就活を成功させる上では「企業研究」「面接対策」が欠かせません。
それを一気に解消する方法が「インターンシップ」です。
実体験に勝る企業研究や面接対策はありません。
この記事では住友不動産への採用選考を受けようと考えている就活生向けに書きます。
記事を読むメリットとしては、「住友不動産という会社についての理解」「インターンシップや採用選考の流れ」「面接対策」を一気に把握することができます。
なお、本記事では「大卒総合職」を狙っている人に向けて解説していますのでご了承ください。
住友不動産は住友財閥の不動産部門から生まれた会社です。
住友不動産について理解するには住友財閥や歴史の流れを抑えておく必要があります。
特に住友不動産の総合職を狙う場合は「幹部候補」としての採用になります。
本気で内定を獲得し、入社後に活躍するためには住友の歴史について理解しているのは当たり前です。
面接でも会社研究しているかは重点的にチェックされます。
気を抜かずに対策しましょう。
住友不動産について理解するにはまず、住友財閥について学ぶ必要があります。
住友財閥の起源は江戸時代初期ごろまで遡ります。
もともとは銅精錬業から始まり、貿易や金融・鉱業といった業界に事業を拡大していきました。
その後は明治維新による銅の差し押さえや終戦による財閥解体など、事業存続の危機に見舞われながらもそれを乗り越えました。
現在は住友グループとして事業ごとに別会社が存在していますが、依然としてグループ間で強い連帯感を発揮しています。
住友不動産が求めている新入社員は「主体的な人」です。
さらに掘り下げると「論理的に物事を考え、周りと意見を交わし、新しいことに挑戦できる人」です。
なぜこのような人が求められているのかは、住友の歴史を調べると分かります。
住友グループ全体に言える事ですが、基本的にB to B(企業間取引)でかつ資本力・知名度ともにバツグンなので経営環境は非常に安定していると言えます。
しかし歴史から見ても分かる通り、日本の歴史に残るような事件があった場合、社員にはそれを乗り切るための知力・交渉力・行動力が求められます。
過去にはそうした努力があり、政府による銅の差し押さえや財閥解体の危機を乗り越えました。
「住友グループだから」という意考えでは有事の際に倒産してしまう、という危機意識が経営層に根付いているのでしょう。
企画力、提案力で差がつく
住友不動産に応募する学生は非常に学力レベルが高いです。
よって、知識量を問う問題については足切り程度と考えましょう。
本当に差がつくのは「提案力」です。
主体性、と言い換えても良いかもしれません。
後述しますが、インターンシップや面接では社員に対して提案・逆質問する機会が多いです。
つまり、「住友グループのことを理解しているか」「住友不動産のビジネスを理解したうえで、時流を読みつつ将来の発展に向けた提案ができる人か」という点を見られています。
住友不動産や住友グループに対する理解はもちろん、社会の流れを読んで新規事業を提案する「企画力」が新入社員に求められています。
✔︎主体的な人が求められている
✔論理的に物事を捉える地柄が必要
✔提案力によって差がつく
住友不動産の歴史や求められている新入社員像はイメージできたでしょうか。
ここからは住友不動産のインターンシップ内容について、過去の事例をもとに解説します。
会社の歴史や求めている人物像がはっきりした今なら、なぜ住友不動産のインターンシップはこの内容なのか、インターンシップ中は何に気をつけるべきか予想できるはずです。
就活はすでに始まっていると思って、しっかり準備してインターンシップに臨みましょう。
住友不動産のインターンシップは主に2日間の日程で開催されます。
初日は業務内容や住友不動産の説明、職場やモデルルームの見学。
2日目はグループワーク、その後は社員との座談会です。
気になるグループワークですが、内容は「住友不動産への提案」に関する内容が多いようです。
インターンシップは「採用選考とは関係ない」とされていますが、実質的に応募者の能力を事前チェックしているケースも聞きます。
できればグループワークの発表で、社員さんから高評価を貰いたいですね。
住友不動産の説明はインターンシップ1日目で完了しています。
となると、インターンシップ2日目のグループワークは応募者の提案力を測る、実質的な採用選考の一環なのかもしれません。
社員顔負けのプレゼンや事業提案ができればベストですが、ほとんどの応募者にとっては難しいかと思います。
ここでは、グループワークでマイナス評価されないためのアドバイスをします。
まず、グループ全員が話し合いに参加しているのが大前提です。
話しにくそうにしている人がいたら意見を求めるなど、話し合いに入り込みやすくなるような配慮をしてあげましょう。
次に、相手の意見を積極的に取り入れるようにしましょう。
グループワークはその名の通り「集団で働く」ことです。
自分の意見を押し付けないよう、独りよがりにならないように注意しましょう。
最後に、時間内に必ず結論をまとめるようにしましょう。
「期限内に成果を出す」ことは社会人にとって当たり前です。
常に時間を意識して、最後の5~10分前には結論のまとめに入るようにしましょう。
✔インターンと採用は無関係とも言われている
✔グループワークでの話し合いの参加はマスト
✔常に時間を意識することが重要
次は住友不動産に応募したらどのような選考手順がまっているのか、全体の流れを確認しましょう。
ここで紹介するのは過去の例なので、今年も必ず同じ選考フローになるとは限りません。
しかし、ほとんどの企業の選考フローは例年大して変わりません。
ほぼ同じ内容で選考されると思って準備しましょう。
「あなたの長所と短所を教えてください」「大学時代に力を入れたことを教えてください」など比較的オーソドックスな質問をされます。
自己分析を実施し、アピールするエピソードを具体的に書けるように準備しておきましょう。
もちろん、エントリーシートでは住友不動産に対する志望度の高さもアピールする必要があります。
興味を持った点や活かせる能力はもちろん、「将来これをしたい!」というビジョンを明確に示せるように準備しましょう。
過去の受験者の投稿によれば、オーソドックスな言語・非言語能力および性格診断だったようです。
ただし、SPIなどの一般的な形式ではなく、「見た事がないオリジナルの様式」だったそうです。
WEBテストは企業にとって「応募者の最低限の頭の良さ」を測るための足切りといった位置付けをされている場合が多いです。
「様式がSPIと違う」と慌てる必要はありません。
WEBテストが心配であれば、SPI対策の本を利用して対策しましょう。
WEBテスト GAP・GABについて詳しく知りたい方はこちら
住友不動産の1次面接では「グループディスカッション」と「1次面接(グループ面接)」が同日に行われるケースが多いです。
面接では自己PRはもちろん「ディベロッパーに求められるものとは」「取引先とトラブルが発生した時、あなたならどう対処するか」といった不動産業界に関する質問もされます。
自分の意見を述べつつも、論理的に破綻しないよう気をつけましょう。
1次面接ですが役員クラスの方が面接官のケースが多いです。
全力で臨みましょう。
グループディスカッションの対策について詳しく知りたい方はこちら
最終面接は社長と取締役クラスの方が面接官です。
過去の口コミを見ると、面接官からの質問が少しされた後はほぼ逆質問形式で面接が進むそうです。
逆質問される面接は少ないので戸惑うかもしれませんが、企業分析をしっかり実施していればある程度の質問内容は作れます。
また、面接中の会話の流れから追加で質問するのも良いです。
面接は相手との言葉のキャッチボールです。
最終面接なので緊張するかと思いますが、準備した質問内容の暗唱にならないよう気をつけましょう。
✔エントリーシートで志望度の高さを明確にする
✔webテストは性格診断や言語能力をみられている
✔言葉のキャッチボールも大切
住友不動産の面接では「学生の主体性」を重点的にチェックしているように感じました。
住友不動産と聞けば、その知名度に惹かれてなんとなく応募してくる学生も多いはずです。
ただし、なんとなく応募してくる学生も学歴・経歴がすごい人は多くいます。
そういった人たちの中で内定を勝ち取るにはどうするべきでしょうか。
内定を勝ち取るには「面接対策」がすべてです。
そして住友不動産の面接を乗り切るには「社員として活躍する自分」を具体的にイメージできないとほぼアウトです。
というのも、住友不動産の採用選考は「学生の主体性」チェックしているからです。
当たり障りのない回答をしてしまうと、ほぼ間違いなく不採用となってしまうでしょう。
活躍している将来の自分を想像するにあたって、いくつか疑問が湧いてくるはずです。
それをインターンシップや面接での逆質問時にしてみましょう。
一般人から見ると旧財閥系企業と聞くと「安定している」「待遇良さそう」などと思いがちです。
しかし、当たり前ですがその経営環境を築き上げるには想像できない苦労があったはずです。
特に住友不動産はグループワークやグループディスカッション・逆質問面接など「周りと強調しつつ、主体的に動いていけるか?」を重視しています。
その姿勢からは、「受け身な社員はいらない」というメッセージが感じ取れます。
住友不動産から内定を獲得するのは難しいかもしれませんが、とても魅力的な会社であることは間違いないでしょう。
しっかりと対策を立てて、内定を勝ち取ってください。
「住友不動産 インターン」に関してよくある質問を集めました。
「論理的に物事を考え、周りと意見を交わし、新しいことに挑戦できる人」です。
「あなたの長所と短所を教えてください」「大学時代に力を入れたことを教えてください」という内容です。
「ディベロッパーに求められるものとは」「取引先とトラブルが発生した時、あなたならどう対処するか」といった不動産業界に関する質問がされます。