就活浪人は不利?既卒者が内定を獲得するための就活のやり方と注意点
就職留年も就職浪人もそれぞれメリット・デメリットがあります。
この記事では、主に就職浪人のリスクやその就活方法を詳しく紹介していきます!
就職浪人は、大学を卒業して就職活動を続けることです。就職留年との大きな違いは、学生ではないということです。
就職浪人はすでに大学を卒業しているので「既卒扱い」となる場合もあり、中には中途採用枠での採用となることもあります。
企業によっては本来の学年プラス2年までを「新卒扱い」とするところや、「第二新卒」として採用枠を設ける場合もあります。
自分の志望する企業の応募要項をチェックする必要があります。
就職留年とは、留年をして学生のまま就職活動を続けることを言います。学生のままなので、新卒扱いとなります。
希望する企業に就職できなかったり、内定が一つももらえなかった場合などに、大学を卒業せずに就活を続けるのです。
留年は、浪人や休学と異なり就活においてはあまり良い印象を与えません。
浪人の場合には、受験勉強で頑張ったイメージがありますが、留年の場合には単に大学をさぼっていたイメージが強いからです。
もちろん例外的に留年をしてしまったような場合もありますが、いずれにしても前向きな理由をよく考えておく必要があります。
例えば、勉強に対する迷いがあり一時的に勉強していなかったなどといった理由ならばそれほど問題はありませんが、単にやる気がなくて授業に出ていませんでしたといった理由は印象が悪いでしょう。
就職留年は、新卒扱いになるというメリットがある反面デメリットもあります。
学生として大学に在籍したまま就活をすることになるので、大学の学費を1年分余分に払わなければいけないのです。
そういったデメリットも考慮したうえで、大学に残るかどうかを判断しましょう。
- 自己分析に時間を割ける
- 資格取得、インターン参加など自分磨きできる
ここまで就職浪人で不利になるポイントをまとめてきましたが、これらが理由で就職できないわけではありません。ここからは就職浪人するメリットを考えていきましょう。
就職浪人中は時間があるので、できることがたくさんあるんです!
就職活動に自己分析は不可欠です。就職浪人中は自分をきちんと見つめ直す時間が多くあり細かく自己分析をすることが可能です。
自分のこれまでの経験を振り返り、自分の志向や強み・弱みなどを明確にしましょう。
就職浪人中は学生時代に比べて時間が多くあります。就職活動に有利になりそうな資格を取得してみたり、志望業界・企業研究に役立つセミナーに参加してたりと、自分磨きに時間を多く割くことができます。
他にもインターンシップに参加して社会経験を積むなどの選択肢もあります。
- 中途採用枠の可能性があり新卒よりも不利
- 学校からのサポートを受けられない
就職浪人は「中途採用」として扱われる場合が多いので、これだけでも就職活動に不利になると言えるでしょう。
日本の人材登用の傾向はやはり新卒が有利となっています。
これに加えて就職浪人には学校のサポートが受けられないなどの不利な条件が重なるので、一般的にはリスクが高いと言われているわけです。
就職浪人は既に学生ではないので、学校が集めた情報を閲覧したり、就職アドバイザーに相談することは難しいです。
このためにより積極的な情報収集が欠かせませんし、努力の量は基本的に増えると考えられます。
また学校と企業のパイプを利用できないのは、大きな障害となりえます。
企業側は「この学校からなら何人か取ろうかな」と言った付き合いをしているケースもありますが、この後ろ盾がなくなるので実力勝負になりやすい傾向があるはずです。
企業側はフレッシュマンを重視して採用する傾向にあり、中途採用ではスキルや経験をかなり重視するケースが多いです。
就職浪人の場合は新卒ではなく、加えて経験の積み重ねもありませんから、これは採用条件としては不利と言えます。
つまり自身が就職活動をしている時、競合相手になるのは新卒と経験を持った人間と言うことになれば、自身の武器をしっかりと持っていなければ、なかなか目にとまるアピールをすることは難しいでしょう。
- 資格の勉強など意味のある過ごし方にする
- 自己管理を徹底する
- 同じ企業への再挑戦は難しい
- 採用側の目が厳しくなる
採用面接の際に卒業してから就職浪人期間に何をしていたかとを聞かれることも少なくないようです。
この点については採用担当者にしっかりと説明できるよう、日々をどのように送るのかを考えておくことが欠かせません。
無為に過ごしてしまった期間があったとしても、資格の習得やビジネスマナー研修の参加などがあれば、積極的に自己啓発に努めた印象を与えることが可能なはずです。
採用に向けてどのような努力を行ったのかを、複数アピールできるような計画を考えておくと良いです。
就職浪人はアルバイトの時間などは必要になりますが、学生の頃より自由に予定を組める時間も多くとれます。
時間に余裕がある場合、計画的に行動すれば非常に有意義な時間を過ごせますが、無駄に過ごすこともできてしまいます。
一度目の就活で上手くいかなかった場合は、更なる自己分析な自分磨きが必要なものです。
怠けた生活を送ってしまうと浪人した甲斐もなく、二度目も同じような結果となるでしょう。
希望する企業の選考に落ちてしまい、就職浪人を決めて次の就活で再チャレンジすることは可能かもしれません。
しかし、内定をもらう難易度は一度目の挑戦より難しいと覚悟しておきましょう。
担当者が変わった場合、評価が変わる可能性はありますが、それに期待せず自分自身を変えることが大切です。
同じ企業を受けるのであれば、なぜ落ちたのか自己分析を徹底的に行い、採用したいと思ってもらえる人材に成長しなければ合格はないでしょう。
既卒者は選考を受けられない企業もあるものの、厚生労働省から「大学卒業後3年以内の既卒は、新卒として扱うこと」という通達が出たことによって、多くの企業では既卒者も新卒の採用選考を受けることができます。
しかし「選考を受けられる」だけで安心はできません。
在学中に就職できなかった理由と、その理由に対する企業側が持つ不安を払拭できるようにしなければ、採用側が既卒者に向ける目は厳しいものです。
就活をしたものの、就職をすることが出来なかった場合、今度こそ就職できるように就職活動をしていく必要があります。
就職浪人生が行わなくてはならない事は、何が原因で就職浪人になったのかを探る事です。
どういった事が原因で就職浪人をすることになってしまったのかの原因がわかれば、それに対して対策をしていく事が出来ます。
原因も探らないまま就活をしても、また同じことを繰り返してしまえば何度挑戦をしても同じことになります。
まずは原因を探り、対策をしていくところから始めるようにし、時間をかけてしっかり対策をしていくようにしましょう。
就職浪人になるには必ず何らかの原因があるはずですが、どういった事が原因になりやすいのでしょうか。
自分なりに考えるだけではなく、他の人からの指摘によって気づける部分もありますし、面接時の面接官の対応などを思い出してみれば、原因がわかる事もあります。
就活への準備が遅れてしまえば、自分が希望する求人への応募に間に合わない事があります。
企業の選考には応募の締め切りがありますので、そこに間に合わなければ選考をしてもらう事さえできなくなります。
早めの段階からこまめに情報をチェックするようにし見逃さないようにしたり、忘れないように気をつけておく事によって対策をしていく事が出来ます。
将来の事も考えずに毎日何となく過ごしていると、将来進みたい道が定まらない事もあります。
もたもたと考えているうちに応募する事が出来ずに終わっていたという場合は、将来についてどう進みたいのかを早急に考える必要があります。
就活では面接対策は必須になりますが、それが出来ていなければ成功をすることはありません。
笑顔が足りなかったり、基本的なマナーが守れていなかったという事であれば、根本的な部分から直していかなくてはならないでしょう。
いい条件の企業を見つけたからとりあえず応募をしてみたものの、企業研究をしていなければ他の人達と比較をした時に落とされてしまうことになります。
企業研究をしっかり行い、企業の考え方や理念などを学んでおくようにしましょう。
たくさん応募をしても立て続けに不採用が続けば、確実に不安な気持ちは高まっていく事になりますが、本当に最後まで全力で頑張る事が出来ていたのでしょうか。
不採用ばかりであれば自分に自信が持てなくなり、最後は諦めるような状態で挑んでいた可能性があります。
自信がない姿の学生は、堂々とした姿の学生に比べて見劣りをするのは当然です。
最後まで全力で諦めずに挑む事が大事といえるでしょう。
気心の知れた友人や家族から、何が原因だったのか、思い当たる節がないかを聞いてみるのもいいでしょう。
自分で考えた原因や、他の人から見た意見を総合して考えるようにすれば、自分に足りなかったのは何かがわかるはずです。
- 就職浪人は既卒扱いの場合がほとんど
- 就職留年は新卒扱い
- 就職浪人中の過ごし方が重要!
- 就職活動に失敗した理由を明確にするべき
就職浪人は確かに就職に不利な場合もあるとは言えますが、だからといって希望通りの就職を見込めないというわけではありません。
最後まで諦めずに、充実した就浪生活を送りましょう!
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