日本の大手総合広告代理店といえば、電通・博報堂・ADKです。
ここでは、就活生が知りたい電通・博報堂・ADKの特徴や強みをご説明します。
マスメディアのシェアの高さは一目瞭然で、世界的にも5位という地位を誇っています。
体育会企業で、しっかりと働いて実力をつけたい人にはおすすめの環境。
福利厚生が充実していますし、給料に関しては業界トップの水準です。
スタイリッシュな社風で企画力や提案力にかなり強く、社員同士の創発を重視しています。
個人の実力を活かして勝負したい人におすすめ。
フリーバカンス制度があり、オンとオフをうまく切り替えて働ける環境です。
年功序列が少なく自由な社風で、従来の広告代理店にはない人材を積極的に採用しています。
多くの国民的キャラクター版権を持っているところも特徴の一つ。
配信業者や出版社とのネットワークは他どの代理店よりも強く、アニメコンテンツは海外で人気が高いため、今後の成長が期待されています。
✔電通の給与水準はトップクラス
✔博報堂にはフリーバカンス制度がある
✔ADKはアニメなどのコンテンツに強い
3大広告代理店の違いを比較してみましょう。
電通...15,615億円
博報堂...9,470億円
ADK...3,528億円
これは、各社の決算資料による2017年度の売上高です。
圧倒的に売上が高いのは電通で、業界2位と言われている博報堂と比較しても大きな差があります。
電通は、グローバル展開していることから海外で稼ぎ出していることが、売上に大きな差が出る要因です。
ADKはライセンスビジネスも行なっているため、今後の成長が期待できます。
ポカリスエット(大塚製薬株式会社)
BOSS(サントリーホールディングス株式会社)
au(KDDI株式会社)
ガリガリ君(赤城乳業株式会社)
人生は夢だらけ(株式会社かんぽ生命保険)
国内広告代理店シェアNo. 1だけあって、馴染みのある広告を手がけています。
きよらのたまご(株式会社アキタ)
1UP(住友生命保険相互会社)
PlayStation4(ソニー株式会社)
Pokemon GO(株式会社ポケモン&Niantic社Inc.)
日野デュトロ(日野自動車)
クリエイティブな博報堂は、印象に残る広告を多く手がけています。
早稲田アカブランドムービー(株式会社早稻田アカデミー)
東京エレクトロン(東京エレクトロン株式会社)
新しい服を、さがそう(株式会社宝島社)
マクセルDVD(日立マクセル家具式外社)
LUX(ユニリーバジャパン株式会社)
ADKが手がけた広告の中でも、宝島社の新聞広告はメッセージ性が強いものが多く、目を引きます。
✔電通の売り上げは三社の中でトップクラス
✔電通は国内シェアNo.1
✔ADKは今後さらなる成長を期待できる
電通・博報堂・ADKに内定をするためには、それぞれの広告代理店の選考フローを頭に入れて、しっかりと対策を取ることが大切です。
広告代理店の選考フローは複雑だと言われていますし、企業によって多少の違いがあるので注意が必要です。
ここでは、それぞれの企業の選考フローや傾向、対策についてご説明します。
エントリーシート(ES)締切→適性検査締切→1次面接→2次面接→3次面接→4次面接→内定
選考では、電通への熱意と高いコミュニケーション力が重要な基準となります。
広告業界の中での電通の実情などをしっかりと理解してOB訪問を行い、コミュニケーション力をアピールすることが大切です。
「面接でもっと話しを聞いてみたい」と思わせるような読ませる内容を書くことが大切です。
印象に残るエピソードをできるだけシンプルに、自分らしい短くて強い言葉で表現することを意識しましょう。
若手・中堅社員が面接官です。
コミュニケーション力がチェックされるため、面接官を飽きさせないように会話を進めましょう。
部長クラスが面接官で、志願度の高さが問われます。
やりたいことをまとめて、熱意を伝えることが大切です。
3次面接からは個室で行われます。
2次面接と同じように、働く覚悟や熱意をしっかりとアピールしましょう。
役員が面接官の、顔合わせと意思確認の場です。
選考は3次面接で終了しているので質問も少ないのですが、気を抜かないことです。
エントリーシート(ES)締切→テストセンター締切→1次面接→グループディスカッション→2次面接→内定
選考では、難しい問題にも素早く答えが出せる頭の回転の良さや、困難なこともやり抜くことができ意志の強さが重視されます。
さらに、個々の良さを評価する社風があり、自然体で信頼関係が築ける素直さも求められます。
自分らしく面白そうな言葉で表現することを意識しましょう。
理由も論理的に書くと、自分らしさがさらにアピールできます。
良い印象を与えるように、元気よく端的に話すことを意識しましょう。
思い付きだと思われないように、何重にも根拠を重ねて、質問に対して面接官を納得させる答えを持つことが大切です。
良い結論を出そうとする姿勢が高く評価されます。
人数が多いと議論もまとまりにくいため、間を取り持とうという姿勢を取ることも大切です。
問いかけに対して、素早く端的に答えられることが高評価に繋がりますから、会話のテンポを意識して話しましょう。
面接というよりも、会話に近い雰囲気で行われます。
エントリーシート(ES)締切→WEBテスト→1次面接→2次面接→3次面接→内定
面接では、なぜ電通や博報堂ではないのかということを必ず質問されます。
OB訪問をするなどして、自分なりの回答を掘り下げておくことが大切です。
ADKでは、相棒採用という独特の採用方法を導入しています。
これは、1次面接の面接官を選べるという方法で、事前に社員に少人数で会い、良さそうだと思った5人を指名すると、そのうちの1人と面接ができます。
事前に会っているので、緊張せずに面接が受けられます。
長々と文章を書くのではなく、ビジュアル面を意識して自分の言葉で表現することが大切です。
端的でわかりやすく表現することを意識しましょう。
事前に面識がある社員(相棒)が面接官です。
とにかく素直に、ありのままの自分を表現することを心がけましょう。
部長クラスが面接官です。
広告のアイデアや好きなCMなどを聞かれるので、複数のアイデアをまとめておきましょう。
質問に対して的確に答えることで、評価も上がります。
役員クラスが面接官のグループ面接です。
グループの中で際立てるかを見るという理由もあるため、広告業界の面接で予想される質問は事前にしっかりとチェックしておきましょう。
どのような質問にも的確な答えが即答できるように、準備しておくことが大切です。
✔コミニュケーション力をアピールするべき
✔頭の回転の早さなどが見られている
✔OB訪問などで志望理由をきちんと固めておくことが重要
広告業界の3大王者である電通・博報堂・ADKは就活生の人気が高く、毎年多くの学生がエントリーしています。
企業によって様々な選考フローがあり、自分を信じて選考を進めることが大切ですが、内定者にはどのような人が多く、就活時にどのようなことを心掛けているのでしょうか?
そこで、内定する人に共通するポイント5つをまとめてみました。
ミーハーな気持ちでエントリーする人が多い広告業界では、本気度があるかどうかを判断するためにOB訪問数が選考基準となっています。
それに、広告業界は人脈が命ですから、OB訪問という人脈形成の力が発揮できない人は、期待できないと見られてしまいます。
人気の高い業界の広告代理店では、志望理由が重要視されます。
「なぜ他社ではなくてうちなのか?」説得力を持って回答できれば、面接官を納得させることができます。
選考では、限られた時間や文字数で、自分の魅力を面接官に伝えなければいけません。
伝え方を磨くためには、OB訪問をすることでプロの目線で厳しくチェックしてもらうことが大切です。
広告代理店は、クライアントの課題についてコミュニケーションを使って解決することを意義としています。
CMをただ単に面白いという見方をするのではなく、背景や作られた意図から見るようにしなければいけません。
広告代理店は、言葉で人の心を動かすのが仕事です。
面接では、自分の言葉でわかりやすく、自分なりの表現に落とし込んで的確に回答できる人が求められます。