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更新日 2020.11.9

P&Gのインターン面接・ES選考対策!採用突破するための過去問を紹介

アメリカに拠点を構えるP&Gは、世界的に事業を展開するグローバル企業です。

その待遇の良さから学生からの人気も高く、就職やインターンシップの選考倍率も非常に高いものとなっています。

大人気企業P&Gだからこそしっかりと情報を集め、対策を練っていくことがインターンシップの内定を取るためであっても必要とされます。

今回はそんな世界的に有名な企業P&Gのインターンシップについて解説していきたいと思います。

P&Gについて徹底解説!

  • P&Gの基本情報
  • P&Gの社風
  • P&Gが求める人材とは
  • P&Gが求める人材とは

P&Gは、1837年にアメリカで設立され、現在では70か国以上に拠点を構え、180か国以上に商品を展開する世界的な日用消費財メーカーです。

日本には1973年から進出を果たし、P&G Japanとして活動しています。

日本には進出してまだ30年と日が浅いですが、「ファブリーズ」「レノア」「パンパース」といった誰もが知る有名商品を多数扱っており、日本の家庭用品市場を席巻しています。

従業員数は全世界で110000人を有し、日本では3500人がP&Gグループ全体で働いています。

2016事業年度にはグループ全体で653億ドルの売り上げを誇り、業界のみならず世界トップクラスの収益をあげる超優良企業です。

P&Gの社風の大きな特徴は、「マーケティング重視」と「外資系企業特有の自由な社風」です。

P&Gの商品が日本だけでなく世界でも高い評価を受けているのは、競合他社との差別化を図る「マーケティング重視」の戦略によるものが大きいです。

また、2つ目については、外資系企業の中でも特に、日本の大手企業にありがちな年功序列や個人の裁量が少ないといったようなしがらみがほとんどなく、個を重視し各従業員が自由闊達に自らの意見を述べて自分の能力を最大限に発揮しています。

また、海外でのキャリア育成にも重点を入れており、入社数年で海外勤務を経験できることもあり、グローバルな環境で切磋琢磨していくことが可能です。

絶えず革新や改善を提案しながら、高い目標に向かってビジネスを推進していく、また自分がしたいこと、あるいはするべきだと思ったことを他の人を巻き込んで実現に導く力。

国内外あるいは社内外のあらゆるネットワークを自分のリソース(資源)として活用し、同時に自分の考え方ややり方を論理的に発信する力。

ビジネスを成功へと導く事への強い情熱と不屈の精神力。

逆境の中でもあきらめず、より難しい課題に取り組み解決へと導く力。

の3つの力を兼ね備え、かつこれらの力をさらに向上させることに強い意欲を持つ人材、とされています。

一言で表すと、「自分の持てる能力を常に最大限に発揮してビジネスや組織を構築できる人」が求められています。

やはり、P&Gは社風にもあるような個の力を最重要視しており、その個の力を企業の発展のために存分に発揮できる人材を求めています。

求める人材のレベルも非常に高いP&Gですが、入社後の社員育成にも力を入れており、P&Gはビジネス誌フォーチュンの「社員の能力」ランキングでも世界第1位に選ばれています。

P&Gのインターンシップの内容と選考フロー

  • P&G Summer Internship 2020
  • P&G Japan IT TECH CHALLENGE 2020

ここからは、本題であるP&Gのインターンシップの内容と選考フローについて解説していきます。

ここでは22卒向けのインターンシップについて解説していきます。

今年度の募集は終了してしまったため、来年度以降の参考にしてください。

P&Gのサマーインターンは各職種に応じて実施内容が異なります。

職種はマーケティング、営業統括、経営企画、生産統括、IT、研究開発の6部門が存在します。

各職種のインターンシップでは職種ごとに課題が指定されています。

この課題は実際にP&Gの新入社員が入社後に取り組むものと同じで、これらの課題に各部門のプロであるP&Gの社員や他の参加者と共に取り組んでいくというのがインターンの主な内容です。

各職種の課題については下の募集職種の部分に載せていますので参考にしてください。

次の2つの条件を両方満たす方のみ選考応募可能

①2021年4月から2022年3月の間に大学、大学院(修士・博士課程)を卒業予定の方(既に卒業済の方、2021年3月までに卒業される方、および2022年4月以降に卒業見込みの方はエントリーできません)

②P&Gの昨年度(2021年新卒採用)の選考に参加されていない方(オンラインテストの受検をもって「選考への参加」とみなします

マーケティング(MKT)
期間 10月~11月のうち1週間程度
場所 神戸オフィスもしくは東京オフィス
課題 P&G製品ブランドのマーケティング戦略の立案
営業統括(Sales)
期間 10月~11月のうち1週間程度
場所 神戸オフィスもしくは東京オフィス
課題 P&G・カスタマー・ショッパーにWINを導くための、製品販売戦略の立案
経営企画(F&A)
期間 9月下旬から10月の2~3日
場所 神戸オフィスもしくは東京オフィス
課題 P&G製品の中長期経営戦略立案
生産統括(PS)
期間 9月~10月のうち2~3週間
場所 神戸オフィス、東京オフィス、高崎工場、滋賀工場、明石工場のいずれか
課題 サプライチェーン最適化のためのプロセス・システムの改善
IT
期間 9月中旬頃に2~3日間
場所 オフラインまたはオンライン
課題 250億行のリアル消費者購買データでリアルビジネス課題を解決させるためIT技術の活用やデータ分析に挑戦いただくメーカーITならではのビジネス直結型ハッカソンイベント
昨年度実績 弊社Hadoop内のリアル店舗での消費者購買データを使用し、消費者行動分析とそのインサイトに基づくドラッグストアでの施策案を立案
研究開発(R&D)
期間 9月頃
場所 神戸オフィス Kobe Innovation Center
課題 R&Dのプロダクトリサーチ職に関わる課題

6月29日(月)正午 エントリー締切

選考

7月11日(土)~12日(日)

職種別説明会&ケーススタディ

7月19日(日)23時

最終志望職種順位およびサプリメンタルデータシートの提出

8月上旬~

面接試験

※開催期間や日数は職種によって異なります。

9月

サマーインターンシップ

※開催期間や日数は職種によって異なります。

P&G Summer Internship 2020に同じ

書類選考

2020年7月17日(金) 23時

9月14日(月) ~ 9月16日(水)

P&G Japan 東京オフィス または オンライン開催

P&Gのインターンに受かる!選考対策とは

  • オンラインWEBテスト
  • グループディスカッション(GD)
  • エントリーシート
  • 一次面接
  • 二次面接

ここからは昨年の21卒対象のインターンを例に挙げて、それぞれの選考フローで合格するためのポイントをまとめていきます。

21卒対象のP&Gの選考に用いられたWEBテストは、完全オリジナルの問題で、大きく分けて

①図形問題

②性格診断

の2つのジャンルから出題されました。

問題数は性格診断の方が4問で30分、図形問題の方が20問で30分となっています。

図形問題の方は完全企業オリジナルで対策は困難との声も多いです。

また、時間に対して問題数がかなり多いので素早くこたえていく必要があります。

性格診断の方は、P&Gが求める人物像の特徴でもある、「リーダーシップ」を意識して答えていくことが選考通過のポイントです。

グループディスカッションでは、まず企業や自身の選んだ職種に関する説明会が行われたのちに、30分ほど学生でディスカッションを行い、そののちそれを社員に説明していきます。

GDは選考フローに組み込まれてはいるものの、実際は選考要素はなく、企業や職種の雰囲気を知る目的で行われるものであるため、和気あいあいとしたムードで行われます。

エントリーシートでは、まず何よりも基本を押さえることが重要です。

正しい言葉遣い、見やすいレイアウト、聞かれた質問にしっかりと答えるなどの常識的なポイントを抑えることができなければ、当然通過は難しいでしょう。

昨年F&A部門で課された問いを例に挙げると以下のようなものがあります。

①あるグループに参加し、全体を率いて、必要なサポートを獲得し、卓越した結果を実現した実例を説明してください。

(全角半角問わず500字から700字程度)

②他者とともに仕事をする上で、見解の相違があっても生産的な関係を作り、保つことができたときについて説明してください。

(全角半角問わず500字から700字程度)

基本的に聞かれることは、P&G入社後に必要とされるスキルを学生時代にどう磨いてきたか、また、それを実行しどのような成果を上げてきたかということが主なので、自分の学生時代を思い返し、上で上げたP&Gの求める人材像に沿う形でエントリーシートを書き上げていけば選考通過できるでしょう。

一次面接で行われるのはほとんどがESの深堀です。

ESを記入する時点で、どのような深堀が想定され、またどのように書けば自分が相手の質問に答えやすいかまで意識できると有利に働きます。

面接官は一人で、場合にもよりますが基本フランクに面接してもらえるので緊張して自分が出せなかったということは少ないでしょう。

ただ、面接官はESの写しを持ち、ESに書かれた行動の理由、動機、具体的な数字まで隅々聞かれるので、そういった問いに対する答えを十分に準備する必要があります。

最後には逆質問の時間が10分ほど取られます。

二次面接は面接官は2人で、1人ずつ1時間ずつ、合計2回で2時間の面接が行われます。

二次面接で問われることも、中心になるのはESに記入したことの深堀です。

よって、一次選考で意識したことを再び気を付けておくことが重要になります。

ただし、二次面接の特徴として、仕事上起こりうるシチュエーションにおいて自分だったらどのような行動をとるか、ということも聞かれます。

これに関しても自分が思うように答えればいいのですが、P&G、自分が申し込んだ業種が求める決断力、論理性、リーダーシップは意識して答える必要があります。

また、最後にはやはり逆面接の時間が10分ほど取られます。

P&Gの選考のポイントは、オンラインWEBテストが本選考とインターン選考で同基準のものを利用しているという点です。

オンラインWEBテストは一度不合格になるともう一度受けることができないため、自信がない場合はインターン選考は見送り、対策をしっかりとってから本選考に挑むという戦略も考えられます。

P&Gのインターンの評価は高い?口コミを紹介!

  • P&Gの良さを思う存分体験できるインターン
  • SALES職の難しさと楽しさを実感できるインターン
  • 営業と言うよりは完全にマーケ

ここからは、実際にP&Gのインターンを受けた学生の口コミを紹介していきます。

先輩たちの声には見習うべき点が多くあるので、是非参考にしていきましょう。

P&Gの企業文化を存分に体験できるインターンだった。

ここに参加するまでに相当人数が絞り込まれているので、学生のレベルが相当高い。

1日目にアイスブレイクと詳しい会社説明会が行われた。

その後には懇親会もあった。

2日目には、実際に現場に足を運び肌で、P&GのSalesの仕事を体感することができた。

3日目には、P&GJapanの社長からお話を伺い、実践的なワークを行った。

4日目には面接(内定直結のため)を行った。

このインターンに参加しなければ、体験できないような企画がたくさんあり、とても満足度が高いものであった。

また、内定直結であるため、P&Gの志望度が高い人は、絶対に参加した方が良いと思う。

引用元:ワンキャリア

やはり選考が厳しいだけのことはあり、インターンまで残った学生のレベルは相当高いようです。

内定直結であることもさることながら、様々な経験をレベルの高い学生や社員の中で積むことができるのは非常に魅力的ですね。

6人のチームで、とある商材を売るためのプレゼンを作り、社員の方に見ていただく。

優勝チームには豪華な景品があるので、チームで結束して頑張った。

シチュエーション設定が非常に凝っていて、SALES職の仕事をリアルに知ることができた。

参加学生のレベルが非常に高く、また社員の方がチームに1人ついてフィードバックをくださるので、学びの多い充実したインターンとなった。

引用元:ワンキャリア

シチュエーションが非常に凝っており、豪華景品も出るということで実際のセールスさながらの体験を出来るようです。

社員の方がチームに1人ずつついてくれるのも学生にとっては頼りがいがあり好ポイント。

営業コースとマーケで応募して営業になりました。

1チーム5人で行い、大体50人前後が参加。

社員さんが1チームに1人付くがあまり学生を見ていない印象。

最初に簡単なP&Gの説明があって、残りはワーク。

営業コースだったが、ワークは完全にマーケです。

資料が与えられ、業界他社(K社とL社とあったが花王とライオンのことだろう)との競争に勝ち、業界1位を取るための施策を考えよ、がお題でした。

社員の一人が頭が切れるなあと思いました。

早慶が多かったです。

インターンで結果を残したからか、参加すればなのかは知らないですが、早期選考が来ました。

引用元:ワンキャリア

業界他社に対抗するための戦略を考えるということで、非常に実践的なインターン内容となっています。

人材ランキング世界一位を誇るP&G なだけはあり、やはり社員のレベルも高いようですね。

早期選考につながるというのも注目です。

口コミにもあるようにP&Gのインターンは種類にもよりますが内定直結のものもあります。

P&Gを第一志望にしている人は参加しない手はありません

もちろん全員が内定直結とは限りませんし。

時期によっては対象外のものもあります。

それでも、早期選考に呼ばれるなどして選考に有利になる場合も多いので、無事インターンに参加することができたならアピールをしっかりしていきましょう。

まとめ

ここまでP&Gの社風や求める人材、そしてインターンシップについて日程や選考フロー、攻略情報を口コミを交えながら解説してきました。

P&Gは世界に誇る大企業の為、倍率は20倍を超えることもあり、インターンとはいえ並みの企業の本選考を上回る難易度です。

しかし、内定直結や選考に有利に働くほか、レベルの高い学生や社員の中で実践的な体験を積むことは非常に価値のあることです。

ぜひ興味がある人はP&Gのインターンに挑戦してみましょう。

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