皆さんは4代生命保険会社をご存じでしょうか?これは日本の4つの主要な生命保険会社のことであり、日本生命、第一生命、住友生命、そして今回インターンについて解説していく明治安田生命のことを指しています。
この4つは大手生命保険会社、という枠でくくられがちですが、実は社風など細かい違いがいくつもあり、それらを知るには会社の雰囲気を実際に体験できるインターンが最適です。
今回は明治安田生命について、社風などの基本情報、そしてインターンの選考フローや、その対策まで解説していきたいと思います。
■まとめ
明治安田生命は1881年、つまり明治時代に設立された老舗の生命保険会社で、日本最古の生命保険会社でもあります。
2004年委明治生命と安田生命が合併して、現在の明治安田生命という会社名になりました。
東京の丸の内に本社を置いており、全国に多数の支社や営業所、営業部署を保持しています。
また、従業員は40000人以上で、総資産に関しては36兆円を超える等非常に豊富な資産を有しています。
明治安田生命は非常に古くからの老舗企業でもあることから、その社風は昔ながらの、少し硬めの日本企業といった感じです。
スーツの指定などもきっちりしており、基本的に縦社会なので自由に企業内で発言しまくりたいという人にはあまり向いていないかもしれません。
ただし、ブラックな印象が強い保険の営業部門でも、残業の時間はしっかりと決まっていたり、女性の育休制度も充実している等働き方に関しての環境は非常に整っているといえるでしょう。
現場の上司も基本的に優しく、また障碍者雇用などにも力を入れているようです。
明治安田生命が求める人材は
と公式サイトではされています。
「人財」というのは、明治安田生命の理念が現れた呼び方で、明治安田生命では人材こそが最大の経営資源との認識のもと、その価値向上をめざす観点から「人はタカラ」と書く「人財」と呼称しています。
また、「挑戦意欲あふれた活力ある人財づくり」という経営理念も掲げており、入社した社員の育成にも力を入れているようです。
ここからは実際に明治安田生命で行われているインターンシップの解説に入っていこうと思います。
明治安田生命では大きく分けて1日間で生命保険会社の概要を学ぶものと、実際に職務を体験していく2つのインターンシップが存在しています。
それらについて、内容や選考の流れについて説明していきます。
1day生保の学校とは、生命保険ビジネスについて、生命保険の基礎的知識から社会的役割、明治安田生命のビジネスフィールドまで、生命保険会社を知るために役に立つ内容を1日で学ぶインターンシップです。
1日ということで気軽に参加でき、生命保険会社という学生があまり知らない分野について知識を得ることができるのが特徴です。
大学生・大学院生・短期大学生
※学部学科不問、国籍不問、全学年対象
開催日の7営業日前 17:00
職務体験型インターンシップは総合コース、アクチュアリーコース、システムコース、コンサルティング営業コースの4つのコースがあり、コースごとの業務を実際に体験することができるインターンシップとなっています。
システムコースは現在開催がないため、その他3つのコースについて解説していきます。
総合コースは4日間、システムコースは2日間、コンサルティング営業コースは1日間と5日間で行われます。
総合コースでは明治安田生命の業務全般について体験できます。
アクチュアリーコースでは業務全般をさらった後実際にアクチュアリー業務を体験していくという流れになっていきます。
コンサルティング営業コースでも、まず生保業界の仕事全般を理解したのち、体験ワークを通じてコンサルティング営業を学んでいきます。
大学生・大学院生・短期大学生
※学部学科不問、国籍不問、全学年対象(全コース共通)
コンサルティング営業コースは北は東京から南は熊本まで関東以南の全国各地、様々な日程で開催されるため、詳しい日程については公式サイトをご覧ください。
開催地域については下の募集人数のところに書いてある場所となっています。
①インターンシップサイトから「マイページ登録」を行なってください。
②マイページにログインし、「エントリーシート」提出と「適性検査」を
受検してください。
③「エントリー」締切後、選考を行ない、参加可否および詳細を
ご連絡いたします。
明治安田生命のインターンの基本的な流れをおさらいしたところで、次はインターンの各選考フローの対策について解説していきたいと思います。
明治安田生命のエントリーシートの質問の例は以下のようになっています。
明治安田生命のインターンを突破するために重要なことは、この合計で600字しか答えられない質問に、どれだけ明確な意図をもって答えていけるかということです。
学生時代に取り組んだことを、ただ事実だけを並べて羅列しても意味がなく、そのエピソードを通して自分がどんな人間なのか、どんな能力を持っているのかがしっかりと伝わるように書いていかなければいけません。
志望理由に関しても、200字という非常に短い内容の中で簡潔に自分の気持ちを述べていくことが重要です。
業務内容について理解していることが伝わるような内容だとなお良いでしょう。
明治安田生命のインターン選考のWEBテストは、テストという名前はついていますが、性格診断のみが行われるものとなっています。
性格診断ですので難しい勉強などは必要ではありませんが、最低限明治安田生命の求める人材像から大きく外れない回答にしなければいけません。
ここで、明治安田生命の求める人材像をおさらいしておくと、
となっています。
この項目を意識して設問に答えていけば選考突破に近づくはずです。
ここからは実際にインターンを体験した先輩の生の声を紹介していきたいと思います。
ぜひ参考にしていってください。
5日間にわたり、様々なことを体験できる濃いインターンシップでした。
初日は業界や会社についての説明を聞き、理解を深めました。
二日目、三日目は選んだ事業部の体験を行いました。
四日目、五日目でまとめとして発表を行いました。
全体を通して、会社の様々な部門の人と関わることが多く話を聞けたことが会社理解に役立ち、良かったです。
また、本選考を受ける際にはこのインターンに参加すると優遇があるので絶対に行くべきです。
引用元:ワンキャリア
日にちごとに行うことがきっちりと分けられていて、理解度が深まりそうな良いインターンであることが想像できます。
多くの人と関わることができるのも、人脈形成の点で学生にとっては非常に良いです。
本選考も優遇になるとのことでぜひ参加すべきですね。
実際の業務を知ることができるワークを5日間通じて行うため、疲れた。
実際、自分の興味ある本社業務などを選び、そこで働く社員の方のもとでワークを行う。
そのため、抽象的ではなく、実践的で働く姿が想像できる。
ここで得た知識などを、本選考の面接に活かすことができたのでよかった。
また本選考の早期優遇などがあるため、インターンシップに参加するべき。
引用元:ワンキャリア
やはり内容が濃い分披露もたまるようですね。
ただそれはたくさんのことを学べるということの裏返しでもあるので充実度の高いインターンであることは間違いないでしょう。
実践的な業務体験ができ、しかも早期選考につながる優遇もしてもらえるとなると非常に好ポイントです。
生保の学校ということで、生命保険についての理解がかなり深まる。
グループですごろくの様なゲームを行い、実際に生命保険の大切さや加入すべき理由を頭だけではなく、ゲームを通じて体感することができる。
午前は、そのゲームと食事が出されるので、グループで食べる。
午後からは、グループディスカッション及び発表を行う。
グループディスカッション初心者には難易度的にもお勧めできる。
職員体験談を数人聞くことができるので、ワンデイにしては、有意義であると感じた。
引用元:ワンキャリア
今度はワンデイの方のインターンの体験談です。
すごろくを通して生命保険の大切さを学ぶというのは面白い試みですね。
ほかの口コミでは賛否両論もありましたが、ワンデイということを考えればちょうどいいのかもしれません。
体験談も複数聞けるということなので、一日かける価値はありそうです。
さて、ここまで読んでくださった方が気になっているのは「明治安田生命のインターンは内定に直結するのか?」ということだと思います。
その答えは、基本的にはノーということになっています。
ただし、口コミにもあったようにインターンに参加すると本選考で有利になったり、早期選考に参加できるようになるので内定に近づくことはできます。
また、単純に業務や会社についての理解が深まるので選考において他の学生より優位に立ち回れるようになります。
ここまで明治安田生命の社風や求める人材などの基本情報、そして、明治安田生命のインターンシップの選考フロー、それらの対策についても解説してきました。
明治安田生命のインターンは業務を深く知ることができることに加え、全国各地で日程も豊富に開催されていて敷居が低めなので学生には非常にお勧めです。
本選考にも有利に働くので、明治安田生命を第一志望にしている人はぜひインターンに申し込んでみましょう。