■まとめ
インターンシップとは、学生が企業で実際に働くことが出来る制度のことです。
インターンシップに参加することで、自分のやりたい仕事を見つけたり、企業研究をしたりと、就活に役立てることができます。
インターンは、アルバイトよりも責任が伴う仕事を任されるケースが多いです。
社員と同等の待遇を受けることが可能なため、アルバイトよりも責任感が求められるのです。
また、インターンは、アルバイトよりも就活にも有利に働くことがあります。
例えば、アルバイトを始めたばかりの従業員に対して、いきなり正社員になってほしいと言う企業はあまり多くはありません。
一方で長期インターンシップは、例え1か月だけでも業績が良ければ、内定を出してくれる企業もあります。
これは、インターンとアルバイトの大きな違いではないでしょうか。
長期インターンシップは、給料が発生する場合がほとんどです。
長期インターン生に支払われる給料の相場は、以下の通りです。
時給の相場 | 1千円~2千円 |
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日給の相場 | 1千円~2千円 |
成果報酬の相場 | 1件につき1千円~5万円 |
企業によって、給料の形態はバラバラです。
長時間働きたい方は時給、勤務時間のみ働きたい方は日給、週に数時間だけ働きたい方は成果報酬制がおすすめです。
短期インターンシップは、企業説明やグループワークが多く、実際の業務をこなしていくわけではないため、給料が発生しない場合がほとんどです。
給料は発生しないものの、昼食を無料で出してくれたり、交通費を1,000~2,000円程度支給してくれる企業もあります。
短期インターンは無給がほとんどですが、サービスをしてくれるところもあるので、概要をきちんとみてみましょう。
短期のインターンシップは、将来やりたい業種が決まっていない方や志望している企業について研究したい方にオススメです。
短期のインターンに参加することで、その企業の業務内容を詳細に知ることが出来るため、就活の際の自己PRに必要な知識などを補えるかもしれません。
長期のインターンシップは、ビジネススキルを身に付けたい方や、アルバイトよりもやりがいを持って働きたい方にオススメです。
社員と同様に業務に取り組み、会社に認められれば内定を貰える可能性もあります。
インターンシップで学んだ経験は、就職活動での自分の強みになります。
また、ネットで検索しただけでは知ることの出来ない社内の雰囲気を知ることが出来るため、入社後のミスマッチを防ぐことが出来るでしょう。
インターンシップの内容は、大きく分けて3つあります。
この3つをそれぞれ紹介していきます。
セミナー型インターンシップは、1~3日間です。
このインターンは企業説明会のようなもので、その会社の業務内容を聞いたり、オフィスの見学をしたりします。
セミナー型のインターンシップは、サマーインターンやウィンターインターンとして開催されることが多いです。
選考無しで参加出来るところがほとんどなので、気軽に参加してみましょう。
志望する業種を決めていない方にもおすすめです。
プロジェクト型インターンは、3日間~1週間程度設けられていることが多く、夏または冬に開催されることがほとんどです。
このインターンでは、主にグループワークを行います。
企業から出されたテーマをグループで話し合い、最終的にプレゼンして意見を交換する流れとなっています。
実際にその企業で議論になっているものをテーマとして出すところもあるため、アイデアが気に入られると企業側から良い評価を貰えて就活で特別選考を設けてくれたり、就活で有利になる機会が増えます。
就業型インターンは、いわゆる長期インターンシップと言われているものです。
上記で説明した2つのインターンシップとは違い、3か月以上働くことを条件としている企業が多くあります。
そのため、大学1年生の頃から入社して、大学4年生の卒業まで働く学生も少なくありません。
就業型インターンは、企業で実際に働くことが出来るインターンシップです。
インターン生も社員と同等に扱われるため、取引先とのミーティングに参加し、インターン生がメインで提案出来たり、難易度の高い案件を任せて貰えたりします。
その業界について詳しくなるだけでなく、同時にビジネススキルを身に付けることが出来るようになっています。
サマーインターンは、夏に開催される短期のインターンシップのプログラムです。
開催される期間は、企業によって異なりますが、1day~1週間程度の場合がほとんどです。
サマーインターンでは、1dayのインターンの参加者のみ選考を受けることが出来る特別なインターンを開催している企業もあります。
その特別なインターンは、就活の選考に繋がることが多いため、競争率も高くなっています。
自分が志望する企業がサマーインターンを行っているかどうか公式サイトをチェックしてみましょう。
ウィンターインターンは、冬に開催される短期のインターンシップのプログラムです。
開催される期間は、夏と同様、1day~1週間程度の場合がほとんどです。
ウィンターインターンは、サマーインターンよりも本命のインターンだと言われています。
就活の情報が解禁される間近のため、志望する企業に絞って参加する学生が多くいることでしょう。
そのため、冬のインターンでは、企業側も学生の適性を図ったり、能力を見ていたり、内定者を見定めている可能性が高いです。
実際に、インターンでの成績が良かった学生には、選考を免除にする企業も存在します。
あなたのイメージが、その企業とマッチングし、そのうえ企業が欲しいと思う人材でなければなりません。
簡単に選考が貰えるわけではないことを知っておきましょう。
長期インターンシップは、1年中開催されており、募集も1年中行われているインターンシップです。
長期のインターンは、長ければ長いほど裁量権は大きくなるので、働くのであれば1年間は働くことをおすすめします。
年中開催されているということは、参加するチャンスが無限にあるということです。
特に、ベンチャー企業は、多くインターン生を募集しています。
ベンチャー企業は、まだまだ発展途上のため、人手が足りない企業が多いと言われています。
そのため、1人が多く仕事をこなしているケースが多いので、採用された際にはインターン生も幅広く仕事を受け持つことが出来るでしょう。
海外のインターンにも短期と長期のプログラムがあります。
短期の場合は4日~2週間、長期の場合は3ヶ月~半年以上が多いです。
しっかりと海外でもビジネススキルを身に付けたい方は、長期のインターンに参加することをおすすめします。
おすすめの時期は、3月~5月の春休みから前期にかけてです。
休学しなければならないため、海外のインターンは、しっかりと単位を取得出来る自信がある方のみにおすすめします。
インターンシップに参加する際は、その企業が指定している服装を選びましょう。
インターンの概要に「服装自由」と記述していた場合、困りますよね。
この場合は、オフィスカジュアルな服装かスーツを着て参加しましょう。
友人と出かける際に着ているようなカジュアルな恰好はNGです。
男性の場合 | ジャケット+襟付きのシャツ+パンツ |
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女性の場合 | きれいめなブラウス+ひざ下のスカートまたはパンツ |
オフィスカジュアルな服装というのは、このようなスタイルのことを言います。
インターン参加中は、必ず話し手の話を聞きながらメモを取るようにしましょう。
メモを取ることで、話を聞いていることのアピールにもなります。
また、挨拶や言葉遣いにも気を付けましょう。
その会社の社員だけでなく、インターン参加している学生にも挨拶をしておきましょう。
休憩時間の様子も、見られているものです。
恥ずかしがらずに、積極的になることで企業からの評価も上がるはずです。
インターンに参加する際は、必ず募集概要に載っている給料の欄を確認しましょう。
もしかすると、長期のインターンでも給料が発生しない企業もあるかもしれません。
また、圧倒的に給料が低いところも避けておきましょう。
自分の納得のいく給料形態・金額を提示している企業を選びましょう。
就活において、インターンに参加することは大きなメリットがあるということをご理解いただけたのではないでしょうか。
長期インターンでは、ビジネスマナーやスキルを早期に身に付けることができ、短期インターンでは優秀な学生は選考を有利に進めることもできます。
ぜひご自身の進路に合わせて活用してみて下さい。