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更新日 2020.10.30

丸紅のインターン概要と選考対策!ES・動画・面接対策を解説

「正・新・和」を社是に掲げる大手総合商社・丸紅のインターンシップについてまとめました。

「求める人材や選考で重要視しているポイント」について、インターンシップの実施内容、選考プロセス、面接で聞かれる質問事項など、過去の実例をふまえてお伝えします。

丸紅株式会社ってどんな企業?

丸紅は総合商社として、食料、繊維、機械、金属・エネルギー資源、化学品、紙パルプなどの輸出入や資源開発、電力事業、情報・金融・不動産に関する広範な分野での商品取扱・事業運営をグローバルに展開している企業です。

創業は1858年の老舗で東京都中央区に本社を構えます。

現在は68カ国・地域に拠点があり、4,404名が在籍しています。

丸紅はグループの目指す企業風土として「丸紅スピリット」を2013年に定めています。

  • 「大きな志で未来を築け」
  • 「挑戦者たれ」
  • 「自由闊達に議論を尽くせ」
  • 「困難を強(したた)かに突破せよ」
  • 「常に迷わず正義を貫け」

の5つで構成されます。

これらは、社内横断的な組織を目指して策定されたもので、社員に浸透させるために、社内外のメディアを活用して取り組んでいることからも重要視していることが伺えます。

丸紅では以下に見合った人材が求められています。

  • 時代が求める社会課題を先取りしてタテの進化とヨコの拡張から、顧客に向けてのソリューションを創出できる人。
  • 丸紅グループを一つのプラットフォームとして捉えて、グループの強み、社内外の知、ひとり一人の夢と夢、志と志を縦横無尽にクロスさせて新たな価値を創造する人。

全社的な浸透を目指している「丸紅スピリット」を持つ社風に合う人材が、実際の行動を通して成果を出してもらえるかどうかが求められています。

丸紅のインターンシップの内容と選考の流れ

ここからは丸紅のインターンシップについて20年卒向けと18年卒向けに行われた、過去のインターンシップ内容についてまとめていきます。

選考の流れはコース共通で以下のステップとなります。

①ESの提出(年度により動画選考が行われる)

②企業オリジナル問題を受験(WEB試験に相当)

会場 自宅受験
形式 発想力を問う問題を出題
グループ面接 面接官:2名
学生:2名
※1時間の実施

以下は20卒向けのインターン内容です。

  • 「求む革新家」Business planningコース
  • テーマ:既存ビジネスモデル理解と新規ビジネスプラン提案

  • 「求む実務家」Corporate staffコース
  • テーマ:コーポレートスタッフ部の業務体験

ここでは公開がされている「求む革新家」Business planningコースのインターンシップをご紹介します。

Business planningコースは、3日間と2日間に分けた全5日間の構成です。

参加人数は50人程度で、前半で丸紅の営業グループの見学等を通して丸紅のビジネスについて学び、後半で、学んだ内容を応用して丸紅の新たなビジネスを発表するグループワークを行います。

実施時期

2019年2月4日~6日(前半3日間)

2019年2月19、20日(後半2日間)

参加条件

①大学生・大学院生(学年不問)

②5日間すべてのプログラムに参加できる人

開催地 丸紅東京本社及び丸紅多摩研修センター
待遇

遠方からの参加者は東京までの交通費を支給されます。

期間中の宿泊施設が手配されます。

以下は18卒向けのインターン内容です。

このインターンでは、「世界のトッププレーヤーとの競争に勝ち抜く、丸紅で働くとはどういうことなのか」を知ってもらえるよう、「現場を知る」「人材を知る」の二つのテーマを元に実施されました。

Session1(2月20日~22日)「現場を知る」

参加学生を営業チームに配属して、総合商社ビジネスに関する講義やワーク、現場見学等を通して業務を体験します。

最終日には役員も交えて成果発表を行います。

Session2(4月17日~18日)「人材を知る」

前半終了後、「世界で活躍する人材要件」について考えたうえで、ハイパフォーマーインタビューを実施します。

商社パーソンのマインドに触れて「世界で活躍する人材」になるための秘訣を学び取ることを目指します。

実施時期

Session1:2017年2月20日(月)~2月22日(水)

Session2:2017年4月17日(月)~4月18日(火)

参加条件

大学生、大学院生(学年・学部・学科は不問)

5日間(2月:3日程/4月:2日程)全日程に参加できる方(宿泊含む)

開催地 丸紅東京本社、及び丸紅多摩研修センター
待遇

遠方からの参加者は東京までの交通費を支給されます。

期間中の宿泊施設が手配されます。

以上例年のインターンでは、いずれも活躍している社員や参加者同士の交流が重要視されています。

また、期間を前後半に分けていることも特徴で、前半で学んだ内容を学生の皆さんがきちんと理解をして納得してもらった上で、後半のグループワークに臨んでもらいたいという意図が伺えます。

丸紅のインターンに通るための選考対策とは

まずES対策について実例をもとにご紹介します。

過去の質問事項としては以下が挙げられます。

  • 過去を振り返り、あなたは周囲からどのような人物だと思われていると考えますか?具体的なエピソードやそう思うきっかけ等を交え、お答え下さい。(400文字以内)

  • 学生時代(大学生or院生)に最も力を入れて取り組んでいた(または現在取り組んでいる)ことを具体的にお答え下さい。(400文字以内)

  • あなたが丸紅のインターンに応募した理由とこのインターンにかける意気込みを教えてください。(300文字)

  • これまでの学生生活の中で、最も熱心に取り組んだ学業について回答ください。※学業に関するものであれば可(100文字以下)

  • 現時点で当社へ最も伝えたいあなたのPRポイントを1つ教えてください。(50文字以上100文字以下)

  • これまでの人生で、既存の枠組みに囚われずに起こした行動、及びその行動を起こした理由と結果を教えてください。(200文字以上300文字以下)

丸紅のESでは、以下の点に注意して記載している学生が参加している傾向にあります。

「結果や結論を初めに提示して、その時の心境や自分のとった行動を述べる」 「自身がとった行動のどの点に独自性があるか明確に伝える」

以上の点を意識して記載すると良い結果が望めると考えられます。

次に動画選考対策についてまとめていきます。

丸紅のインターン選考では、ESと同じタイミングで動画選考が行われる年度があります。

設問内容(例)

①自己紹介(1分以内)

②当社で活かしたいあなたの「個性」(2分以内)

③インターンシップへの意気込み(1分以内)

面接を受けていると想定して、自分らしく表現することが重要となります。

話す内容を文字に起こしておいて、原稿を練習して撮影しましょう。

設定時間を超えないように、また、残しすぎないように原稿であらかじめ文字数を調整しておくことをお勧めします。

ESはすでに提出しているので、差別化をしつつ笑顔で話すことを意識してみてください。

最後に面接対策についてまとめていきます。

丸紅のインターンでも他競合商社と同様に、以下を重視した面接が行われています。

  • ESの内容の深掘り
  • なぜ丸紅のインターンなのか
  • なぜ商社のその職種を志望しているか
  • 将来なりたい自分

これらの質問内容からは入社後の社員の様子が見て取れるかが見られています。

特に丸紅は入社から7年以内の海外赴任が前提であることから、

「国際的に活躍する姿勢」

「試行を繰り返す主体性」

が常にチェックされています。

あらかじめ準備をしていくことは当然ですが、その回答の中に独自性や主体性を意識して、ハッキリと回答することを心がけてみてください。

丸紅のインターンは内定直結する?特徴を紹介

丸紅のインターンシップは、業務体験を通じた学生の皆さんのキャリア観、及び人材育成が目的とされており、「採用選考活動とは一切関係がありません。」

一方で、ワーク期間中、人事に常に見ているようだったとの声もあり、覚えてもらえるようなインパクトがあると選考にも間接的に影響を与えているようです。

また、過去の参加者は以下のように語っており、選考を通じて成長をしている様子が伺えます。

総合商社のあり方。

その中でどのように生きるべきかを中心に学んだ。

あと、オフィスでのデスクワークよりも外に出て実際に見ることの重要性を話している社員さんがいてとてもためになるお話を聞けたと思う。

総合商社志望でなくとも参加出来たらするべきである。

参加前と比較すると、自分の志望業界とその志望動機が明確になりました。

他業界の企業を一度に見比べることができ、業界理解が深まる有意義な時間でした。

他業界を見ることでやはり自分この業界だ!と決意を固めることが出来ました。

1つプロジェクトを遂行するにおいてアイディアを100個は出さないといけないことに驚きました。

またアイディアを出すに置いての日頃から意識していることや出したアイディアをどう実走されるのかなどマトリクスを用いた方法などたくさんの学びがありました。

商社業界や丸紅への理解を深めることができたのはもちろんのことではあるが、周囲の参加学生が非常に優秀である為、学びや刺激は非常に多い。

各学校の優秀な学生と人脈が作れたことが、このインターンに参加して一番の収穫だったと感じた。

引用元:みん就

このように、実際の社員や参加者との交流を通して、自発的にアイディアを出せるように日頃からいろいろな社会問題を意識しておくことが重要であると考えられます。

また、アイデアを出す際や聞き取る際は、人の発言を否定せずに互いを認めてより良いアイデアにしていく姿勢をインターン期間中に学びとっていることがわかります。

まとめ

丸紅は非財閥系企業なので、しがらみが少ない分、社員一人一人の「個」を結集して独自性を示すことが常に求められています。

若手のうちから様々なチャンスがあり、いち早く若手社員に市場価値を高めてもらうために、入社してからも常に「自由闊達さ」や「チャレンジ精神」といった考え方が問われていきます。

インターンシップに参加して内定を得るためには、学生のうちから意識して取り組んでその具体的な成果をまとめてアウトプットできるようにしておきましょう。

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