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更新日 2021.1.5

マーケティングのインターン内容!おすすめ企業と得られるスキルについて

近年マーケティングという言葉をよく耳にします。

なんとなく意味は分かっていても仕事内容を具体的に説明できる人は少ないのではないでしょうか。

本記事は、マーケティングの仕事内容の全体像と、学生がマーケティング業界のインターンシップを利用する事で身に付ける事ができるスキルをご紹介していきます。

マーケティングの種類とは

マーケティングとは自社の商品やサービスの認知度を上げ、より効果的に販売・契約に至る為に広告などを用いて宣伝をしていく仕事と考えてもらえればイメージしやすいです。

マーケティングにもいくつかの種類が存在します。

それぞれの特徴を解説していきます。

  • CRM
  • マーケティングデザイン
  • デジタルマーケティング
  • SNSマーケティング
  • コンテンツマーケティング
  • インフルエンサーマーケティング

CRMとはCustomer Relationship Managementの略で顧客管理の分析という意味です。

膨大な顧客データを分析して、1年以上購入やサービス利用のない休眠顧客へのアプローチや、既存顧客に対しての利用期間を延ばすための施策の立案などを行います。

商品の購入やサービスの解約時のアンケートなどは顧客管理データの分析に用いられる事が多い事も特徴的です。

顧客情報の分析をし、多くの顧客の要望を叶える商品・サービスの開発を担当します。

またマーケティングデザインとは既存の概念を打ち破り、新たな消費ニーズを掻き立てる商品の開発を担当する事もあります。

マーケティングリサーチは主に売れなくなった商品の理由や原因を分析する事に対して、マーケティングデザインは現状利用がゼロに近いユーザーに対しての新たな潜在ニーズの分析を行う手法となっています。

デジタルマーケティングとは、顧客が主にWEB上からの購入履歴や閲覧履歴を収集して分析し、顧客動向を調査するマーケティングを指します。

WEBマーケティングと意味を混同されることが多いですが、自社のホームページなどからの情報をメインに扱うWEBマーケティングとは異なり、デジタルマーケティングはスマートフォンやタブレットなどのデバイスからの情報まで収集してデータ化します。

また昨今は物のインターネット・ITO時代が来ると言われており、今後のデジタルマーケティング業界も多くのトレンドと情報を精査する必要があるとされています。

SNSマーケティングとはSNSに特化したマーケティングです。

自社でSNSメディアを直接運営する事で、新規顧客の開拓や広告などの販促を行うマーケティングを指します。

昨今の販売業界では商品の差別化が難しく、どの業界でも飽和状態にあると言われています。

SNSマーケティングの特徴としては販売戦略に留まらず、消費者の声を拾い上げ商品開発に活かすという役割も担っています。

WEB上などで検索エンジンを用いて、検索上位のサイトを運営しながら潜在的な顧客ニーズをくすぐり、契約や購入に至るプロセスを構築するマーケティング手法を指します。

良質なコンテンツを作成し、検索エンジンのAIの判定で上位にウェブサイトを表示させるSEOの技術に似ています。

SEOとはSearch Engine Optimizationの略で直訳すると検索エンジンの最適化という意味になります。

世界中の7割を掌握していると言われているGoogle社の検索エンジンの特徴を把握し、記事内容を名良簡潔にすることで信ぴょう性の高い記事を検索上位に表示させる性能を指します。

コンテンツマーケティングとは、売りたい商品に対してユーザーが気になる費用や疑問などに関するウェブサイトを運用し、閲覧する回数を増やし実際に最終的に契約に繋がる顧客にたどり着くという物です。

直接的なアプローチではなく、どのような質問でも検索エンジン上位に複数回登場するような専門メディアを運用する事で、ユーザーの目に触れる回数を増やしていく事で販売促進を行います。

ソーシャルメディアやSNSなどを中心に影響力の強い人物に商品やサービスを紹介してもらう事で、販売促進を行うマーケティングを指します。

YouTubeなどで企業案件などと言われている物はこのインフルエンサーマーケティングに該当します。

近年YouTubeからインフルエンサーを使用した広告戦略を行い、インフルエンサーマーケティング業界最大手のUUUMが2017年に東証マザーズに上場した事から見ても今後注目度の高いマーケティング戦略の一つと考えられています。

また企業の就職活動でもSNSのフォロワー数が規定の数値を超える学生に関しては書類選考や1次選考を免除するインフルエンサー枠を採用している企業も出始めている為、世間に対して影響力を持っているという事が武器の一つである事に間違いはないという事になります。

マーケティング職の業務内容とは

マーケティング職の中では仕事内容は多岐に渡ります。

大企業ほど商品を企画・開発するところから実際に世の中に出回るまでの業務内容を細分化している事が多いです。

各業務の仕事内容を解説していきます。

  • 商品企画
  • 市場調査や分析
  • 営業企画・販売促進
  • 広告・宣伝

消費者調査などを元に、現在の市場に何が求められているのかを分析します。

次にペルソナを設定し、どのユーザーへ向けた商品なのか方向性を決めていきます。

マーケティング用語でよく使用されるペルソナとは、企業側からすると最も象徴的なモデルを指します。

年齢、性別はもちろんのこと、家族構成や収入趣味までありとあらゆるデータを収集し、該当商品のペルソナを設定します。

商品を開発する前にまずは社内でペルソナの設定が行われる場合がほとんどです。

例えば飲料水などは毎年、モデルチェンジを繰り返しその年を象徴するトレンドを先読みして季節ごとに新商品をリリースします。

商品を企画し経営陣にプレゼンを行い、生産ラインや販売方法などの調整を行いますが、結果としてどのようなユーザーに一番影響を与えるかが肝心となる為、ペルソナの設定は非常に重要となって来ることが分かります。

顧客ターゲットであるペルソナとサービスや商品が決定したら次はどのような戦略で販売を行うか方向性を決めます。

競合他社の動向や、販売時期などを過去のデータなどから精査し、分析を行います。

今年の販売動向が例年と同じなのか、または全くトレンドとは逆張りに動いているのかなどを把握し、適切な発売タイミングの見極めなどが業務内容となります。

営業企画は消費者の購買意欲を更にくすぐる施策を企画する仕事内容となっています。

競合他社と差をつける為に、購入者特典やキャンペーンなどを企画立案し実装する事や、先ほどのような飲料水であれば実際に販売されている店頭に赴き陳列や装飾などより効果的な販売促進を行う仕事内容となっています。

商品の認知度や魅力をより多くの消費者に向けて発信する為の施策を考える仕事です。

広告一つとっても紙媒体なのかそれともコマーシャルなどのテレビ媒体なのか等、与えられた予算内で費用対効果を最大限にする為の施策を考えます。

また昨今では若者のテレビ離れが進んでいる事からインターネットを使用したWEB媒体での広告戦略も増えており、顧客ターゲットの動向からどのような広告戦略を打ち出すかなどの方向性を決定します。

大手企業であればメインターゲットに好感度を持たれているタレントを起用してのテレビCMなども広告宣伝部門の仕事内容の一つと言えるでしょう。

おすすめのマーケティング企業!インターン内容とは

企業によって募集している新入社員の人物像は異なります。

マーケティング企業におけるインターンシップの一例をご紹介させていただきます。

  • 花王のマーケティングインターン
  • 富士通のマーケティングインターン
  • 資生堂マーケティングインターン

選考は特になく、誰でも参加できます。

長期インターンなどとは異なり、どちらかと言えば会社説明会に近い内容です。

企業の仕事内容などの説明や、日用品業界の知識や営業に関する知識が身に付きます。

会社の概要説明終了後は現役社員の方への質疑応答などの座談会が開催されます。

会社の雰囲気や社風などが掴める内容となっています。

エントリーシートの提出が必須となります。

インターンは2日間開催され、1日目はICTについての事前学習が開催されます。

2日目はほとんどがグループワークで、最後にはプレゼン大会が開催されます。

情報通信業界の知識や仕事内容などの理解が深まり、入社してからの仕事内容が明確に感じ取れます。

同じ分野を目指す理系の大学生と知り合いになれるので今後の就職活動にも役立つ情報共有が可能です。

資生堂のマーケティングインターンの特徴は年度ごとで開催される内容後異なります。

店頭や売り場づくりをマーケティング目線で提案するような職場体験のような時期もあれば、顧客からのブランドイメージ向上を図る為のブランドマネジメントを実践体験するインターンもあります。

年ごとの傾向が分からない事から事前の対策がしにくい為、難易度が高い事も特徴的です。

またインターンシップで特別優秀な成績を収めた場合は、特別枠で来年度の採用が確約される年もある為、就活生のモチベーションは非常に高いものとなります。

マーケティングのインターンで身に付くスキルとは

マーケティング業界のインターンではどのようなスキルが身に付くのでしょうか。

社会に出て即戦力として活躍できる様々なスキルの習得が可能と予想できます。

  • リサーチ力(分析力)
  • 提案力
  • ExcelやPowerPointを使いこなせるようになる

マーケティングにおいて分析力は必須となるスキルです。

数多くの顧客情報からトレンドをつかみ取り、まだ世の中に出ていない商材や企画などを提案する為、最新情報などには敏感にならなくてはいけません。

マーケティングインターンの特徴は社会に出ないと得られない知識や社会の仕組みなどに触れる事ができます。

大学生にとって在学中には得られない貴重な体験が可能です。

また数字の分析と聞くと理系なイメージがありますが統計学を先行している文系の学生であればデータ処理の能力が向上します。

提案力と聞くと営業職のイメージが強いですが、マーケティング職はいわば商社の総合職に近いものがあり、クライアントへのアプローチや自社内でのミーティングなど様々なシーンで自分の企画や販売戦略をプレゼンする機会に溢れています。

提案力とは、クライアントに自社の商品の特徴や強みを説明するだけではなく、契約に至る事で双方にとってメリットがあり、Win-Winの関係作りが可能とビジョンを想像させる事を指します。

マーケティングインターンでは現役のマーケターと接する事が多く、プロの実践的なスキルを身に付ける機会があります。

多くの顧客情報やデータを収集し、分析を行うマーケティング職では、パソコンの使用は必須となります。

中でもオフィスソフトの使用頻度は非常に高い為、実践的なオフィスソフトの使い方をマスターする事が可能です。

オフィスソフトとは、パソコンを購入した際に初期搭載されているワードやエクセル、パワーポイントの事を指します。

文章の作成をメインとするワード、膨大な数値データを表でまとめ簡略化する事や、関数の挿入を行い、グラフ作成を行うエクセル、プレゼンテーションなどで使用するスライドの作成や、スライド内に分かりやすく効果的な演出を行う際に使用するパるパワーポイントなど、ビジネスシーンの用途に適したオフィスソフトはそれぞれ異なります。

現役マーケターであればどのシーンで最適なソフトの選択や、業務を効率化する為の実用的な短縮キーや作業効率を向上させる裏技などを習得しています。

現役のマーケターから教わる事で即戦力として活躍するスキルを身に付ける事が可能です。

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まとめ

マーケティングインターンの魅力はその企業の仕事内容や会社の雰囲気を自分の目で確かめられる事です。

企業側から必要とされている人物像やスキルを現役のマーケターから学べる絶好の機会と言えるでしょう。

積極的な参加で企業との関係性を構築し、企業によっては早い段階で内定を獲得するチャンスでもありますので、入社を希望する企業の会社情報はこまめにチェックする必要があります。

今後、需要が大きくなると予想されているマーケティング業界でのインターンで身に付く技術は、これからの社会人の必須スキルと言えるでしょう。

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