野村不動産って他のデベロッパーとどう違うんだろう?
少子高齢化の世の中で、不動産業界はどうビジネス展開していくんだろう?
今後の就職活動のなかでデベロッパーを志望しているけど、実際どんな感じなの?という疑問をお持ちの方へ、この記事では野村不動産のインターンシップについて、詳しく内容を解説しています。
分譲マンションに強みをもつ野村不動産ですが、国内デベロッパーの中ではどのような位置づけの会社なのでしょうか。
野村不動産はマンションや戸建分譲に強い大手デベロッパーです。
マンションや戸建て販売の他に、ビルディング事業として、オフィス、商業施設、テナントの運営などを行っています。
国内の少子高齢化の現状を鑑み、海外展開も積極的に行っています。
商号 | 野村不動産株式会社 |
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本社所在地 | 東京都新宿区西新宿1丁目26番2号 |
設立 | 1957年4月15日 |
売上高 | 4,478億975万円(2020年3月期) |
従業員数 | 2,122名(2020年4月1日現在) |
野村不動産はワークライフバランスがとれた会社で、ワーキングマザーが多く働いています。
無理なく子育てができる環境が用意されており、時短勤務など個々の事情に応じて柔軟に対応しています。
高給なのに残業が少ない会社としても有名です。
住まいの販売が基幹事業となっているため、お客様第一の精神を一番に掲げています。
誠意をもった顧客対応が特徴の一つです。
また、今後はより大きな視点で事業展開を考えているため、グローバル感覚を取り入れた企業に変貌しようとしています。
会社の歴史は古く、老舗デベロッパーといえますが新進気鋭の感覚を積極的に取り入れようとしている、業界のリーディングカンパニーです。
住宅販売に於いて、顧客と真摯に向き合う姿勢、人間性は必須となります。
人生のうちで最も高い買い物にお付き合いするので、誠実さがないと買ってもらえません。
その人の持つ本来の人間性を重要視する会社です。
海外展開も含め、様々な新しいことに挑戦する機会が増えると予想されますが、新しい事へ挑戦する時の粘り強さが求められます。
また、事業開発においても粘り強く折衝する気質が求められるでしょう。
一つの契約を取りまとめるにはたくさんの人が関わってきます。
利害が異なる人達の意見をとりまとめて一つにする調整力も大事な資質です。
参加条件 | 全学年・全学部 全日程参加可能な方 |
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場所 | 新宿野村ビル |
開催日程 | ①12月8日(火)・9日(水) ②12月10日(木)・11日(金) ③12月14日(月)・15日(火) |
※いずれかの日程に参加
応募方法はマイページからです。
エントリーシート提出→適性検査A.B→自己PR動画登録→応募完了
「現場配属型インターンシップ」の選考フローは別途マイページ確認
内容は2日間のグループワークとなります。
1日目:
プロジェクトテーマの紹介→各チームでのコンセプト立案
2日目:
企画プランニング→プレゼンテーション→優勝チームの発表、講評
このような内容を、インターンシップを通じて理解することができます。
グループワークを通じて経験できる事は以下の通りです。
与えられる課題はデベロッパーの仕事の本質を問うような内容となっており、難題が出されることが予想されます。
参加者と力を合わせて答えをだす協調性も大事なポイントとなります。
この2つの設問は学生の時に力を入れて行ったこと、いわゆるガクチカについて聞かれています。
ガクチカの設問の意図としては、「どのような経験をしたのか、その内容とレベルの確認」「自社に合う人材なのか見極めるため」です。
ポイントは成し遂げたことのインパクト、エピソードからわかる思考や行動、人柄です。
また、なにか改善を行った場合は、改善前と改善後の結果がはっきりわかるように明示しておくことを忘れないようにしましょう。
この設問は価値観や思想を確認するためのものです。
野村不動産の求める人物像に沿う形で答えるようにしましょう。
行動指針をしっかり確認して、求められている人物像と自分の考え方のすり合わせを行い、自分の思想と野村不動産の求める人物像とどうリンクするのか、しっかりと確認をしておくことも忘れないようにしましょう。
実施場所 | 自宅 |
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形式 | SPIと独自方式の性格検査 |
基本は言語、非言語のテストです。
企業によっては英語、構造的把握能力が用意されています。
人柄 仕事 組織への適正を判断します。
メンタルの資質を見る参考にします。
選考の一つに動画選考が用意されています。
野村不動産の動画選考は、わずか30秒から1分の間で自己PRの動画を作成しなければいけません。
最近急増中の動画選考ですが、突破するための基本的な条件として見た目があります。
動画選考は印象を見るためのものなので、最低限身だしなみはしっかりと整えるようにしましょう。
また、希望の職種に合う印象なのか確認するためという意味合いもあります。
担当者に自分をどう見せるのか、事前にしっかりと考えておく必要があります。
短い時間を有効につかうため、話は結論から簡潔にまとめるのが大事なポイントです。
野村不動産のインターン面接の内容は明らかにされていないのですが、ESの設問がしっかりと答える内容となっているので、面接ではESの内容をさらに深堀り、確認するような質問が用意されていると予想されます。
基本的な面接対策をしっかりと行い、自分の就職活動における軸をしっかりと把握し、確実に伝えることができるようにしておきましょう。
デベロッパー志望の学生さんにとって、野村不動産のインターンシップに参加することは、とても大きなメリットがあります。
以上のことについて、インターンシップを通じて体験することができます。
少子高齢化の波が押し寄せる現在の日本において、不動産業界はどのようにビジネスを展開していくのか、このことはデベロッパーを仕事とする人にとって、考えるべき必須の課題です。
不動産ビジネスと社会との関わり、デベロッパーならではの視点や本来の仕事など、業界の本質的な部分をしっかりと体験できます。
参加することで野村不動産の本選考への布石にするのもいいですし、デベロッパー業界の全体像を把握するための参加でも大きなメリットを得られると思います。
公式では、本選考とインターン選考は関連がありませんとされていますが、体験談によると多少の優遇はあるようです。
インターン後の座談会への招待や本選考の一次面接免除、直接最終面接に行ったりと沢山の優遇処置があったとのことです。
インターンシップの最終日には、役員クラスの方も多く見に来るとのことで、優秀な発表をした学生は優遇措置があるのかもしれません。
人事の方も優秀な学生を確保するのが仕事ですし、インターンシップでいい学生がいたらできれば入社してほしいという気持ちが働いてもおかしくはありません。
野村不動産の本選考を考えている方は、本選考につながるものとしてインターンシップに参加されることをオススメします。
野村不動産は、分譲マンションや戸建て販売に強みをもつ国内老舗デベロッパーです。
一般のエンドユーザーへ販売する機会が多いことから、一番に掲げる指針はお客様第一の精神です。
また、地権者や関連する関係各社へも誠意をもった対応をモットーとしています。
会社の歴史は古いですが、適正なワークライフバランス推進を図ったり、海外新出も行うなど常に変わり続けるマインドを持った気持ちが若い会社です。
インターンシップの内容は、デベロッパーの本質を問うような内容となっており、参加する学生さんにとっては難題となりますが、得難き経験を得ることができます。
デベロッパー志望の学生さんは、参加を検討されてみてはいかがでしょうか。
業界の今後や、全体像を知ることができると思います。