東京海上日動のインターンシップの内容は?選考対策についても解説!
今回は、損害保険会社として日本でBIG4に入る、東京海上日動のインターンシップについて紹介していきます。
東京海上日動の会社概要や、インターンの内容、選考フローについて詳しく解説する予定です。
それに加え、選考対策について過去問を使いながら解説、インターンの口コミなども紹介します。
東京海上日動のインターンシップを検討している方、保険業界に興味がある方も知っておくべき情報ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
まずは、東京海上日動という会社について解説していきます。
- 東京海上日動の基本情報
- 東京海上日動が求める人材とは
「東京海上日動火災保険株式会社」というのが正式な会社名で、国内でも大きな損害保険会社です。
業種としては「保険業」となり、「損害保険業」が主軸になっています。
その他にも「資産の運用」「業務の代理・事務の代行」「確定拠出年金の運用管理業務」「自動車損害賠償保障事業委託業務」といった業務を行なっているのです。
国内営業網は「127営業部・支店」「363営業室・課・支社」「23事務所」となっています。
損害サービス拠点は国内236カ所あり、代理店数は国内48,339店とかなり大きい規模ですね。
従業員数は2020年3月31日現在で17,077人。
東京海上ホールディングスの子会社であり、東京海上グループの中の1企業として経営されています。
- 自ら考える事ができるか
- 自ら発信する事ができるか
- 自ら行動する事ができるか
- 個性豊かな人材
東京海上日動が求めている人材の特徴は、以上の通りです。
キャリアを考える中で、自らの仕事に「誇り」を持てるかが大切になってくるとも言われていました。
誇りを持つ事で、自ら課題を見つけて、解決しようと果敢に挑戦する事で、成長ができます。
働く上で常にこの3つの事が重要になり、「気付く力」を養うことも大切です。
失敗から反省し、成功につなげる事ができる人材を求めています。
さらに、自ら考えて行動できるだけでは不十分なようです。
自分の「個性」というのも押し殺さずに、どれだけ出せているかという部分も大切になってきます。
お互いの個性を出し合うことにより、共に高め合う風土を大切にしている会社です。
選考段階でも、この辺りの人柄は特によく見られ、重要になってくるので覚えておきましょう。
ここでは、東京海上日動が行なっている5つのインターンについて、「応募概要」「内容」「選考の流れ」について解説していきます。
どれも長期のものではなく、数日の期間で設定されているため、比較的参加がしやすいものです。
- 国内ビジネス編
- グローバルビジネス編
- 損害サービス編
- 資産運用編
- IT戦略編
●応募概要
国内ビジネス編は大学、大学院に在籍していれば、誰でも応募する事が可能です。
地域ごとに行われるため、定員や開催地域は以下の通りです。
北海道 | 25名程度 |
---|---|
仙台 | 20名程度 |
東京 | 50名程度 |
名古屋 | 15名程度 |
大阪 | 40名程度 |
広島 | 15名程度 |
福岡 | 24名程度 |
会場は、東京海上日動の支社などになるかと思います。
内容としては、「企画書・提案書等作成」「社員との懇談会」の共通内容に加え、「クライアント等訪問」が行われる予定です。
クライアントのリスクコンサルティングを行うセクションが用意されています。
流れとしては「ES提出→2次選考→最終選考」の順番です。
東京開催のインターンに参加の場合は、ESと共に適性検査GROWを受験する必要があります。
この流れは、この後のどのコースも共通となっているので、チェック必須です。
●応募概要
対象者は大学、大学院に在籍している方で、TOEIC730点相当が応募の目安となっています。
開催地域や定員は、「東京:50名程度」「大阪:40名程度」です。
内容としては、共通内容に加え、「グローバルビジネスのケーススタディ、駐在員経験者との懇談」が用意されています。
グローバル企業のリスクコンサルティングを担うセクションとなっており、海外に興味がある方にはオススメです。
選考の流れは、国内ビジネス編と同様となっています。
東京開催のインターンに参加する場合は、ESと共に適性検査GROWが受験必須です。
●応募概要
こちらも大学・大学院に在籍している方であれば、どなたでも応募が可能です。
開催地域や定員につきましては、国内ビジネス編と同様なのでそちらをご覧ください。
インターンの内容は、共通内容に加え、「損害発生時の事案解決体験、事故防止策の立案」があります。
事故が生じた場合の、保険金支払いや迅速で円滑な解決に向けたサービス提供を行うセクションです。
選考の流れについては、上記のコースと全く同様となっています。
●応募概要
大学・大学院に在籍していれば、どなたでも応募が可能です。
開催地域は東京のみで、定員は50名程度になっています。
プログラム内容としては、共通内容に加え、「資産運用戦略立案」を行うようです。
保険会社として大切な、機関投資家としての資産運用について学ぶ事ができます。
流れについては、上記のコースと同じとなります。
●応募概要
応募条件は、大学・大学院に在籍している方のみです。
資産運用編同様、東京開催のみとなっており、定員も50名程度になります。
内容として用意されているのが、共通内容に加えて「IT戦略立案」です。
変化する環境に対応するための、ITを駆使したビジネスモデルの創造について、実際に立案などを行い、学ぶことができます。
選考の流れも上記のコースと同様となっています。
次に、インターンシップ選考についてです。
過去問などを紹介しつつ、対策法についても解説します。
- エントリーシート(ES)対策
- 1次面接の対策
- 2次面接の対策
東京海上日動の夏インターンESではどんな設問があったのでしょうか。
2019年の参加者の情報をもとに、紹介していきます。
設問1:あなたが学生時代に最も力を入れて取り組まれたことは何ですか?役割、人数等具体的なイメージができるように内容を教えてください。
設問2:その取り組みの中で気づいたことを自由にお書きください。
設問内容は、よくESで聞かれるようなものとなっていますが、回答文字数が少ないようです。
限られた文字数で簡潔に、具体性を持って書くために、数字などを使って端的にまとめることを意識しましょう。
東京海上のインターン選考で面接は2回あり、1次面接では主にESの深掘りなどが行われます。
面接官1人に対して、学生6人の集団面接のようです。
2019年の参加者が聞かれた質問一覧がこちら
- 学生時代に力を入れたこと
- それについての深掘り(面接官が気になった点)
- アルバイトで学んだことを仕事でどう生かしていきたいか
- 何か成し遂げたことはあるか
ESの要約などに、数分の時間をかける学生も多いそうですが、1人の持ち時間は7分程度。
端的にまとまった文章で返す練習をしておくといいと思います。
1次面接を通過する事ができれば、2次面接が最終選考となります。
ここでは、人柄について徹底的に見られる面接となり、1対1の個人面接です。
2次面接での過去質問を見ていきましょう。
- どんな小学生、中学生、高校生だった?
- どんな子供だった?
- 中学・高校での立ち位置
- 親の教育方針
- 反抗期はあった?
- 兄弟は仲良い?似ていると思う?
- なぜその大学、学部を選んだのか
- バイトは?
- ターニングポイントは?
- 友達は自分をどんな人だというか
- 親友の数、親友の定義
- 苦手なタイプの人とどう接するか
- 自分の弱み、それを改善するために何をしているか
- 自分の性格について
このような感じで、自分の幼少期から今まで、そして考え方や人柄などじっくり面接を通して見られます。
面接時間としては30分ほど。
ここで重要なことは、自分についてよく理解をしておくことです。
主に自分の考えや環境について聞かれるので、事前にしっかり自己分析をしておきましょう。
さらに、挫折や苦手という部分についても聞かれます。
これについても、挫折後の行動や苦手をどう克服しようとしているかなど、その後まで話せるように準備が必要です。
ここでは、実際に東京海上日動のインターンに参加した方の口コミや体験談などを紹介していきます。
- 東京海上日動のインターンシップの口コミ・評判
- 東京海上日動のインターンシップは内定に有利になる?
まずは東京海上日動のインターンシップに参加された学生の口コミを、3つほど紹介していきます。
損害保険会社の仕事はイメージがしづらいものだったので実際に社員さんに同行して営業業務を体験できたことはよかったと思う。
他損保と東京海上日動の違いなど会社研究が出来たこともよかったと思う。
社員さんや他の学生とのつながりも出来たので今後に活きてくるとも思う。
最終発表にむけての準備ではぎりぎりまで案がまとまらずチームでも合意形成が上手くいかなかったこと。
チームの他のメンバーはインターンの参加経験が少なくワーク慣れしておらずそのためにプレゼンテーションに使うパワポ資料の作成など負担が自分にかかっていたので正直つらかった。
引用元:就活会議
インターンシップでは社員さんについて、実際の業務を体験することも可能なようです。
仕事内容をより深く理解でき、同業他社との区別もはっきりとするため、就活の企業研究としても学びになります。
また、最後には発表する場面があるとのことです。
この辺りのチームで何かを作り上げるという経験が実際に就職活動をする上でも、生きてくるのではないでしょうか。
損害保険会社の役割や、社員の方々がどの様な気概を持って働いているのかなどは、実際にインターンシップに参加しなければ感じることができないものだと思うので、非常によかった。
あれだけ多くの社員の方々の前で発表する機会はなかなかないので、時間内に何を説明するべきか、学ぶことができた。
ビジネスモデルを考える際、果たして他のステークホルダーはこのサービスに協力してくれるのか、収益が上がるのか、持続可能なサービスなのか、など多角的に検討する必要があると言われ、そうでないとどんなにいいアイデアでも実際に実行されないというお話が印象的であった。
引用元:就活会議
損害保険会社というのは、なかなかイメージが湧きづらい部分ですよね。
しかしインターンシップを通して、実際に体験することでなんとなくイメージがつくようになってくるでしょう。
社員の方とも関わる上で、具体的な提案をしたり、それに対してフィードバックをもらったりと実践的な内容にもなっています。
社会人になっても役に立つような話を聞くこともたくさんできそうです。
グループワークの時間が他社と比べて少なかったので時間管理を徹底した。
毎日、日誌のような振り返りシートを提出しなければならないのでそれは時間をかけてしっかり書いた。
座学のときも積極的に質問をして意欲を見せた。
他の班の学生との関わりはない。
班のメンバーとはかなり仲良くなる。
部署の社員の方とは毎日のランチや最終日の懇親会で多く話す機会がある。
インターン後も新年会に呼んでくださったり、OB訪問の斡旋を行ってくださったりする。
引用元:就活会議
実際に仕事を体験することもあるからか、グループワークの時間が少ないようです。
限られた時間で発表まで完成させるという部分も、時間管理能力が身につくのではないでしょうか。
また、グループ同士では話すことも多いが、あまり多くの学生と関わるということはなさそうです。
とはいえ社員の方とは、話す機会もいくつか設けられているようなので、積極的に質問をする事が大切になります。
東京海上日動のインターンに参加した学生は、内定に有利になるのでしょうか。
公式のインターンサイトでは、採用選考に影響がないとされていました。
選考ルートとしては参加しても、しなくても変わらないようです。
しかしインターン参加者には、その後も社員の方との座談会の機会が何度かあるとのことでした。
また、インターンの内容も実際の業務に近く、志望動機を具体的にする経験としては有利に働くかもしれません。
これは噂でしかないのですが、インターン参加者の方が選考に通りやすいとも言われており、志望しているのであれば、参加するメリットは大きそうです。
ここまで東京海上日動のインターンについて詳しく解説してきましたが、いかがだったでしょうか。
就職活動において志望している学生はもちろん、業界研究の目的でもインターン参加はいい体験・経験となります。
実際の仕事に近い内容で受けられるということで、働くイメージというのも湧きやすいですよね。
ただ大手損保会社というのもあり、インターン選考は倍率が高そうです。
ここで紹介した対策をしっかり行い、頑張って選考を突破しましょう。
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