」だと思います。

私は長期インターンシップでWebサイト運営を行っておりますが、ユーザーが求める質の高いコンテンツ作りの難しさを実感しております。

このような時代だからこそ長年質の高いコンテンツ作りに携わってきた御社についてより詳しく知りたいと思い貴社のインターンシップへの参加を希望いたします。

私は将来商品開発に関わりたいと考えており、社員の方から商品開発事例やそれに至る経緯・考え方を学びたいと思い貴社のインターンシップへ応募いたしました。

貴社を含めた複数のメーカーが~のような商品に取り組んでいますが、中でも貴社の商品『△△』は○○の部分が大変便利で群を抜いて良質なものであると感じます。

そんなクオリティの高い商品を世に送り出している貴社だからこそ得ることができる情報や経験があると考えました。

以上のことから貴社のインターンシップ参加を希望いたします。

まとめ

ここまでインターンシップ志望動機の書き方をまとめてきましたがいかがでしたか?

もう一度おさらいすると、

記事のチェックポイント

①インターンシップに応募した理由

②インターンシップを通して何を身に付けたいか・学びたいか

③インターンシップへの参加後の意気込み

「自己分析」「企業研究・業界研究」を整理した上で、この構成に沿って書き進めれば魅了的な志望動機が完成するはずです。

あとは指定された文字数に合わせて自分なりの言葉で書くことができれば、「受かる志望動機」が出来上がるはずですよ!

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