長期の有給インターンの特徴!無給インターンやアルバイトとの違いを解説
一口にインターンと言っても、さまざまな形態があります。
長期なのか、それとも短期なのか。有給なのか、それとも無給なのか。
中には、学生から宿泊費をとって、合宿のような形態で行われるものもあります。
今回は、そんなインターンの有給と無給の違いについて考えていきます。
■まとめ
- 3ヶ月以上の勤務が基本になっている
- 裁量権が大きい
- 人脈づくりにもなる
- インターン先から内定が貰える可能性が高い
有給でインターンを行っている企業は、3ヶ月以上勤務することを条件として募集しているところが多いです。
企業にとっては、1週間程度の短期でも給料が発生するインターンシップもありますが、ほとんどの企業は長期でインターンシップを行っています。
入社して1ヶ月目は、基本的な業務内容を覚える期間、2ヶ月目は職場の雰囲気に慣れてくる期間、3ヶ月目は仕事内容に慣れてくる期間となっています。
そのため、3か月以上働ける学生を募集しているのではないでしょうか。
しっかりと社員と同等の業務をこなしてみたいという方は、3か月以上の有給インターンシップに応募してみましょう。
有給のインターンの最大の特徴は、社員と同等の裁量権が貰えることです。
インターンは、社員と同等の立場になり業務にあたることが多くなります。
場合によっては、社員と同じように責任のある仕事を任されることもあるかもしれません。
そのためマニュアルに沿って動くだけでは仕事にならず、自分で考えながら行動しなければならないので、社会人としての立場を担います。
自分がフロントに立ちクライアントと方針を決めたり、後輩が出来れば世話係になったりすることもあります。
有給のインターンに参加することで、社会人になったときに必要なビジネススキルを身に付けることが出来るので、同じ社会人1年目の人よりもリードした状態でスタートすることが出来ます。
また、先ほど【3ヶ月以上の勤務が基本になっている】で説明したように、しっかりと正社員の方々と同じように会社の戦力として扱ってもらえるのは4ヶ月目からがほとんどなので、出来るだけ長く働きましょう。
人脈が広がることも、有給インターンならではのメリットです。
大学生活やサークル、バイトなどでは出会うことができない様々な人、具体的には、有名企業の社員や人事と知り合うことが可能です。
将来起業したいと思っている方なら、人脈が多ければ多いほど仕事を貰える可能性も高まってきます。
ビジネスを通じた人脈を学生のうちから作ることができるので、起業しない方でも、将来有益なものになることは間違いありません。
有給のインターンを行っている企業のなかは、インターン生の中から新入社員を決める企業もあります。
既にインターンをしている企業に就職することで、新しい環境への不安は無くなるのではないでしょうか。
しかし、インターンをしているからと言って必ず内定をもらえるわけではありません。
その会社での実績や仕事に対する姿勢などから判断されます。
内定をもらうには、結果を出しましょう。
IT業界で長期インターンをしています。
正直、学生が企業で働けると言っても、雑用ばかりだろうと思っていましたが、入社して数ヶ月した今、社員同等に働いています。
例えば、メディアに載せる動画を自分でゼロベースから企画し制作したり、新規事業の企画会議に出席させてもらえたり。
与えられた仕事をこなすようなアルバイトとは違い、自分から積極的に関わることが求められるのは、長期インターンならではだと思っています。
ITベンチャー企業で半年ぐらい有給インターンに参加していました。
インターン参加当初は、あまり将来のビジョンみたいなものは持っていませんでしたが、そこで知り合った学生の仲間と人材サービスを立ち上げました。
インターンに参加していなかったら出会えなかった仲間なので、参加して良かったと思っています。
私は、サークルの先輩に声をかけてもらって、有給インターンに参加しました。
ずっと長期で働けるインターン先を探していたのですが、意外と身近なところに出会いがあったんだとビックリしています。
長く働きたいと思っていたので、知り合いに紹介してもらうインターンは安心して参加できるので良かったと思っています。
有給インターンの給料の相場は、以下の通りとなっています。
時給の相場 | 1千円~2千円 |
---|---|
日給の相場 | 1千円~2千円 |
成果報酬の相場 | 1件につき1千円~5万円 |
時給の場合は、働けば働くほど給料も増えるので時給1,500円で週20時間ほど働けば、月に約12万円稼ぐことができます。
全ての給料形態に共通して言えることは、
スキルが身に付き、会社から頑張りを認められると「増給する可能性も出てくる」ということです。
また、成果を出す事に給料に反映されるインセンティブ制度を取り入れている企業もあります。
これは、営業職に多い制度です。
このように、有給のインターンは自分の成長と共に給料も増えるのでやりがいを感じやすいことが特徴です。
- 短期が多い
- 説明会やワークショップのような内容が多い
- 内定直結する可能性は低い
無給インターンは、短期でインターンを開催している企業が多いです。
短期で開催されているインターンシップの内容は、企業説明会や簡単な業務体験などです。
これは、学生が企業に売り上げをもたらす訳ではないため、無給で行っています。
夏休み期間に開催されるサマーインターンシップや、冬休み期間に開催されるウィンターインターンシップのほとんどは無給です。
短期の無給インターンは、実際の実務を行うわけではないので、少しその業種に興味があるだけの方、企業に関して話を聞きたいだけの方にオススメです。
また、無給インターンは、内定直結する可能性は低いことを知っておきましょう。
大学三年の夏にはじめてインターンに参加しました。
そこでは、メーカーの広報職を見ていたのですが、その際に、「広報というのは広告があってはじめて成り立つものなんだ」と知り、その後、広告業界のインターンにも参加しました。
メーカーのインターンに参加していなかったら、広告業界に興味を持たなかったと思いますし、サークルも忙しい中でいろいろな業界を深く見れたのは、さまざまな業界の無給インターンに何度も足を運んだからだと思っています。
(大学四年・女性)
- ほとんどの人はお金目的で働いている
- アルバイトの場合はマニュアル通りに行動すれば良い
アルバイトをしている人のほとんどは、お金が欲しくて働いている場合が多いです。
長期の有給インターンに参加する方は、お金稼ぎよりもやりがいを求めています。
これが、有給インターンとアルバイトの差ではないでしょうか。
アルバイトで企業に雇われた場合には、決められた仕事を覚えて、業務を回すことがほとんどといえます。
レジ打ちや接客、運搬などアルバイトとしてのノウハウを確認したうえで、社員の指示に従い仕事に取り組むことがほとんどです。
もちろん、アルバイトも頑張ればバイトリーダーになったり、社員に引き抜かれたりする可能性もあります。
しかし、アルバイト生とインターン生に対する期待は、インターン生の方が大きくなっているのが現実です。
社員に認めてもらいたい方や、アルバイト生よりもやりがいのある仕事をしたい方は、有給インターンをすることをオススメします。
有給インターンは、「就活に向けて働く経験を積み上げたい」「将来社会人になった時のために役立つビジネススキルやマナーを身につけたい」など、学生の多くが目的意識を持って経験重視で参加しているため、お金を稼ぐことにこだわりを持たない人がほとんどです。
- 気になる【業界】でインターン先を探す
- 勤務地・通勤時間でインターン先を探す
- インターン先の企業の評判や雰囲気で選ぶ
- 広告・マスコミ
- メーカー
- 金融
- 商社
- 人材
- コンサルティング
- 旅行業界
- インフラ
まずは、自分が気になっている業界から考えてみましょう。
あまり詳しく知らなくても「興味がある」だけでも構いません。
その会社概要を隅々まで確認し、本当にやりたいかそうでないか考えましょう。
本当にやってみたい業種だった場合は、選考に参加しましょう。
次に紹介する方法は、自宅から通いやすい勤務地を選ぶという方法です。
電車の乗り換えなしで通える場所、仕事終わりに飲みに行きやすい場所など、自分の生活スタイルに合った場所にすることをオススメします。
また、勤務先まで1時間半以上かからない場所を選ぶことをオススメします。
勤務先まで1時間半以上かかってしまうと、朝8時出勤だった場合、6時過ぎには家を出なければいけませんよね。
そんな生活を毎日していると段々精神的にもきつくなっていき、仕事に対するやる気もなくなるかもしれません。
最後にご紹介するのは、「インターン先の企業の評判や雰囲気で選ぶ」という方法です。
ネットで、企業×評判で検索してみると、その企業の評判・口コミが出てきます。
企業の評判が悪いと、給料がきちんと支払われなかったり、雑用ばかりやらされたり、インターンの待遇も悪い可能性も出てきます。
そのため、その企業の公式HPが綺麗かどうか、評判は悪くないかどうかを確認し、自分が働きたいと思った企業で働きましょう。
有給インターンについて解説しました。
有給インターン、無給インターン、アルバイトの違いについて理解して頂けましたでしょうか。
給料がもらえるインターンをしたい方は、長期のインターンシップを選びましょう。
有給インターンは、努力次第で給料がアップします。
また、社員と同等の裁量権も貰うことが出来ます。
ぜひ長期の有給インターンを検討してみてください。
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