■まとめ
入社後に、どれだけ「続けてくれるのか」、「貢献してくれるか」を総合的に判断し、内定を出します。
その判断基準は、以下の内容となっています。
企業によって個人差はありますが、インターンの面接官はこのような内容を見ています。
企業が求めている人物像に近づけるように、公式サイトを見たり、OB・OG訪問を行ったりしましょう。
自己PRを考える際に一番大切なことは、企業がどのような人を必要としているのかを見抜くということです。
企業が自己PRを求めるのは、インターンで活躍してくれるかどうか、その企業に入社して活躍してくれるかどうかを判断するためです。
そのため自己PRからどのような人物であるのかを判断するために、企業では独自の評価基準を持っています。
この評価基準は、企業のことを知ることによってある程度推測することができるでしょう。
何も考えずに考え始めてしまうと、企業が求めている人物とはかけ離れてしまうかもしれません。
企業が求める人物を見極めたうえで自己PRを作る必要があり、これにより選考を突破する確率は高まることでしょう。
企業がインターンシップを開催する際には、多くの場合説明会が開催されます。
募集ページを見るだけではなく説明会にもしっかりと参加しましょう。
ここでは疑問に思ったことをすぐに質問出来ます。
必要となる情報をさらに深くまで聞き出すことに繋がります。
また説明会で質問することにより、採用担当者の目にとまります。
説明会で質問をすれば、採用担当者は顔と名前を覚えてくれ、その後の選考にも良い印象を与えられるかもしれません。
自己PRを作る際に最も効果が期待できることに、実際にインターンシップに参加したことがある先輩に話を聞くことが挙げられます。
もしも前の年に同じ会社のインターンシップに参加した経験がある先輩がいるのであれば、話を聞いてみましょう。
求められる能力や選考の流れなど、採用担当者には聞くことができない話でも質問することができるでしょう。
経験者から聞ける話は、自分だけしか聞けない情報であるため、ぜひとも話を聞ける人を探すことをおすすめします。
企業が求めている人材像が分かったら、次は自分の強みを書き出してみましょう。
小学生・中学生・高校生・大学、これまでの人生で何か勇気を出して行ったこと、人より優れていると感じたことなどはありませんか?
それが自分の強みかもしれません。
もし、自分で分からないのであれば、友人や家族に聞いてみるのも良いでしょう。
自分より友人の方が自分に詳しいという話は良く耳にします。
このように自分では気づけなかったことでも、友人や家族なら知っているかもしれないため、隠れた才能・強みを知るいい機会です。
5つ集まればそれでいいや...なんて思わずに絞れるだけ絞り出しましょう。
自分の強みを書き出すことは出来ましたか?
次に行うのは、「自分の強みを裏付けるエピソードを挙げてみる」ということです。
面接官に自己PRをする際は、根拠となる具体的なエピソードと併せて説明し、自分の業績をアピールしましょう。
自分がアピールしたい強みを説明する際には、どのような経験であるかを振り返ってみましょう。
自己PRとエピソードに一貫性がなくなってしまうと、何を伝えたいのかが分かりません。
自分の強みに、根拠となるエピソードを紐づけましょう。
自分の強みと、企業が求めている人材像を照らし合わせましょう。
どれだけすごい強みを持っていたとしても、企業とマッチする学生でなければ選考で落とされてしまうリスクは十分にあります。
そのため、企業が求める人物像とマッチした自分の強みを抽出しましょう。
そのなかでも、「特に、自信がある強み」かつ「企業とマッチするもの」を自己PRで使用することをおすすめします。
自分ができないものを選んでしまうとそれは虚偽であるため、自己PRではなくなってしまいます。
また、書き出す際にはどのような場面で活躍出来るのかも同時に考えてみると良いでしょう。
自己PRの書き方で気を付けたいポイントは、長々と丁寧に書きすぎないことです。
あなたが書いた履歴書やエントリーシートを見ながら、インターンシップ企業の人事担当の方は面接をしてきます。
自己PRの文章を見て、「このことについて詳しく聞きたいな」と思い、質問してくるため、詳しく書きすぎてしまうと、面接官も質問をして話をふくらませることが難しくなってしまうのです。
また文章を詰め込みすぎてしまうと、とても見にくい履歴書やエントリーシートになってしまいます。
見やすい大きさの字で書き、ちょうど良い分量の文字数で書きましょう。
回りくどい表現方法も文字の分量が多くなってしまうため、できるだけ簡潔な文章にしてください。
上記でも書いたよう、紙面で書いた自己PRは、インターンシップ企業の面接官との会話のキャッチボールで使うアイテムだと思ってください。
そのため、面接官の方が質問をしやすくなるような書き方をしましょう。
全てを詳細に書くのではなく、大事なポイントだけ書くようにします。
詳細を書きすぎずに、「これはどういうことだろう?」と興味を持ってもらえるとぐっと話しやすくなります。
インターンシップに受かりたいあまり、自己PRの内容を大げさに書く人もいます。
確かにインパクトはあるかもしれませんが、実際にその自己PRを使って面接をすることを考えてください。
話していくうちに自分の中でエピソードが噛み合わなくなってきたり、うまく話すことが出来なくなったりします。
自分を大きく見せたいのは分かりますが、聞かれたときにしっかりと詳細まで答えられるエピソードを書くようにしましょう。
また、「その行動を起こした際に自分がどう考えていたのか」という部分は答えられるようにしましょう。
基本中の基本ですが、誤字や脱字は相手方に失礼にあたるので、絶対にないようにしてください。
漢字の間違いなどは、国語力を疑われることや注意力が散漫だという印象を相手に与えてしまいます。
特に企業名などはややこしく間違いやすいため、しっかり確認しながら書くようにしましょう。
エントリーシートが原本しかない場合、間違わないように必ず下書きと清書を行いましょう。
清書後に消しゴムを使う場合、ペンのインクが乾いていないと汚れてしまいます。
汚れないように注意してください。
履歴書などは大きく間違ったら素直に新しいものを用意する方がベターでしょう。
また相手に見てもらうということを考え、読みやすくきれいな字を目指しましょう。
あまり字が綺麗じゃないという人も、丁寧に書いていることが相手に伝わるかどうかが大切です。
美文字とまでいかなくても、雑に書かないようにするだけで読みやすく整った字になります。
自己PRの1行目をタイトルやキャッチコピーにするというテクニックがあります。
その自己PRを1行で短くまとめ、自分をあらわす広告文のようにするのです。
最初をタイトルやキャッチコピーにすることで、見た人がイメージしやすく、すっと内容が頭に入ってきますし、インパクトも残すことができます。
評価の高い自己PRを書く際は、実際のエピソードを交える必要があります。
例えば、サークルで起きた出来事ならば「サークルで~」と書くのではなく、「サークルの合宿でリーダーを務めた際に」というように、背景が分かるように書きましょう。
しかし、丁寧に書きすぎては面接官が聞くことがなくなってしまうので、難しいですが「具体的に、でも全てを詳細に書きすぎない」ことが大切です。
インターンシップの面接官の方が文章を読んで、「ん?」と興味を惹くようなおもしろい表現を入れるというテクニックもあります。
一見ミスマッチに思える言葉で、最後まで読んでいったり面接で説明したりすると納得できるというような表現です。
よくあるのが「たとえ表現」です。
「自分は~です」と物や動物、歴史上の人物に例える方法で、ユニークでインパクトが残りやすいです。
ただ、あまりにユニークさだけにこだわると、それだけの文章になってしまいますので、変にこだわり過ぎず、身のある文になるようにしましょう。
インターン選考のための自己PRを書く際は、このような構成にしましょう。
私の強みは、○○です。
(体験エピソード)という経験から(強み)を身に付けることが出来ました。
または、
最も強みを発揮したのは、(体験エピソード)という経験です。
そのとき、(課題の内容)という問題点があることに気付きました。
そこで、私は先輩と話し合い、(解決のために行った行動)活動を行い始めました。
その結果、(成果の内容)という結果を残すことが出来ました。
この私の強みを活かして、御社で(貢献する際の具体的なエピソード)活躍したいと考えております。
私はコミュニケーション能力があり、初対面の人ともすぐに距離を縮め、信用してもらうことが出来ます。
アルバイトは御社の○○店で働いており、アパレル店員としての経験からコミュニケーション能力を身に付けました。
アルバイトをする中で商品だけではなく、ブランドコンセプトなどにも興味を持ち、さらに理解を深めたいと考え、インターンシップへの参加を決めました。
社員としての立場を経験することで御社への理解を深め、コミュニケーション能力を発揮しながら多くの人と接し、たくさんの学びを得たいと考えています。
引用元:就活の未来
私は向上心があり、目標に向けて継続して努力が出来ます。
大学では野球部に所属しており、休まず練習を積み重ねたことで、最後の大会ではMVPを獲得しました。
御社は創業以来常に成長を続けていますし、新しいことにもチャレンジし続けています。
挑戦する姿勢に共感を覚え、実際に御社のことを知っていく上で一緒に働きたいと感じるようになりました。
さらに御社の理解を深めたいと考え、インターンシップへの参加を決意しました。
インターンシップでは些細なことでもしっかり吸収し、社員の皆様とコミュニケーションを取りながら、御社の目標達成に少しでも貢献したいと考えています。
私の強みはマネジメント力です。
私は○○という学生団体に所属しています。
はじめのうちは10人にも満たない少人数での活動でしたが、団体が認知され始めると参加者も増え、40人ほどになった時期に団体そのものの動きが鈍くなってしまいました。
そんな中で私は、所属している43人の学生ひとりひとりと対話し、それぞれがやりたいと思う仕事と適性を考え、さらに団体の中で3つのグループを作ることで業務を効率化しました。
結果として団体の動きはより活発になり、イベントの運営をはじめとして以前よりも多くの業務をこなせるようになりました。
私はこのマネジメント力という強みを御社のインターンシップでも活かしたいと考えております。
この記事では、インターンシップに合格するための自己PRの作り方を解説しました。
インターンシップに合格するための自己PRを早いうちに作り込んでおくことで、それをそのまま就職面接で使うこともできますよね。
ぜひ、あなたならではの個性的な自己PRを作ってみてはいかがでしょう。