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更新日 2020.12.23

三菱電機の平均年収は?年代・職種・役職・学位別に解説!

三菱電機は、1921年に創立された大手電気メーカーです。

もともとは三菱造船グループでありましたが、1921年の独立後、国内でトップのシェアを実現するなど、事業の成長をしてきました。

三菱電機は家庭用電化製品のイメージが多くありますが、その他にも重電システム・産業メカトロニクス・情報通信システム・電子デバイスなど合計5つの事業を行なっており、今や「三菱電機」の名を知らない人はいません。

今回は、そんな三菱電機の年収に関して、他企業と比較をしながらご紹介します。

三菱電機の平均年収と競合を比較!

  • 正社員の男女別の平均年収
  • 派遣社員の平均年収
  • 競合企業5社との年収比較

三菱電機の平均年収は、2020年3月期の有価証券報告書によると約817万円です。

日本人の平均年収が423万円なので、倍近くもあるようです。

正社員、派遣社員ごとの詳細を見ていきましょう。

正社員の平均年収は、先ほどお伝えした通り817万円ですが、男女別で若干異なるようです。

30代ですと男性が700万円前後、女性が620万円前後となっており、男性の方が多くお給料をもらっています

派遣社員に関しては時給制や月給制が多く、製作所では時給1,000円程度から、事務系では月給150,000円から160,000円での契約になっています。

正社員と比べるとかなりの差があるようですが、正社員への登用も行なっているようです。

三菱電機は、競合企業と比較するとどのくらい年収に違いがあるのでしょうか。

競合企業との比較を、以下の表にまとめました。

(平均年齢は40代)

会社名 平均年収
三菱電機 806.9万円
日立 902.6万円
東芝 868万円
パナソニック 754.6万円
シャープ 737.3万円

上記のように、三菱電機は大手競合と比較してみると、電機業界の中では平均的な年収であることが分かります。

【年代・職種・役職・学位】三菱電機の年収はいくら?

  • 年代別の年収
  • 職業別の年収
  • 役職別の年収
  • 学位別の年収

全国平均的に見てかなり高水準の三菱電機ですが、その中でも条件によって年収に差があるようです。

それぞれについて、三菱電機の年収をご紹介します。

三菱電機の年収は約817万円ですが、初任給は21万円から23万円ほどなので、年収にすると250万円から270万円ほどになります。

(学位によって異なります)

また、最高で50歳から54歳の年収が881万円となっているため、年齢によってかなりの差があるようです

以下の表は、5年ごとの年代別の三菱電機の年収です。

年齢 年収
20歳~24歳 298万円
25歳~29歳 570万円
30歳~34歳 610万円
35歳~39歳 631万円
40歳~44歳 705万円
45歳~49歳 803万円
50歳~54歳 881万円
55歳~59歳 873万円
60歳~65歳 569万円

20代後半から年功序列で年収が上がっていき、50代前半が最高潮、50代後半からは徐々にもらえる額が減っていくことが分かりました。

ダントツで年収が高いのは50歳から54歳の881万円ですが、全年齢でもっとも年収が高いとされる50代の平均年収は510万円~570万円のため、年功序列制度の根強い三菱電機に就職することができると、より安定したキャリアを積みやすいのではないでしょうか。

また、後ほど解説をしますが40代から50代では役職に就いていることも多く、50代になると部長や課長へ昇進する人もいます。

そのため、他の年代と比べて40代から50代の平均年収が大きく上がっているのではないでしょうか。

あくまで全体での年代別の平均ですので、さらにジャンルごとに区切って年収を比較していきます。

三菱電機の中には3つの職種があり、総合職・技術職・一般職に分かれます。

平均水準としては高いのが特徴ですが、その中でも業務内容によって給与に差があるようです。

また、三菱電機には「事務系総合職」と「技術系総合職」があり、総合職でもそれぞれで業務内容が異なります。

事務系総合職は国内外問わず営業から、経理や財務、人事や経理の管理を担い、事業を総合的に支える業務を行っています。

技術系総合職は、研究や開発、電気・機械・システム・ソフトウェアの設計など、世界で通用するレベルの内部技術の管理をメインとしています。

職種別の年収の平均は以下です。

職種 年収
総合職 1,056万円~1,156万円
技術職 710万円~810万円
一般職 726万円~826万円

一般的に見ても高水準であることは確かですが、総合職となってくるとさらに年収が高くなり、年収1,000万円を超えてくることが分かりますね。

次に、役職ごとの年収を比較していきます。

役職に就くことはそう簡単ではないはずですが、大手メーカーの三菱電機で役職に就くことができると、さらに年収アップを目指せることでしょう。

役職別の平均年収は、以下の通りです。

役職 平均年収
主任 805万円
係長 909万円
課長 1,201万円
部長 1,327万円

部長クラスとなると1,300万円以上の年収となっています。

全国の部長の平均年収は約1,070万円のため、三菱電機で役職に就くと、平均よりも多くの給与が与えられることが分かりますね。

また、早い人では30代で役職につく人もいるそうで、三菱電機の30代の平均年収は30歳から34歳が610万円、35歳から39歳で631万円。

同年代の平均と比較すると1.5倍以上、年収に差がつくことが分かります。

学歴によって初任給が異なったり、生涯年収も変わってくる企業が多いですが、三菱電機もその一つ。

学位別の平均年収を比較してみます。

(比較年代は50歳~54歳)

最終学歴 年収
大卒 1,090万円
短大卒 932万円
高卒 793万円

大卒と短大卒では年間で158万円の差ですが、大卒と高卒を比べてみると297万円と約300万円もの差があることが分かります。

他にも職種や役職によっても異なってくるでしょうが、最終学歴による年収の差はかなり開いているようです。

三菱電機の福利厚生について

 

三菱電機は大手メーカーでもあるため、福利厚生制度が充実しています。

その中でも、特に重要視する方が多いであろう、以下の3つに関して情報をまとめました。

  • ボーナスに関して
  • 住宅手当に関して
  • 退職金に関して

三菱電機では、ボーナス(賞与)は年に2回、6月と12月に支給されています。

また、年代や役職によっても年収が違うため必然的に支給額も変わってきますが、平均としては200万円~400万円前後とのことでした。

また、2020年の大手企業の夏ボーナス平均は92万5,947円。

コロナウイルス感染症の影響もあって前年度より6%減ったとされていますが、それでも三菱電機のボーナスは非常に高い傾向にあることが分かります。

三菱電機には住宅手当を含む、「住まい」の福利厚生制度があります。

大きく分けて以下の4つの制度があり、それぞれについて解説します。

  • 社宅・家賃補助
  • 住宅融資・社内融資制度
  • 社員持家借上制度

まず社宅・家賃補助制度では、その名の通り社宅の現物支給や家賃補助を行なっています。

続いて住宅融資・社内融資制度では、家や車を買う時やお子さんの教育費にも低金利での融資や借り換えが可能であり、生活に優しい制度と言えます。

次に社員持家借上制度では、転勤により持家を手放す必要があるときに賃貸仮契約を行い、家賃収入を得ることができます。

最後に寮制度では、独身・単身のみですが寮の提供も行なっています。

家賃も抑えることができて、生活に余裕ができるため、仕事にも専念しやすくなりそうですね。

三菱電機の退職金に関して、具体的なデータは明かされていませんでした。

ですが、長年勤務し定年まで勤め上げると、かなりの金額がもらえるようです。

昔と比べると、現在退職金の金額が減っているとも言われていますが、三菱電機は大手であるだけあって、退職金の面でも福利厚生がしっかりしているのかもしれません。

三菱電機の年収が低いと言われる理由は?

三菱電機は大手三菱グループの会社ですので、先ほどもお話ししたように年収の水準は高い傾向にあります。

年収が低いと言われる理由は、若いとどうしても水準が低くなってしまうからではないかと言われています。

また、クチコミサイトには「管理職になれないと年収に差がつかない」ともあり、平均年収の817万円は管理職の方も全て合わせた平均値のため、一般社員が手取りでもらえる金額は実際のところはもう少し低くなるでしょう。

とはいえ、全国平均で見ても三菱電機はある程度年収が高い方ですので、一言に「三菱電機の年収が低い」と言われるのは、あくまで噂でしかないのかもしれません。

三菱電機に転職するには

  • 三菱電機が求めている人材について知る
  • 転職エージェントに登録する

まずは、三菱電機が求めている人物像を理解する必要があります。

公式ホームページにある求める人物像は、以下の3つです。

  • 強い意志を持ち、自ら行動する人
  • 周囲と協働し、より大きな力を生み出す人
  • やりとげる責任感を持つ人

三菱電機は家電だけでなく、多方面での事業を行なっているため、それぞれのジャンルでの高度な技術の向上とともに、その品質を継続して安定させなければなりませんね。

そのために大切なのが人の力であり、一人ひとりが成長し続ける必要がある、と人事部の方が述べています。

また、大組織で事業を行なっているため、個人の力だけでなく周りと協力しつつ、事業を大きくしていくことのできるチームワークも欠かせないことでしょう。

三菱電機は安定した大手企業ですので、就職することは簡単とは言えないかもしれませんが、まずは求めている人材を目指して行動してみるといいかもしれません。

また、契約社員から正社員への雇用も行なっているとのことでしたので、過去のキャリアなどから真面目に頑張っていたと評価されれば、就職へと一歩近づけるのではないでしょうか。

現在転職を検討している方は、まず転職エージェントに登録して色々な企業を見てみるといいかもしれません。

転職エージェントを利用するメリットは、主に以下の6つです。

  • 無料で就職先を探すことができる
  • スケジュール調整を行ってもらえる
  • 履歴書を毎回作らなくてOK
  • 第三者に相談ができる
  • 会社内の雰囲気がわかる
  • 非公開の求人が多い

特に一番最後の非公開の求人が多い点に関してですが、転職エージェントでしか取り扱っていない求人が多いため、求職者にとっては有難いサービスであると言えます。

また、転職エージェントは業界を知り尽くしたコンサルタントがアドバイスをしてくれるため、自分1人で職を探す必要がないうえ、プロに相談できるという安心感もあるでしょう。

そして、これらのサービスは全て無料で利用することが可能

転職に関するアドバイスを受けつつ、面倒な作業やスケジュール調整はエージェントにお任せ。

さらに非公開の求人が多いのも特徴。

転職エージェントのサービスを利用することは、転職を考える上でかなり有利に働くのではないでしょうか。

まとめ

本記事では、三菱電機の年収や福利厚生などについて解説してきました。

三菱電機は、年功序列制度で給与が上がり、さらに管理職となると年収アップを目指せることがお分かりいただけたかと思います。

一般的な平均年収と比較すると高めの水準ですが、それだけでなく大手メーカーなので今後も事業展開を拡大していく上で、やりがいを感じられることでしょう。

また、福利厚生制度もしっかりしているため、安心して業務に取り組むことができそうですね。

ぜひ、転職を考える上で参考にしてみてはいかがでしょうか。

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