ゴールドマンサックスは、アメリカの企業「ザ・ゴールドマン・サックス・グループ・インク」の金融グループとして1869年に設立された歴史ある会社です。
主な業務は以下の通りで、幅広い金融事業を行なっています。
今回は、そんなゴールドマンサックスについて、年収や福利厚生などをご紹介していきます。
転職や就職を考えている方は、ぜひご覧ください。
■まとめ
ゴールドマンサックスは年収を公開しておらず、平均年収は2,094万円だとされています。
年収としては高い傾向かなりにあるようです。
年収などについてが非公開のため定かな情報がありませんでしたが、口コミサイトをもとに考えられるのは、「男女で年収の差はあまりない」ということです。
年収の事例として女性でも年収4,000万円を超えているケースもあり、スキルや実績をもとに年収が決まっているのかもしれません。
ゴールドマンサックスは外資系証券会社のため、給与体系は年俸制となっています。
年俸制とは年初に年収が決定し、毎月12分の1ずつ振り込まれていく方式のこと。
また、年俸に加えて1年の終わりにボーナスが支払われ、その金額は業績によって変わってくるそうです。
証券会社であることから、ボーナスの額は会社の業績だけでなく経済状況にも影響されることがあります。
経済状況によって影響を受けるのはボーナスだけでなく、年俸も増減することがあるようでして、平均年収が高いとはいえ、絶対的な安定はないと言って良いでしょう。
ゴードマンサックスの年収と他社競合企業の年収を比較すると、以下のようになります。
会社名 | 年収(おおよそ) |
---|---|
ゴールドマンサックス | 2,094万円 |
メリルリンチ | 1,029万円 |
モルガン・スタンレー | 900万円 |
JPモルガン | 800万円 |
米系証券会社4社を比較してみましたが、ゴールドマンサックスは断トツで年収が多いことが分かります。
他業種でも年収1,000万円を超えることはあっても、年収2,000万円を超える職種はとても少ないため、ゴールドマンサックスは全国トップレベルの高水準になります。
続いて、年代別のゴールドマンサックスの年収を見ていきましょう。
年代 | 平均年収 |
---|---|
初任給 | 900万円から1,500万円 |
20代 | 1,110万円から1,415万円 |
30代 | 1,500万円から2,043万円 |
40代 | 1,800万円から2,414万円 |
50代 | 2,000万円から2,514万円 |
上記の表からも既に分かるように、どの年代でも平均年収が高くなっています。
ゴールドマンサックスは上場していないため年収の公開を行なっていませんが、それを抜きにすると国内トップレベルで年収が高いと言っていいでしょう。
初任給から年収1,000万円超えも出てくるため、やはり選考の倍率も高くなっているようです。
ゴールドマンサックスに入社するのは狭き門なので、就職者は国内の有名大学卒が多いと言われています。
また、学歴による年収の差はないとされておりますが、採用者に大学卒が多いため、学歴はあったほうが武器になるでしょう。
ゴールドマンサックスを含む金融業界にはバックオフィスとフロントオフィスがあり、それぞれで業務が異なります。
基本的には、バックオフィスはデータの管理や事務作業、人事などをこなす部門のことで、営業活動を後ろから支える業務を行なっています。
これから説明するフロントオフィスに比べて事務的な業務が多く、成果が数値で見えにくいですが、解雇が少ないことがメリットと言われているようです。
一方でフロントオフィスは、顧客にM&Aや資金調達などと直接営業をする部門のことで、外資系証券会社ではよく言われることですがバックオフィスに比べてフロントオフィスは激務とのことです。
バックオフィスとフロントオフィスのそれぞれの役職によって年収が異なるため、以下の表にまとめました。
役職 | キャリア年数 | 推定年俸 |
---|---|---|
アナリスト | 1~3年目 | 600万円から900万円 |
アソシエイト | 4~6年目 | 900万円から1,500万円 |
ヴァイスプレジデント | 7年目~ | 1,500万円から2,500万円 |
マネージング・ディレクター | 実力によって | 3,000万円から5,000万円 |
入社わずか10年以内に年収1,000万円、2,000万円を突破することもあるようで、かなり年俸として高いと言えます。
役職 | キャリア年数 | 推定年俸 |
---|---|---|
アナリスト | 1~3年目 | 800万円から1,500万円 |
アソシエイト | 4~6年目 | 1,500万円から3,000万円 |
ヴァイスプレジデント | 7年目~ | 2,000万円から |
マネージング・ディレクター | 実力によって | 5,000万円から数億円 |
バックオフィスでさえ高水準のゴールドマンサックスでしたが、フロントオフィスでは最高で数億円の年俸を達成することもあるそうです。
実力主義とはいえ、サラリーマンの生涯年収をわずか1年の年俸で達成する、ということになります。
ゴールドマンサックスの福利厚生は医療、保険、退職金など充実した制度があります。
一般的な福利厚生のほか、独自の制度もありました。
フィットネスセンターや指圧サービスでは、社内のサービスを利用することができるため、より心身の健康管理がしやすくなります。
その分、仕事のパフォーマンスが上がったり、業績に繋がったりすることでしょう。
また、介護サービスでは介護が必要になった家族1人に対して、年間100時間までの費用を会社が負担します。
親の介護などでお金が必要になった時などにとてもありがたい制度だと言えます。
ベビーシッターチケットやマタニティメンタリング・プログラムは、子育て支援プログラムの一部で、仕事をしながら充実した家庭を築くためのものとなっています。
ベビーシッターサービス利用時の割引が効いたり、出産前や出産後の社員に対して、経験社員とのメンタリングをする時間を取ることができたりします。
ゴールドマンサックスの福利厚生の詳細については、公式サイトに記載があります。
ゴールドマンサックスの生涯年収は7億4,500万円と言われており、日本のサラリーマンの平均生涯年収の2.7億円の3倍近くもあります。
さらに役職に就いたりすると、生涯年収は軽く10億円を超えてくるのではないでしょうか。
ゴールドマンサックスの公式サイトからは、求めている人材は以下の通りであることが分かります。
ゴールドマンサックスは世界30カ国50都市以上で事業を手がけており、責任感と高い志を持って仕事をすることが大切になってくるようです。
また、どんな仕事であってもチームワークを大切にしながらスピード感と活力のある人たちと業務を行うことが前提であり、その一員として重要な仕事を行います。
そのため、誠実さや最善のチームワーク、そしてリーダーシップが大切になってくるでしょう。
学生でゴールドマンサックスに入社したい人におすすめなのは、就活塾に登録することです。
就活塾とは、就職活動を行う学生に対し、企業側が有料で就職への支援をする塾のことです。
就活塾で受けられるサポートは以下のものがあります。
有償であるだけあって、かなり手厚いサポートを受けることができます。
料金は短期コースで5万円ほど、長期コースで30万円前後の物が多くなっています。
就活塾に通うメリットは主に「手厚いサポートが受けられる」という面でして、以下のような方にはおすすめです。
学習塾もそうですが、個人によって合う・合わないはさまざまです。
とはいえ、就職塾で受けられるサポートは決して無駄なものではないため、検討してみるのもいいかもしれません。
転職エージェントは無料で転職へのサービスが受けられるため、迷ったらまずはこちらを選んでも良いでしょう。
転職エージェントは人材紹介サービスの一つであり、無料で利用できるため転職希望者は登録しておくべきです。
のちに解説しますが、一般には公開されていない、転職エージェントにしかない案件などもあります。
転職エージェントを利用するメリットは、以下の通りです。
自分1人でやると面倒な作業をサポートしてくれるため、まずは転職サービスを利用してみるのもいいかもしれません。
今回は、ゴールドマンサックの年収や給与体系、福利厚生などについてご紹介しました。
一般企業の何倍も年収の高いゴールドマンサックスですが、その分志願者も多く狭き門となりそうですね。
しかし、生涯年収も高いため、入社することができたら安定した生活が送りやすいことでしょう。
もし就職や転職を考えている方は、就活塾や転職エージェントを活用してみてはいかがでしょうか。