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更新日 2020.10.22

JICAのインターンは難しい?体験談や書類・面接選考対策を紹介

「JICAのインターンって難しいのかな?」「時期、内容はどんな感じなんだろう?」「選考に有利になるのかな?」

JICAインターンに応募を考えている学生さんの中には、様々な疑問や応募にあたっての悩みをお持ちの方もいるかと思います。

JICAとはどんな会社なのか、求める人物像、選考プロセス、出された設問など過去の例にそってまとめてみました。

応募をご検討の方は参考にぜひ御覧ください。

この記事が良い判断基準になれば幸いです。

国際協力機構(JICA)について

  • JICAの基本情報
  • JICAの社風とは
  • JICAが求める人材とは

JICAの正式名称は、独立行政法人 国際協力機構です。

平成15年10月1日に設立され、2020年1月時点での職員数は1,929人となっています。

開発途上地域等の経済、復興や経済の安定に貢献し、国際協力を推進し、世界の中での日本の立場を明らかにする目的で活動しています。

JICAは独立行政法人であり民間企業ではないので、利益を追求する組織ではありません。

よって、民間の会社とは雰囲気が多少異なります。

「信頼で世界をつなぐ」というビジョンがあり、日本を起点として、様々な協力により世界における日本の立場を明らかにしていきます。

大きな使命感を持ち、ともに住みよい世界を作り出していくという大きな理想のもとに運営されている組織となっています。

働く人達は穏やかで落ち着いた人が多く、休暇も取りやすいとの評判が見られました。

働いている方の声を聞くと、落ち着いて仕事に取り組める環境が整っているようです。

  • 様々な立場のメンバーをまとめてプロジェクトを進めることができる
  • リーダーシップを発揮できる
  • プロジェクト推進のため新しいルールや仕組みをつくることができる

求められる人物像は、強い使命感とリーダーシップです。

途上国支援には様々な立場から多種多用な人たちが一つのプロジェクトに携わることになります。

プロジェクトを推進するにあたってみんなをまとめていくリーダーシップや、新しい仕組みをつくり運用していく業務遂行能力が求められます。

日本を代表して発展途上国へ様々な支援を行うという業務上、強い使命感も求められます。

業務の推進に必要な力強いリーダーシップと、国の代表として業務に携わる使命感が求められる人物像です。

JICAのインターンシップの内容と選考の流れ

  • 21卒のインターンシップ募集概要と時期
  • インターンの内容
  • 選考の流れ
  • 短期のインターンでもいいの?

対象者/「大学生及び大学院生向けポスト」については、応募時に日本若しくは海外の大 学・大学院(修士・博士・専門職学位の各課程)に在学中、又は入学許可を取得済みの者。

PARTNER国際キャリア総合総合情報サイトで人材登録を完了し、応募します。

応募に必要な書類はインターン応募長所、在学証明書、語学力証明書です。

定員

本部12ポスト 16名程度
国内機関4ポスト 6名程度

年に2回(4月と9月頃)募集。

2020年9月上旬からインターンシップを開始し、2021年3月末までに終了。

時期については各ポストによって異なる。

場所/配属先により異なり、出張が発生することもあります。

交通費の自己負担/配属場所までの交通費。

国内のインターンが居住地を離れてインターンシップを行う場合の宿泊費 。

基本的に交通費は自己負担になりますので注意が必要です。

各種ポストによって内容は異なりますが、主に実務の補助やそれに伴う付随業務となっています。

ほぼ実際の業務に携わることになり、期間もしっかり用意されていますので大きな経験となります。

本部ポストの業務の一例です。

時期 2020年10月~2021年2月の間
(2ヶ月間程度)
  • 広報資料の更新及び紛争情報とりまとめ
  • 就業体験・業務補助
  • 提案型研究

本部ポストの業務は、資料の取りまとめや研究、提案、データ分析などが多く見られました。

  • 書類選考及び書類選考合格者を対象に面接選考
  • 「PARTNER」のマイページ上で合格者の応募受付番号を発表
  • 事前オリエンテーションを経てインターン実務へ

9月~3月の間であれば短期間でも問題ありません。

面接時に希望の時期・期間を聴取し、合格発表後に改めて受入担当 者と調整し、正式な実施期間を決定します。

JICAのインターンに受かるための選考対策とは!

  • 21年卒秋冬インターン(総合職)のES・面接の設問
  • 傾向と対策
  • 選考内容
  • 過去の参加者の参加動機

JICAでは「信頼で世界をつなぐ」というビジョンと、ビジョン達成のための5つのアクション(使命感、現場、大局観、共創、革新)を定めています。

  • これらに関連した、あなたの経験を教えてください。(400字)

あなたの価値観に影響を与えたもの(人・出来事・本など)を教えてください。

10年後あなたはどのように社会に貢献していたいですか?

そのために今取り組んでいること、または今後取り組みたいことは何ですか?

なぜこのインターンに参加しようと思ったのか教えてください。

実現したいことと、それを裏付ける納得できるエピソードをしっかりと用意しましょう。

JICAは海外との交流がメインとなりますので、語学が堪能であることが求められます。

各言語の検定での規定スコアが設定されていますので、対策の一つとして確認しておく必要があります。

そして、求める人物像は理想を持ち、自ら主体的に動くことができる人です。

納得できるエピソードを交えてアピールする必要がありますので、日頃から自分の理想を持ち、それを軸に活動していくことが大事です。

語学と、自分が海外活動で何がしたいのか、また何ができるのかをしっかり考えておきましょう。

JICAの選考は、ESと面接の選考のみです。

語学の能力や今まで自分が経験してきたことやこれから実現したいことなどをアピールします。

書類選考はPARTNERの人材登録にて行われます。

ここでも自分の学歴や語学スキル、志望動機など入力する欄がありますので、事前に確認しておくのがよろしいかと思います。

面接ではESで記載した内容を、ピンポイントなエピソードを元にさらに詳細に語るのが最も相手に伝わりやすいアピール方法です。

1回限りの面接となりますのでJICAの事をよく理解し、自分が伝えたいことをや、適切なエピソードを事前にしっかりとまとめておく必要があります。

公式サイトの参加レポートより抜粋しました。

今後のキャリアを考え る上での参考にし、実務経験を積みたい。

実際の援助やどのようにして案件が作られているのか学びたかった。

アフリカの若年層の失業率 の高さを知ったことがきっかけ。

日本の立場からアフリカに対し何ができる か、また日本国内での取組みについて知見を深めたいと思った。

高校時代エクアドルへ留学した時に JICA ボランティアの方と出会ったのがきっかけで、南 米の国際協力に携わる仕事をしたいと思った、国際協力のプロジェクト形成の過程を学びたかった。

引用元:JICA参加者レポート

過去の参加者の参加動機を見る限りでは、JICAで体験したいこと、将来自分がやりたいことがすでに明確化されていますね。

思いを持っていれば、自分の理想や実現したいことをより明確に相手に伝えることが重要なポイントとなります。

JICAのインターンに参加した学生の体験談を紹介!

  • インターン後の選考について
  • 参加の感想
  • インターン参加のメリット
  • JICAのインターンは内定に有利になるの?

口コミを紹介します。

選考の上で有利になることは特にないと思うが、実際に在外事務所を経験していることで、JICAの業務を深く理解していることは面接で話す際に有利になる面もあると思う。

実際には、途上国支援といってもさまざまな段階で関わるひとが違っていて、JICAだったらなんでも経験できるというわけではなく、他の国際機関やNGOも大きく関わって一つのプロジェクトを進めていることがわかった。

メンターの方には本当にお世話になった。

ビジネスメール(英語・日本語)の出し方すらわかってないままインターンに行ったので、かなり基礎的なことから丁寧に指導していただきとても感謝している。

引用元:就活会議

プロジェクトの作成や進め方の過程や、実際に携わっている組織の事など、インターンとして体験しないとわからない事がたくさんあったとの事が多く見られました。

JICAとして活動しないと一生縁がないであろうと思われる国へも行くことができ、知見が深まったとの体験談も寄せられていました。

案件の作成やデータ収集などの事務的な仕事はもとより、外国の方との対外的な折衝方法を学ぶことができた、との声も見られました。

より深く相手を理解することの大切さを学ぶことができそうです。

JICAの仕事は実際に携わってみないとわからない事が多々あるようで、インターンを経て実際の業務がよくわかったとの声が多くみられました。

将来JICAで働きたい方にとって、実際の業務を体験しておくことはとても重要なことです。

自分が思う働き方とどの程度のズレがあるのか、また思う通りの業務なのか、しっかり見極めることが可能です。

公式サイトの目的の項目にはインターンシップ・プログラムの採用と、本採用は別となっており直接採用や合格に結びつくものではないと書かれています。

しかし、将来JICAへ就業を考えている方は、インターンシップの参加は自然な流れとなり、本採用の書類選考や面接の場でも多少有利に働くのではないかと思います。

合格や採用は保証されないが、多少有利に働くというのが実際のところですね。

まとめ

JICAでのインターン採用で大事な点は、語学が堪能であること、自分の理想やJICAでやりたいことがはっきりしている、この2点です。

対外的な業務を希望している方にとって、語学は必須となります。

選考は年2回あり、ESと個別面接のみとなっています。

実務に近い内容となっており、体験談を見ても、参加しておいてよかったという声が多く見られます。

出張や宿泊費の経費が自己負担の場合がありますので、よく確認しておきましょう。

今後JICAで働きたいと考えている方にとってインターン業務はとても貴重な経験となりますので、ぜひ挑戦してみてください。

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