更新日 2020.10.29

サントリーのインターン選考対策!研究課題って何?内容を解説

今回は、大手飲料メーカーのサントリーホールディングス株式会社のインターンについてまとめてみました。

この記事では、インターン参加者のESや体験談、インターン選考突破のポイントなどサントリーのインターンを検討している学生に役立つ情報を取り扱っています。

他にもインターンから内定までのプロセスやインターンの実施内容などもまとめましたので、飲料業界に興味がある方やサントリーのインターンの参加を検討している方は最後までご覧ください。

サントリーホールディングスってどんな会社?

  • 酒類販売を中心に清涼飲料水事業や食品事業を展開
  • 新しい挑戦する制度が整っている
  • 当事者意識を持ち、チームとして活動できることが大切

サントリーホールディングス株式会社は1899年創業の飲料メーカーです。

酒類販売を中心に清涼飲料事業や食品事業も展開しています。

本社は東京と大阪にあり、連結従業員数は4万人にのぼります。

グローバル化を見据えた海外進出も行なっており、2014年には蒸留酒売り上げ世界4位の米国ビーム社買収し「ビームサントリー」を立ち上げました。

「人と自然と響きあう」を企業理念に掲げ地域社会や自然環境への支援にも力を入れています。

サントリーは「やってみなはれ」「利益三分主義」を経営理念に掲げています。

チャレンジ制度などみずから手を上げて挑戦する制度を唱え、いまの精神に新しい市場創造や新しい価値提供を行っています。

そして、事業で得た利益は事業への再投資だけでなく、「得意先、取引先へのサービス」や「社会貢献」に役立て社会につながり、発展成長していくことを目標にしています。

サントリーが求める人材として人事部長の黒木さんは以下の点を挙げています。

  • チャレンジ精神旺盛な人
  • どんなことも前向きに考える人
  • 当事者意識をもって物事を進めることができる人
  • ワクワク感を持って仕事を楽しめる気持ちを持った人
  • 自分のことだけでなくチームの成果を優先して考えることができる人
  • 周囲や相手に感謝の気持ちを持てる人

サントリーの「やってみなはれ」に基づく、チャレンジ精神を持った人が求められているようです。

強い意志だけでなく、それに基づく行動力ととことん考え抜く思考力が「やってみなはれ」の精神につながると黒木さんは述べています。

若いうちから大きな仕事を任せられる環境において、入社前から当事者意識を持ち、チームとして行動できる人材が求められていると言えるでしょう。

サントリーのインターンシップの内容と選考の流れ

  • 3日間と2週間のインターンシップがある
  • ES、研究概要、動画の提出が必要

サントリーのインターンは大きく分けて3つに分けられます。

    【理系大学生、大学院生を対象】

  • 技術開発インターンシップ
  • 基盤研究インターンシップ

    【高専生を対象】

  • 高専インターンシップ

今回はそれぞれについて説明していきたいと思います。

技術開発インターンシップは理系大学生、大学院生向けの1、2週間のインターンシップです。

対象者 国内または海外の4年生大学以上に在学中の方
募集人数 15人程度
一日の作業時間:9時~17時
会場 サントリー商品開発センター(神奈川)
サントリーワールドリサーチセンター(京都)など

①書類・動画選考面接一回(7月中旬)

②最終面接

③実施期間8月中旬~9月中旬で1~2週間程度(週休2日)

※個人によって違いがあるので別途連絡

  • ES(エントリーシート)1枚
  • 研究概要1枚(4枚)
  • 30秒~45秒の動画の動画をアップロード

基盤研究インターンシップは理系大学生、大学院生向けの3日間のインターンシップです座談会や研究所訪問、グループワークなどを通してサントリーの基盤研究の幅広さ深さを体感する内容になっています。

2020年は感染症拡大の影響を受けてオンラインでの実施が予定されています。

対象者 国内または海外の4年生大学以上に在学中の方
募集人数 10~20名
対象領域・学部 薬、医、生物、農学、化学系

①動画選考:(9/30締め切り)

②面接選考一回(10月下旬)

③実習期間:11/30~12/2(1日の作業時間:9時~17時)

ES1枚と研究概要1枚(A4)

30秒~45秒の動画をアップロード

高専生向けの1日間と3日間のインターンです。

2020年はオンラインでの開催になります。

サントリーのものづくりに対する考え方・仕事を学ぶとともに、高専生OGによる質疑応答とアドバイスがあります。

募集資格 2022年春に就職することを意識している、本科4年生、専攻科1年生
募集人数 30人
対象領域・学部 主に機械、電気、制御系、化学・物質系
選考スケジュール ①7/1応募締め切り
②7/8結果連絡
③2次募集締め切り
④2次募集結果連絡(7/15、7月日程結果連絡、7/22 、8月9月日程締め切り)
⑤3次募集(各日程の約2週間前に締め切り)
※募集多数の場合は2次、3次募集はなし
日程 7月下旬~9月下旬の指定日程のうち、
指定された日程で受講(複数受講可能)

サントリーのインターンに受かるための選考対策を紹介

  • ESは求めている人材を意識する
  • 動画は相手に伝えることを意識する
  • 研究概要はポイントを抑えて分かりやすく

では、サントリーのインターンの選考対策はどのように行えば良いのでしょうか。

過去のESの設問や研究概要のポイント、動画面接のコツを紹介します。

過去のESの設問はこちらです。

サントリーの生産研究部門でインターンシップを体験してみたい理由(200~400字)

サントリーのインターンシップで試してみたい知識、経験学んできたこと(200~400字)

研究内容(150字)

理系向けのインターンシップであるため、今までの研究内容の要約とそれを踏まえたサントリーのインターンシップへの志望理由が問われます。

自分はどのような研究をしてきたのか、なぜ「サントリー」に応募したいのかを一貫性を持って書くことが重要になります。

サントリーが求めているのは「チャレンジ精神を持った人」「当事者意識のある人」ですからそこを踏まえて掘り下げていくと良いと思います。

提出する動画は、出された設問に対して30秒~45秒で答えていく形式のようです。

去年の設問は「あなたが研究において大事にしていることはなんですか?」でした。

動画面接のコツは「相手に伝える」ことを意識することです。

結論は最初に簡潔に述べ、面接官に伝わりやすいテンポで話しましょう。

文章をガチガチに決めてしまうと、読んでいる感が強く出てしまい相手の心に残らないのでキーワードを書き出す程度にとどめると良いです。

背景や音にはなるべく余計なものが入らないようにして、納得できるまで取り直しましょう。

サントリーではA4の研究概要の提出が求められています。

では企業は研究概要のどこをみているのでしょうか。

企業が見たいポイントは3つ、「分かりやすく物事を伝える文章が書けるか」「トラブルへの対応の仕方」「研究内容そのものが企業に役立つか」です。

これらを踏まえて、①研究の背景②研究内容やアクシデントとその対応③成果④今後への課題を分かりやすい言葉で書くことが重要です。

最終面接は学生1人に対して面接官4人がつく個人面接のようです。

質問の内容は「サントリーでどのようなことがやってみたいのか」「研究内容を教えてください」「なぜインターンシップに応募したのか」などでした。

突飛な質問が来ることは少ないようなので、落ち着いて相手に伝える意識を持って臨むと良いと思います。

サントリーのインターンの評判は?内定直結するの?

  • アウトプットの経験が積める
  • 2週間のインターン参加者は早期選考がある
  • 内定者の半分がインターン参加者という口コミも

ではサントリーのインターンに参加すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。

実際の体験談を紹介していきたいと思います。

発表をするタイミングがいくつかあり、アウトプットを意識的にしていくことが大変だと感じた。

また、周囲の学生が非常に面白い視点や感性を持っており、優秀と感じた。

そのため、自分もどんどん気づきを得ていこうという姿勢を持つことが大事だと感じた。

インターン参加者だからといって、本選考での選考ステップの一部免除などがなかったためです。

ただし、ほとんどの学生がエントリーシートは通過していたが、非常に素晴らしいものを作成していたため、実力なのかもしれない。

引用元:就活会議

実際にビジネスを想定した発表を行うことで、経験を積めることは大きなメリットになります。

サントリーのインターンでは全国から優秀な学生が集まってきますので、自分の意見を発信すると同時に、周りの意見を積極的に取り込んで成長しようとする姿勢が重要のようです。

気になる内定との直結度はですが、3日間のインターンでは面接の免除や早期選考は無いようです。

インターンに参加している学生でESを通過している人は多いようですが、先ほども述べたように優秀な学生が多いようなので確実にインターンの評価が関係しているとは言い切れません。

しかし、実際に研究の業務を体験したり研究テーマを発案したりすることは就職活動において多いに役立っている部分が多いのでは無いでしょうか。

コーチャーとして着いていただいた社員の方が自分と同じような専攻出身の方であり、実際にどのような場面で今までの学びが活かせたかなどを聞くことができた。

また、2週間と比較的長期間のインターンシップであるため実際に働く際のタイムスケジュール感も体験することができた。

ここ数年のサントリーの内定者の話を聞くと、インターンシップ生が半数以上を占めているという話を聞いたので、インターンシップに参加できれば有利になると感じていた。

また、インターンシップに参加することでサントリーへの魅力が深まり、志望度が一気に上がった。

インターンシップ参加者は本選考までに数回、イベントが企画され、その都度新たな社員の方々と交流する機会が与えられた。

また、通常選考とは別ルートで早期選考(通常選考とは時期が違うだけで選考基準は変わらない)に案内された。

引用元:就活会議

実際に自分のしている研究がどのような形で役に立っているのかを知り、実際に2週間という長期スパンで働くことで、入社後自分が働いている姿を具体的に想像できるようです。

2週間のインターンの参加者には早期選考だけでなく、本選考までにイベントが開催され、より多くの社員と交流する機会が設けられるなど、内定につながるようなメリットがたくさんあります。

近年は内定の半数がインターン生という話もあります。

早期選考の選考基準は通常選考と変わらないですがプラスに働くことは確かなようです。

インターンシップを通じて、工場エンジニアのイメージを掴むことができました。

エンジニアの仕事は、原理原則に基づいて論理的に予測し、それが実際の結果と異なればなぜそうなったのかを調べ、工場のあるべき姿を常に追求していく仕事だと感じました。

それは簡単なことではないということも今回感じましたが、そこにエンジニアとしてのやりがいがあるのだと感じました。

また、時間に対する厳しさも感じました。

与えられた時間で与えられた仕事をこなすために、時間の把握・管理がいかに大切かを改めて知りました。

大学の研究のように自宅や深夜作業といった自由な時間の使い方が出来ず、2週間という短い時間で時間管理が大変でした。

最後に、サントリーの社員の方々は自分の仕事に誇りを持っていて、職場も楽しそうに感じました。

彼らのように、自分のしたい仕事をして、誇りをもって働く人になりたいと思いました。

仕事後に食事に連れて行っていただいたりと、社員さんのプライベートの過ごし方なども知ることができ、よりリアルな社員さんの生活を知ることができました。

参加者とは、最初の実習前の顔合わせと最後の発表会で会いました。

引用元:ワンキャリア

実際の社員と同じような形式で仕事をすることによって、エンジニアとしての自分の課題が見えてくるようです。

大学生活とはまるっきりちがう環境での時間の使いかたや仕事内容を実際に体験しなければ気がつけないことも多いと思います。

実際に社員と過ごす機会も多く用意されているようなので、実際の社員がどのような志を持って働いているのかを知ることができる良い機会になりそうです。

結論から言うと、サントリーのインターンはかなり内定につながりやすいと考えて良いでしょう。

特に2週間のインターンでは早期選考が用意されていたり、本選考までに社員と交流するイベントが設定されていたり優遇されているように感じます。

口コミでは内定者の半数がインターン参加者だと言う声もありました。

3日間のインターンでも優秀な学生と交流ができたりビジネスを想定した発表が体験できたり就職活動に大いに役立ちそうです。

口コミはあくまで一例ですが、インターンに参加するメリットは大いにあるのでは無いでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

サントリーのインターンは全国から優秀な学生が集まる狭き門ですが、内定につながる可能性も大きく就職活動に役立つ経験が積める貴重な機会です。

ぜひこの記事を参考にサントリーのインターンに参加してみてください。

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