就職先として、人気の高い「商社」。
特に、三菱商事、三井物産、伊藤忠商事など大手総合商社は年収も高く、非常に倍率の高い就職先となっています。
そこで本記事では、商社志望の学生向けに「商社のインターンシップ」について、特徴や情報収集の方法を解説していきます。
商社とは、国内および国外における物資の販売を中心に行っている企業のことを言います。
商社の仕事は内容について解説します。
商社は、主に「トレーディング」「事業投資」の業務を行っています。
1つ目は、A会社から商品を仕入れ、B会社に販売したり消費者に販売したりする卸売業務です。
仲介役になるため、その仲介手数料を利益として働いています。
事業投資は、資金を必要としている企業に対して、融資や出資を行います。
そして、その企業に資金以外に、経営に必要なノウハウを教えたり業界の情報を教えたりします。
様々な角度から企業をサポートすることで、収益を得ています。
総合商社とは、貿易・販売・ITなど様々な分野のビジネスを行っています。
総合商社は、以前まで貿易関係や販売関係の事業を中心としていましたが、
近年では、事業投資をメインで行っているようです。
例えば、伊藤忠商事、丸紅、三井物産、三菱商事などが挙げられます。
専門商社とは、その名の通り、特定の分野のトレードや投資を行う専門的な企業のことを言います。
化学品、食品、エネルギー、機械など、専門的な業務に特化しています。
専門商社は、総合商社よりも小規模なことが特徴です。
業務内容としては、主にトレードを中心に行っています。
専門商社の例を出すと、三洋貿易、阪和興業、ラクト・ジャパンなどが挙げられます。
商社のインターンシップは、1日から1週間程度の短期インターンが開催されることが多いです。
そんな商社のインターンプログラムについて紹介していきます。
具体的には、商社の業務内容や、業界の現状、企業の基本情報などを説明してくれます。
企業説明では、
その業界の人間しか分からない情報を聞けたり、その企業の社風を知ることが出来たり、面白い発見がたくさんあります。
商社では、グループワークのプログラムが組み込まれているのが一般的です。
テーマは商社によって違ってきますが、商社の業務に関連したテーマを出されることがほとんどです。
仮に、「投資している企業の売り上げをあげるには…?」という内容がテーマだったとします。
業績を向上させるためにはどうすれば良いのかを話し合ったり、新規事業を立案したりして、最終的に、社員の前でプレゼンするという内容が一般的です。
実際に、社員さんと一緒に、業務を軽く体験出来るプログラムがあります。
仕事のセンスが良かったり面白い提案が出来たりした場合は、本選考に繋がる特別選考を用意してくれる可能性もあります。
また、オフィスに入るので、社内の雰囲気を知ることが出来るでしょう。
それにより、入社後のミスマッチを防ぐことに繋がるかもしれません。
一概にこの人が受かる!というのはありませんが、評価されやすい人の特徴は以下の通りです。
このように、商社のインターンは、その人の持っている能力が高い人の方が採用されやすい傾向にあります。
商社の一次選考であるエントリーシートを突破するには、きちんと対策をする必要があります。商社は、周りを引っ張っていけるようなリーダー気質の学生を求めている傾向にあります。
その人物像に当てはまるようなエピソードを盛り込むことが大切です。
大手 の商社だと、何人もの応募者が選考に来ます。
その人数をひとりひとり面接していては、時間が足りません。
効率よく選考を進めるためにも、動画提出を求めている企業が多いようです。
動画選考では、「自己PR」「自分の長所・短所」「将来の自分」など、自分をアピールしなければならない質問が来ます。
その動画一本を見れば、自分のことが分かる内容を作りましょう。
動画を撮影する際は、きちんと論理的に話すようにしましょう。
商社では、コミュニケーション能力が求められます。
内容ももちろん重要ですが、話し方や構成も重要です。
とても魅力的な話をしているのに、話が相手に伝わらなければ意味がありません。
そして、その企業でインターンをしたいという思いを伝えることも大事です。
その商社でインターンに参加出来た場合に、「どんな仕事をしたいのか」、「何を学びたいのか」を動画の中で話しましょう。
グループディスカッションの役割や進め方などを把握しておきましょう。
実際の業務においてもチームで動くプロジェクトが多く、協調性が要求されるためです。
グループディスカッションでは、協調性があるかどうかを見られています。
また、商社のインターン選考で出題されるテーマは、他の企業と比べると難易度が高い傾向にあります。
マイナビやワンキャリアなどの口コミを参考に、商社の出題傾向を読んでおきましょう。
選考を受けるときには、その企業や業種の研究は徹底的に実施することが必要です。
商社という業種や企業のことについて充分に理解しないままで選考を受けると、本当に参加する意欲があるのかを疑われてしまう可能性があります。
数多くある会社の中で、どうして、その商社のインターンに参加したいのかを説得力のあるしっかりとした説明をすることが求められるのです。
きちんと回答出来るように、企業や業種の研究を徹底的に行っておくことが必要です。
企業側は、たくさんのことを学生に学んでもらうために開催しているので、インターンに意欲的に参加したいと思っている学生だけを受け入れたいと感じています。
選考を受けるときにインターンに参加したい理由は必ず尋ねられるものです。
そこではっきりとした回答が得られなければ参加する意欲がないと見なされてしまう可能性があります。
ですので、インターンに参加を希望する理由は、はっきりと説明することが出来るようにしておきましょう。
本記事では、学生からの人気が高い商社のインターンについて、どのような種類があり、またどの様に情報収集をするのかなどについて、解説しました。
憧れの商社への入社を有利に進めらるよう、この記事を参考にして、インターンを有効活用してみてはいかがでしょうか?