博報堂の平均年収は?初任給や契約社員の年収、職種別の年収を解説
日本国内の広告代理店においてトップクラスである博報堂。
本記事では博報堂の年収から見えてくる企業としての全容や、中途入社・新卒入社を考えている方々へ向けた記事内容となっています。
新卒と中途入社での違いや、給与以外の福利厚生なども含め徹底解説していきます。
博報堂という会社への理解度を深め、悔いのない転職を実現させましょう。
■まとめ
平均年収が1,000万円を超える超一流企業では会社毎で様々な年収の推移があります。
博報堂は基本的に年俸制で、賞与は年に1回の支給となります。
平均年収は令和1年の有価証券報告書によると1,079万円となっております。
男女合わせた平均年収 | 1,079万円 |
---|---|
男性平均年収 | 899万円 |
女性平均年収 | 720万円 |
日本国内の企業内では間違いなくトップクラスに属する事が分かります。
年代・性別・年収を分布させた中央値の比較では男性社員の年収は899万円に対して、女性社員は720万円という数値になりました。
この男女の年収差は、役職比率の差に比例しております。
女性の役職率は2019年で約7%前後となっている為です。
高給取りのイメージが強い広告業界ですが、競合他社とはどのような差があるのでしょうか。
電通とADK(アサツーデイケイ)と比較をしてみましょう。
会社名 | 平均年収 |
---|---|
博報堂 | 1,079万円 |
電通 | 1,169万円 |
ADK | 763万円 |
広告代理店業界では、博報堂と電通のみ平均年収が1,000万円を超えております。
広告代理店全体の平均年収は570~670万円に推移しており日本のサラリーマンの平均的な年収よりも百万円以上高い業界となります。
広告業界で2台巨頭を誇る博報堂と電通はライバル関係として比較される事が多いです。
社風も対照的で電通は体育会系でまるで武士のようだと表現される事に対して、博報堂は紳士と表現されます。
上下関係やマナーに厳しい電通に対して、個性の尊重や緩やかな上下関係といった違いがあります。
新卒採用の場合、初任給は28.5万円です。
大学院卒でも同等の金額となるようです。
博報堂は年俸制となっており、342万円が初年度の年収です。
そこに超過残業代と、年1回の業績賞与が上乗せされるようになりますので、初年度の年俸は342万円+αという金額になります。
中途採用の場合も、新卒採用と同様に28.5万円という金額となります。
1年目の年収は、約342万円+【超過残業手当と業績委賞が加算された金額】となっているようです。
中途入社と新卒入社で年収においては差がでないようです。
また残業代が付与されるのは入社3年目までです。
その後はキャリア毎に1年間毎に年収が100~150万円増えていきます。
中途入社の枠として、契約社員採用というものがあります。
契約社員も当然年俸制であり、今までの経験や職歴などから、400~800万円の年俸を提示されます。
契約社員と正社員の場合の違いは年に1回の業績賞与がありません。
その分残業代などで給料を増やしていくそうです。
福利厚生では賞与以外は正社員と同等の待遇を受ける事が可能となります。
正社員になる為には、局長の推薦が必要となります。
その後、書類選考が行われ、最終的に面接にたどり着き、正社員登用される契約社員は全体の1%前後とかなり狭き門となります。
その為、最初に提示される年俸が非常に重要になる事が分かります。
博報堂は商社などである、総合職・一般職・技術職などの垣根が存在しません。
60以上の事業部が存在し、大別すると営業・マーケティング・制作という仕事に分かれています。
入社7年目までに最低でも3部署での仕事を経験する事となります。
一つの専門分野に長く身を置くのではなく、様々な業種での経験を身に着け、業界の特徴に合わせて幅広く知識・経験を積む事が社風となっているようです。
年代別では50~54歳の時に男女ともに年収のピークを迎えます。
男性では平均1,296万円、女性では1,206万円となります。
平均年収で1000万円を超えてくる年代は男性であれば40歳、女性であれば45歳からの世代です。
商社などで総合職と一般職での年収格差や男女比率が博報堂では存在しない為、年収の差は役職比率の差のみと考える事が出来ます。
入社後にはどのようなキャリア形成がされていくのでしょう?博報堂にも一般の会社同様、役職制度が用意されています。
60を超える部署毎での役職ごとでの年収比較を表にまとめてみました。
役職 | 想定年収 |
---|---|
アカウントエクゼクティブ | 700~900万円 |
ディレクター | 1,000~1,400万円 |
マネージャー | 1,300~1,500万円 |
部長 | 1,800~2,000万円 |
博報堂では30代前半で年収1,000万円を超えてくる社員が多く、一つの目安としてディレクター職に就くことが最短の近道であると言われています。
特徴としては年収が1,000万円をこえてくると上がり幅は少ない傾向にあります。
国が定めた福利厚生は全て完備されています。
- 健康保険
- 介護保険
- 厚生年金保険
- 児童手当拠出金
- 雇用保険
- 労災保険
その他法定外福利厚生としては以下になります。
- 交通費全額支給(上限なし)
- 会社都合による異動での住宅手当
- 年1回の定期健康診断
- 育児・介護支援(赤坂TBSビルに併設されている合同託児所の割安利用、介護に関しては休暇の取得が可能)
- 社内食堂・マッサージルームの完備
- 年2回の5日間連続休暇の取得
広告業界は激務と言われており、残業時間も多い特徴です。
近年では働き方改革が推進されており、社員のライフステージに合わせた福利厚生が充実しているいる事がわかります。
博報堂の生涯年収は約4億7,000万円です。
日本のサラリーマンの平均的な生涯年収が約2億円と言われておりますので、約2倍近い賃金の獲得が可能となります。
就活塾とは、就職活動における、内定が出るまで就職支援を行う企業を指します。
国内における一流企業・ホワイト企業は当然のことですが、非常に門が狭く、倍率は数十倍を超える企業がほとんどです。
企業ごとのエントリーシートの書き方から始まり、グループディスカッションの模擬練習、ビジネスマナーなどを指導してもらえます。
就活塾はその名の通り、就職活動におけるノウハウ対策、知識などを学ぶ学習塾と言えるでしょう。
サービス自体は有料で、様々な就活塾によって料金体系は異なります。
希望する企業のランクによっても契約金額は異なる事が特徴的です。
就活塾を利用する一番のメリットは就職のプロの指導を受けられる事です。
就活塾の講師のほとんどは様々な業界に精通している人材が多く、特に人事出身の講師が多いようです。
どのような有名企業でもまず就活生と対峙するのは人事担当ですので、人事のエキスパートの指導を受けられることが非常に効果的な事がわかります。
就活塾によっては、もしも一流企業もしくはホワイト企業の内定が獲得できなかった場合、契約金額の全額返還を行ってくれる就活塾もある為、安心して利用する事が出来ます。
転職エージェントとは厚生労働大臣の認可を受けた民間の職業紹介会社です。
同じような職務内容では今まではハローワークなどが代表的でした。
転職エージェントの利用方法は、まず転職エージェントサイトへの登録を行います。
サイト内で、自身の職務経歴書を作成し、転職を考えている業界や理由、希望年収なども同時に登録します。
転職希望者と人材を欲している企業との仲介に入り、登録者が希望する転職先をマッチングする事が転職エージェントの役割となります。
また転職エージェントのサイトは多岐に渡り、それぞれで特徴が異なります。
未公開求人に特化しているエージェント、年収が〇百万円以上の転職求人のみ扱っているエージェントなど現在の状況と希望に合わせた転職エージェントへの登録をお勧め致します。
転職エージェントに登録するメリットは、現在の仕事を続けながら転職活動における情報を転職のプロが無料で提供してくれる事です。
また希望をすれば転職エージェントと面談を行い、自身が把握していなかった強みなどを第三者から見出す事が可能となります。
また前述の通りハローワークと業務内容が似ていますが、転職エージェントは業界毎の専門性に特化しており、アフターケアも含めて質の高いサービスを受けられると評判です。
博報堂が間違いなく日本のトップクラスの超一流ホワイト企業である事は間違いありません。
収入面や福利厚生においても、従業員の満足度は高いと言えるでしょう。
博報堂への転職を検討している場合は、まずはハイクラス人材を紹介してくれる転職エージェントへの登録が最も近道となります。
自身の市場価値を第三者に査定をしてもらう事で現状を知ることが出来ます。
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