■まとめ
逆質問するのは、企業側の説明や面接時の内容に対して、不明点を払拭し理解を高め、
自分の入社意欲を高めることにも繋がります。
質問の有無を問われるのは、ほとんどの場合、面接の最後です。
面接を進める中で、気になる事について記憶しておくとスムーズに逆質問しやすいでしょう。
また、面接の中で質問する事で、面接官に自分を印象付ける事も可能です。
特にグループ面接では、就活生はほとんどの場合リクルートスーツなどで、面接官から見ればなかなか個別の印象はつきにくいもの。
そんな時、的確な質問や印象に残る質問が出来れば、自分を印象つける事にも繋がります。
質問の有無を問われた際、特に一番はじめに質問したり、他の就活生から質問が出ない場合に、率先して逆質問をする事などで、積極性や、やる気をアピールすることが出来ます。
自主性のある社員を求める企業も多いですので、絶好のアピールにもなるはずです。
採用するのであれば、もちろん入社したい意欲が強い人を選びたいですよね。
面接の最後に逆質問をすることで、意欲が強いかどうかを見極めています。
仕事において、コミュニケーション能力は必要です。
取引先と話し合いをしている最中に、予想もしていなかった質問が飛んでくることがあります。
その際にきちんと対応出来なければ、仕事を任せられないですよね。
そのため、面接官は逆質問をして学生の思考力・企業に対する理解度などを測ろうとします。
社内の雰囲気に馴染めなかったことが原因で退職してしまった方はたくさんいます。
入社3年以内の新入社員の離職率は、大卒32%、高卒39.2%だと言われています。
これを防ぐためにも、社内の雰囲気に馴染めるかどうかが判断されます。
入社後にするような質問や、自分が組織に良い影響を与えたい意思を感じさせる質問は、面接の際にも有効です。
自分の意志とセットで伝えるとより効果的です。
企業の取組みや事業計画に絡めた質問は、視野の広さや、視点の高さが印象付けられます。
先程の質問と同じく、自分の意志やPRとセットで伝えるとより伝わりやすいでしょう。
自分の意見を踏まえて質問をすることは、業界や企業への興味や意欲が一番伝わる方法です。
▶面接の「最後に一言ありますか?」の対処法に関する記事はこちら
募集要項や、ホームページやパンフレットなど、一般的な企業情報から読み取れるものは、あまりいい質問ではありません。
事前準備や下調べをしていない印象を与え、意欲や興味が感じられません。
基本的な事前準備をしておくと安心です。
ご存知の通り、会社は学校や公的機関ではありませんので、自分から能動的に働かなければなりません。
自主性が感じられず人任せな質問は、言うまでもなくマイナスアピールです。
”自分が積極的に学んで業績を残します!”という心持ちで面接に臨んでみると視野もかわり、前向きな自主性が感じられる質問が出来ると思います。
入社してもいないのに、給与や待遇に関する質問はやめましょう。
お金のために入社したいと思われてしまい、マイナスな評価をつけられてしまう可能性が高いからです。
結論から言うと、逆質問をしなかったから落とされるということはほとんどないでしょう。
ですが、逆質問をしないことによって、入社したい意欲や会社に対する興味が少ないように見られる場合も多くあります。
そして、逆質問は面接の評価の対象になります。
逆質問とはいえ自己PRの場でもあります。
自分の意志や人柄とセットにして、端的に質問する事が良い印象を与え、意欲や興味を感じてもらえます。
入社後に気になるであろう質問をしてみるというのも良いでしょう。
質問を求められた際に、もし質問がなければ面接を受けた後の感想や、その企業への所感でもいいと思います。
「質問は特にありません」
よりも、
「質問はありません。御社の面接を受けさせて頂いて○○によってより入社意思が高まりました。」の方が素敵ですよね。
企業側が逆質問をする意図は、入社後にあなたとのミスマッチがないようにするためです。
もちろんアピール等にも使える逆質問ですが、素直に入社後の疑問などを聞くのが本来なのです。
逆質問をすることで、信頼が高まったり、入社への意欲や意思が強いとアピールすることができます。
事前に質問をいくつか考えておき、その時に適した質問をしましょう。