インターンシップを実施する企業の中には、面接を行う企業もあります。
インターンシップへの参加がかかった選考となると、緊張してしまいますよね。
今回は、インターンシップの面接の目的や準備などについて紹介します。
やる気があり素直な学生は、指摘されたことを素直に受け止めることが出来るため、成長スピードが速い傾向にあります。
一方で、プライドが高い学生や頑固な学生は、例え、考え方が間違っていたとしても「自分のやり方が正しい」と思いがちで意見を曲げない傾向にあります。
そうなると、教える時間が増えてしまい、指導係の時間を奪ってしまうことにもなります。
そのため、成長意欲が高く仕事をこなしてくれる素直な学生を採用するようです。
面接時は、変に自分を作らず、「インターンをやりたい」という熱意を伝えましょう。
面接官が採用したいと思う学生は、「インターンに参加する目的が明確な学生」です。
例えば、以下のような目的です。
目標がある学生は、その目的のために頑張ってくれるため、すぐにやめることは無いと判断されます。
そのため、採用されやすいのです。
目標がある学生は、ミスしたとしても簡単に心が折れることなく、自分で改善点を見つけて仕事をする傾向があります。
そのため、社員の方も入社後には、より成長する機会を与えたいと思って仕事を任せてくれます。
インターンシップの面接は、参加したいという志望度の高さや、参加の目的をうまく言語化できた学生が合格します。
自分がインターンシップ参加で何を学びたいかをうまく伝えることで、合格率がアップするでしょう。
インターンシップの面接では、「学生時代は何をしていたのか」を質問されることがあります。
これを質問する意図は、学生が周りを引っ張っていける逸材かどうかを見抜くためでもあります。
リーダーシップの気質がある学生は、指示を待つのではなく、自発的に行動出来る人が多いため、それを仕事にも生かしてくれるのではないか、と企業側は期待しています。
そのため、リーダーシップのチカラを発揮してくれそうな学生は採用されやすいと言われています。
インターンの面接では、必ず「企業に入社したい理由はなんですか?」と質問されます。
志望動機が曖昧な方は、「周りがインターンをしているから」「就活に有利な気がするから」という理由でなんとなく応募した方が多いです。
このような学生は、ある程度仕事が出来るようになればいいと思っている方が多く、業務内容がある程度分かってくる2~3ヶ月程度でやめてしまうことが多いそうです。
企業側からすると、マイナスになってしまうため、志望動機が曖昧な方は不採用になる可能性が高いのです。
インターンに合格したいのであれば、説得力のある志望動機を考えましょう。
面接官の質問に回答出来ないというのは、致命的です。
コミュニケーション能力がない方は、一緒に仕事をする上で支障をきたしてしまいます。
そのため、そのような能力が無ければ落とされてしまう可能性が高いのです。
コミュニケーション能力を鍛えるには、コミュニケーション能力が高い友人と話すことが一番です。
声のトーンや、間、言葉遣いなど、相手の話し方を真似してみましょう。
インターンの面接では、冒頭に自己紹介を指示されます。
面接官に良い印象を与えるための対策として、
など、大学で何をして来たのかを一言加えるようにしましょう。
"自分がどれだけ大学で活躍してきたのか"をアピールすることで、インターンに参加したときに、熱心に業務をこなしてくれると見なされ、採用されやすくなります。
志望動機は、"なぜその企業でインターンをしたいと思ったのか"を答えるものです。
この質問は、事前に考えておかなければ、うまく答えることが出来なかった学生が多くいます。
志望動機は、企業に入りたいという熱意を伝えるためのものです。
面接官に気に入ってもらうためにも、しっかりと対策しましょう。
また、面接をするからには、志望動機も聞かれることが多いです。
志望に至ったきっかけだけではなく、なぜ志望したのかを自分のパーソナリティや経験を交えて話すといいでしょう。
さらに、志望動機を伝えるだけなら、エントリーシートでも可能です。
既にエントリーシートを提出している場合は、エントリーシートとズレた内容を言わないことはもちろん、さらに肉付けして話すことが大切です。
将来、食品業界で働きたいと考えているので、御社にエントリーしました。
御社の製品は、BtoCの事業として消費者に商品を届けているだけでなく、BtoBの事業として多くの外食産業を支えていると伺いました。
そういったさまざまな業界に影響力のある御社で、ぜひインターンシップに参加し、さまざまなビジネスモデルを自分の目で見たいと思っています。
といった言い方をすることで、その会社で働きたい意味が伝わります。
積極的に問題を解決しようとしたことや、熱心に何かを行ったことを回答するようにしましょう。
過去に何か熱心に行った経験がある学生の方が、インターンに参加した後も、「積極的に業務をこなしてくれるだろう」と思わせることが出来ます。
企業側も、やる気のある学生を採用したいと考えているため、明確なエピソードがある方の方が採用されやすくなります。
学生時代に頑張ったことを述べる際は、
【結論→理由→変化→まとめ】の順にしましょう。
結論から述べることで、論理的に考えることが出来ると思われ、印象が良くなります。
学生時代に身に付いた自分の強みを、企業が求めている人材に合わせることで、「社員と合う人材」と見なされて採用されやすくなる傾向にあります。
これは、目標があるのかどうかを見極めるために質問されます。
最初の見出しの【インターン面接で受かる人の特徴】でも解説しましたが、きちんと目標がある学生の方が、退職しにくい傾向があります。
そのため、面接官も将来やりたいことが明確な学生を採用する傾向にあります。
長所や短所を述べるときは、【結論→エピソード→今後にどう生かすか】を意識しましょう。
長所を選ぶ際は、企業側が求めている人材に合うものにしましょう。
仕事をするうえで、自分の強みが武器になり、活躍出来る機会が増えます。
また、企業側が欲しい強みに合わせることで、採用されやすくなるかもしれません。
短所を選ぶ際は、長所と表裏一体のものを選びましょう。
短所でも言い方を変えるだけで、長所にもなります。
抱え込みやすい | 責任感が強い |
計画性がない | 行動力がある |
楽観的に物事を考える | ポジティブ |
心配性 | 計画性 |
あきらめが悪い | 忍耐力 |
上記のように、言い換えることが出来るものを選び、
私は、抱え込みやすい性格でしたが、○○という体験を通じて、責任感が強くなりました。
この責任感を御社でも生かしたいと思っております。
という流れにしましょう。
面接官が逆質問をする意図は、以下の通りです。
事前に企業について調べているかどうかを確かめるために、逆質問の時間を設けている面接官がいます。
もし、公式サイトに掲載されていることを質問してしまった場合は、企業に対する熱意が弱いと判断され、不合格になってしまうかもしれません。
意地悪ではなく、学生の疑問を解決するために逆質問の時間を設けている面接官もいます。
【仮説を立てて質問出来る内容】
仮説を立てて質問することで、以下のようなメリットがあります。
私は、○○の活動を行ってきたため、△△の能力をあげることが出来ました。
もし、御社に入社させて頂いた際は、どの部署に配属されてどのような仕事をさせて頂けるのでしょうか?
例えば、このような質問です。
このように仮説を立てて質問することで、働いている社員と学生の相性を考えてくれるキッカケにもなります。
自分が志望する部署であった場合は、あなたがその業務に向いているということを知る機会にもなるかもしれません。
また、あなたと社員の相性が良かった場合は、採用に一歩近づくかもしれません。
給与に関する質問をしてしまうと、「やりがいや目的を持ってインターンに参加したい」というよりは、お金目当てで働いていると思われてしまいます。
印象が悪いので、面接官から給与に関する話があるまで質問しないようにしましょう。
公式HPを見れば分かる質問というのは、例えば、企業理念や社員の人数などは、公式サイトで確認することが出来ます。
自分でも簡単に確認出来ることを聞いてしまった場合、企業調査が出来ていないと判断されてしまい、減点の対象となる可能性があります。
「はい」「いいえ」の質問をしてしまうと、会話が終わってしまう可能性が高いです。
そのため、「先ほど、説明して頂いた○○についてもう少し詳しく説明して頂けませんか?」というような、相手の話を引き出すような質問形式にしましょう。
今回のインターン面接についてはいかがだったでしょうか。
インターンの面接で受かる人と落ちる人の違いについて、面接の質問対策、合格に近づくための逆質問の対策についてなどを解説しました。
ぜひ、この記事を参考に読んで面接対策を行ってください。