就職試験に採用されているCABやGABは、多くの企業が採用している試験方法です。
試験対策を徹底しなければ採用試験に落とされる可能性が高まってしまいます。
確実に点数を確保するために、試験対策をしっかり行いましょう。
この記事では、CABやGABについて説明する他、過去に出題された問題を参考に、試験対策を解説します。
これから試験を受ける人は、この記事をしっかり読んで対策を立てましょう。
■まとめ
就職試験で出題されるCABやGABですが、基本的に適性試験という形で出題されるものです。
本当にこの仕事を続けられるほどの能力があるのか、そして訂正をしっかり備えているのかを判断するため、CABやGABによって判断しているのです。
これらの試験については、短時間で問題を解かなければならない傾向があり、ゆっくりと考えて行動することが許されていません。
とにかく短い時間でしっかり回答できるような状況を作り、高い点数を取りに行く必要があります。
この試験を採用している採用している会社はそれなりに多く、定番の試験として出題されています。
出題されることが決まっているのであれば、しっかりと対策を立ててCABやGABの試験に落とされないようにしましょう。
CABやGABはよく聞かれる用語ですが、この2つは同じものを指しているわけではありません。
CABはIT分野における適性試験という意味合いが強くなっています。
本当にIT分野で仕事ができるほどの力を持っているか、この試験を通じて確認するために用いられています。IT分野以外はCABを利用する傾向が少なくなっています。
一方でGABは総合的な適性試験として用いられています。
ITの分野以外でも使えるように作られた適性試験であり、多くの業種で採用されています。
実際に適性試験として出される場合、GABの方が出題される可能性が高くなっていると判断しましょう。
CABやGABについては、利用されている業界が異なります。
CABは先程も説明したとおり、IT業界で多く用いられています。
出題される傾向がITに関連しているため、ITを活用している会社ではほぼCABを使っています。
これを利用するだけで適正が確実にわかるというメリットがあるのです。
一方GABについては、総合商社で多く用いられています。
総合商社では様々な適性を見る必要があるため、CABよりもGABの方が利用されている傾向にあります。
また、総合商社以外でも、適正を確実に見抜きたいと考えている会社で用いられる傾向があります。
出題形式は選択式の試験となっています。
暗算などの計算が必要なものについては、全て電卓無しで回答しなければなりませんので、素早く回答する必要があります。
また、出題される問題は比較的難しいものが多く、他の適正試験に比べると難易度が高くなっています。
計算などの対策がしっかり求められるため注意してください。
ここからはCABのテスト対策について解説します。
CABは以下の問題が出題されます。
こうした問題が出題されます。
1つ1つの問題にしっかり対策していく必要があるため、的を絞らずに全体的に対策するように心がけましょう。
暗算は指定された計算式の答えが何か選択する問題です。
電卓の使用は禁止されていますので、頭の中で計算して答えを出さなければなりません。
例えばこのような問題があります。
?に当てはまる数字は選択肢A~Dのうちのどれか。
この問題の答えはAです。
また、このような出題もあります。
?に当てはまる数字は選択肢A~Dのうちのどれか。
この問題の答えはCです。
このように、短文で出題された計算式に対して、選択式の答えから何が正しいのか導き出す必要があります。
基本的に計算能力が求められますので、計算に慣れるようにしましょう。
掛け算の場合、数字を分けて考えると楽になります。
先程の例だと、50×6+3×6という方法で計算すれば、簡単に318という答えが導き出せます。
割合で表示される場合は、頭の中で分数に置き換えてください。
15%であれば15/100という形に変更させ、掛け算で計算すると答えが出しやすくなります。
次に四則逆算です。
これは箱の中にどの数字が含まれるのか、逆算して答えを導き出す必要があります。
玉手箱で用いられているものと似ているため、経験している人はわかりやすいでしょう。
例えばこのような問題があります。
□に当てはまる数字は選択肢A~Dのうちのどれか。
この問題の答えはBです。
50×□が20になればこの計算式が成立しますので、2/5が正しい数字となります。
逆算を何度も繰り返して覚える必要があります。
合計の数字から箱の中に入ると思われる数字をある程度予測すると、短時間で回答できるようになるでしょう。
次に法則性です。
基本的に図を利用して出題される傾向があり、図の法則性は何かを説明する問題となります。
空欄となっている部分に対して、どのような図が答えになるのか把握する必要があるでしょう。
このような問題が出題されます。
この?に入るのはどの図なのか回答します。
答えはBです。
基本的に空欄の位置がどのポイントにあるか確認し、その周囲にある図を見て判断するようにしましょう。
左側が空欄であれば右側を、右側が空欄であれば左側の図を見ながら確認していくのが望ましいでしょう。
図の法則性はそこまで難しいものではありませんが、出題数が多いので気をつけてください。
命令表は、指定された命令に沿って図を動かした結果、最終的な結果がどのような形になるか回答するものです。
非常に難易度の高い出題が多くなっていますので、回答する際は簡単なものを中心に進め、残りの問題に余裕をもたせる必要があります。
このような問題があります。
このように、命令表と出題が存在します。
この問題の答えはDです。
命令表の指示をしっかり確認すると同時に、図をどのように動かしていくのかが重要になります。
複雑な出題もありますので、単純なものから解答を進めていきましょう。
この問題も図を用いた内容が出題されます。
出題されたものから暗号の意味を理解し、最終的にどの図が答えになるのか回答します。
このように色の変化する図があります。
では以下の図式で=の後はどの色に変化している?
答えはAの赤です。
赤→青→紫→赤という形で色が変化します。
暗号の意味をすばやく理解していく必要があります。
意味を理解できるようになれば選択肢の中からどの図が答えになるのかわかりやすくなるでしょう。
ただ、該当なしという選択肢が稀に含まれている点に気をつけてください。
問題の中には該当する図が存在しないパターンもあります。
GABについては、以下の問題が出題されます。
このような出題があります。
総合商社で利用されるような能力が多く含まれている適正試験と言えるでしょう。
言語の場合、以下の説明が最初に含まれています。
次の文章を読み、続く設問それぞれについて、以下のA、B、Cのいずれかに当てはまるか判断し、その記号を1つ選びなさい。
なお、自分の価値観や常識、細かい言葉じりで判断しないでください。
この説明に対して、この後に出題される文章がABCのどれに該当しているのかを回答するというものです。
多くの企業では、夏休みに学生を雇うことにメリットがあると考えています。
常勤のスタッフの多くは、この時期に休暇を取りたいと考えるためです。
また、夏季が繁忙期に当たり、追加のスタッフを必要とする企業もあります。
夏休みの雇用を通じて学生を引きつけることによって、卒業時に十分な資格を得た新入社員を採用できる可能性もあります。
学生が企業についてより多くのことを学べるようにすることで、常勤で働くことに関心を持たせる働きも期待できます。
この問題の回答は、
1:A 2:C 3:Aです。
1と3は文章中に説明されているため正しいと判断できますが、2については説明がないため間違っていると正誤を判断する要素がありません。
とにかく文章読解力が求められます。
説明されている内容をしっかりと確認した上で、回答しなければならない文章が説明されているか見ておきましょう。
間違っているものは間違っていると判断して構いませんが、どちらとも言えない解答を間違っていると判断しないように気をつけてください。
続いて計数です。
こちらはCABの計算と同じものが出題される場合もあれば、表を用いて解答を求める問題もあります。
このような問題が出題されます。
A:2085 B:2268.5 C:2291.5 D:2311.5
この問題の答えはCです。
Aに共通する数字は?
この問題の答えはBです。
左の計算式の答えは16なので、Aに4を入れて4×4とすれば等号が成立します。
計数は単純な問題が出題される場合もあれば、表を用いた複雑な問題が出題される場合もあります。
表の場合は表に含まれている数字から計算し、答えを導き出すといいでしょう。
今回のように単純な問題の場合は、頭の中で計算して素早く問題を解くように心がけてください。
最後に英語です。
C-GAB以外のでは採用されていないものの、C-GABを採用される場合は出題されるので気をつけてください。
この問題は長文が出題される傾向が多く、この長文に対して設問が出題されますので、この設問に対して回答していく形になります。
基本的に1つの長文につき3問の出題があり、これが8問用意される形式となります。
本来は3問出題されますが、1問だけ紹介します。
The biggest hurdle in the class for me was time management, as I am a procrastinator and always have been, so completing assignments on time was and still is a challenge for me. I have not come to a full solution to this problem yet, but I did make changes in my life as to how I can manage time management. I found that it was easier for me to focus on homework if I was outside my dorm room, because when in my dorm, I would usually mess around on the internet or take naps. I don’t think realistically I will get over procrastination anytime soon, but I can manage it.
答えは1です。
文章から誘惑が多数あったと確認できます。
とにかく英語力が重要です。
日本語に意味を置き換えて回答していく必要があります。
長文の問題を繰り返し解くようにすれば、英語の読解力を高められるでしょう。
CABやGABは出題される傾向が多い適性試験となります。
この試験は簡単な問題が含まれている一方、非常に難易度の高い問題が数多く存在します。
特に表や図を採用している問題については、回答するのが非常に難しい傾向にあります。
普段とは異なる力を求められる傾向があるため、試験対策はとても重要になります。
問題集などを利用して回答するなどして、できる限り試験に対応できる力を身に着けましょう。