今回はIT企業のLINEという会社についてまとめました。
インターンシップの内容や選考の流れはもちろん、実際に参加された方の口コミなども紹介していきます。
株式会社LINEの基本情報、インターンシップの全体について、より詳しい情報が分かること間違いなしです。
最後にLINEのインターンシップ参加は内定に有利になるのか、という部分にも触れていくので、是非チェックしてみてください。
まずは、LINEの会社情報について紹介していきます。
LINEはIT企業ですが、詳しくいうとインターネット関連の企業です。
業種としては、「情報・通信業」に分類されます。
韓国のNAVERの子会社として設立され、ハンゲームのサービス提供を主に行っていました。
現在の主なサービスとしては「LINE」「NAVERまとめ」「ライブドア」であり、これらを主軸としています。
社員数は2,700人(LINE株式会社単体、2020年4月末時点)です。
LINEの社風は、IT企業らしくフラットでな職場と言えます。
男女や年齢はもちろん、国籍も関係なく風通しは良さそうです。
業界ではITメガベンチャーと言われるだけあり、活動のスピード感が早いので、自分自身も急速に成長できます。
オフィス環境も整っており、デュアルモニターが完備されるなどの業務環境に関しては、申し分ないようです。
その他、オフィス内にカフェなどもあり、この辺りも働きやすさに繋がっているのかもしれません。
ITメガベンチャーのLINEが求める人材とはどのような人でしょうか。
この辺りを特に求めているそうです。
素早く正確に対応するスピードとクオリティ、そして激しく変化する環境に対応するフレキシビリティも必要になってくるのです。
また、新卒採用では、「自分自身で深く考えることができる人か」という部分を重視してみているそうです。
相手のことを考えることができるかという視点も大切で、サービスを提供する上で必要不可欠になってきます。
キャリア採用が99%を占める中、即戦力になる人材を求めているといえます。
LINEのインターンは短期から長期までコースによって様々です。
2020年のインターンサイトをもとに、それぞれについて解説していきたいと思います。
応募条件として、3つほどあります。
実施場所としては、東京・福岡のオフィスにて1か月ほど実施されます。
定員は以下の通りです。
【東京】開発エンジニア | |
---|---|
サーバーサイド | 10名程度 |
クライアント(iOS/Android) | 5名程度 |
フロントエンド | 5名程度 |
【東京】インフラエンジニア | |
ネットワーク | 若干名 |
プライベートクラウド | 5名程度 |
【福岡】開発エンジニア | |
クライアント(iOS/Android) | 若干名 |
内容としては、各エンジニア組織の実際の課題・タスクにアサインされ業務に取り組む、就業型のプログラムとなっています。
実際にエンジニアの社員がメンターとしてサポートにつく事はあるものの、やる事は社員業務です。
流れとしてはエントリー後、「コーディングテスト→複数回の面接」です。
エントリーから1か月ほどで合格通知が送付されます。
応募条件としては、先ほどの就業型コースと同じになります。
経験者のみという感じです。
定員は20名程度で、京都のオフィスにて1週間ほどの期間になります。
大まかな内容としては、チームで課題開発に取り組む、ハッカソン(イベント)型のプログラムになります。
実際にアプリケーションの開発などを、チームで行う感じです。
ここに関しても、先ほどのエンジニア就業型コースと同じく「コーディングテスト→複数回の面接」です。
条件としては、基本的なデザイン経験、Photoshop、Illustratorの使用経験があることです。
実施場所は新宿オフィスで1か月ほど、定員は若干名と設定されています。
実践的な業務体験をしつつ、LINEのサービスデザインについて学分ことができます。
また、ポートフォリオ勉強会や座談会などもあり、インターン後も役立つ内容です。
全体的な流れとしては、「課題提出→複数回の面接」となります。
こちらの条件としては、プロトタイプレベルで、Web/アプリサービスが作成できることです。
実施場所は新宿・大崎・四ツ谷オフィスで1か月ほど、定員は15名程度になります。
これも就業型コースになるので各事業の実際のサービス課題やタスクに取り組む内容となっています。
具体的には、「リサーチ業務」「UI/UX企画・設計、仕様策定」「改善提案」「企画」などです。
選考の流れとしては、「課題・ES提出→複数回の面接」です。
その後複数回の面接を経て、合否が決定されます。
応募条件は、営業やLINE関連サービスに興味がある方となります。
実施場所は新宿オフィスで3日ほど、 定員は20名程度です。
広告プロダクトをはじめとした、LINEのサービスを用いて、企業が抱えている問題を解決するプランをチームで考える、という内容です。
実際にクライアントに提案できるレベルの、実践的な内容となっています。
選考としては、「課題・ES提出→複数回の面接」です。
その後に複数回の面接があり、合否決定がされます。
応募の条件としては、先ほど紹介した「【企画営業職】広告事業コース」と同じになります。
実施場所は大崎オフィスで3日ほど、定員は20名程度です。
LINE Payをはじめとした、LINEのサービスを用いて、企業の課題を解決するプランをチームで考える、というプログラムです。
これも、実際にクライアントに提案できるレベルを求めており、実践的な内容となっています。
選考の流れも「【企画営業職】広告事業コース」と同じとなっています。
「課題・ES提出→複数回の面接」です。
ここでは、「デザイン職」の課題について解説していきます。
実際にWebデザインの課題が課されるようです。
実際に課題を公開されている方もいました。
上記記事では、実際にサービスとしてある「LINEバイト」のリデザインが課題をして課されていたようです。
対策というより、Webデザインの知識が豊富であることが重要になります。
合わせてアイディア力も必要です。
「サービス・企画職」「企画営業職」の課題については、10分ほどの録画面接になります。
詳細は不明ですが、「LINE Payコース」ではLINE Payの使用経験や、これまで力を入れた活動などについてカメラに向かって話すものでした。
エンジニアコースではコーディングテストがあります。
課題は全部で3問あるようで、内容的には難しいようです。
すべて完成するのは難しく、これも対策するというよりは、その時の実力を問われているのでしょう。
「サービス・企画職」「企画営業職」ではESの提出で書類選考が行われます。
対策として、ESの過去問を紹介していきます。
設問:LINEの広告事業が3年以内にぶつかる最も重大な課題、また効果的な対応策を提案。
このような感じです。
ESの設問からも、より実践的な知識などが求められているようです。
それぞれ、テストや書類選考が通った場合、面接へと進みます。
一概に全てのコースで聞かれるとは言えないのですが、一部過去の質問について紹介していきます。
この他にもあるようですが、普段面接で聞かれるような内容がほとんどのようで、参加する目的がはっきりしていることが重要です。
特徴としては、ESの深掘りがあるようなので、提出したESの内容に目を通しておくことと、それらをどう実現するかという部分まで考えておく必要があります。
実践的な内容が多いLINEのインターンシップの口コミはどうでしょうか。
3つほど紹介したいと思います。
引用元:ワンキャリア
人によって優遇の度合いは異なるようだが、基本的にはインターンの参加者は本選考の優遇ルートに乗れる。
4日間で10万円という報酬に加え、食費の支給やアパレル企業からスーツのプレゼントなどもあり、かなり充実したインターンだった。
営業の現場で働いている社員がメンターとして4日間つきっきりだった。
現場社員からのアドバイスは鋭く、フィードバックとコーチングの両方をしてくれた。
個人ワーク中心のためインターン中は他の学生と交流する機会はほとんどなく、最後の懇親会でやっと交流できた。
本選考では改めて「現状のLINE広告の課題は何か」という質問をされるため、インターン中にも事業の現状にアンテナを張って情報をキャッチしておくと良い。
よくある会社説明会のようなインターンではなく、仕事を体験するという意味でのインターンなので、報酬が支払われますし、その他にも待遇が良さそうです。
現役社員の方がメンターとしてついてくれるので、自らのスキルをアップさせることができる、実践的なインターンシップですね。
クライアントが求めているものは何なのか会話の中で本音を聞き出すこと、プレゼンテーションでクライアントに寄り添いながらも自社サービスを訴えかけること、そういった営業職の仕事の醍醐味を感じることができた様に思います。
またタイムマネジメントは、個人ワークであるからこそ強く意識することができたと感じています。
国内最大のプラットフォーマーでのインターンシップは大変刺激的で勉強になり、IT関連企業への興味が確実に高まったと感じています。
インターンシップ参加前は、大手企業ばかりみていましたが、今後成長していく可能性の大きなIT系のスタートアップも視野にいれる様になりました。
しかし、営業職には適性がないと感じ、営業職は受けない様になりました。
引用元:就活会議
この方も営業職のインターンシップに参加されたようですが、営業とはどういうものか、という基本から深い部分まで学べています。
今勢いの強いLINEでのインターンシップは刺激になりますし、内容も実践的なので、自分がこの職種に合うのか、合わないのか、という部分も知るきっかけになるようですね。
LINEの広告事業の仕事は、いわゆる営業である。
その中で、私は、営業は泥臭いもので外を走り回るものだという印象を持っていた。
しかし、LINEの企画営業職はそんなことはなく、コンサルタントのような印象が強いのだと分かった。
クライアントの課題を、自社のリソースを使っていかに解決できるかを考える仕事であると分かった。
インターンシップ後に実際に働く社員の方々と夕食を食べた際に、私生活や仕事の大変な点ややりがいを聞くことができた。
そこで、ワークライフバランスも良く、仕事の内容もしっかり頭を使うもので、体育会気質でない私でものびのびと働くことができそうだと感じられたからである。
引用元:就活会議
「営業職」とひとえにいっても、働いてみて初めて具体的に知ることができます。
その経験としてこの参加体験はプラスに働き、働く環境や仕事の進め方なども具体的に知ることができるようですね。
社員の方とも密接に関わる機会があり、仕事内容や環境についてより深く知ることができるのも醍醐味だと思います。
LINEのインターンシップに参加することで、内定に少なからず有利になるようです。
というのも、インターンシップに参加すると、本選考の1次選考が免除されるとのことでした。
普通の学生より、少しだけ優遇されます。
さらに、インターンシップ後も社員の方と何度か面談の機会などもあり、より深く企業のことを知る場面があることも有利になってきますね。
インターンシップで身につけたスキルもそうですし、より具体的に面接などでも話すことができる、という面でも参加しておくべきでしょう。
以上が、インターンシップに関しての情報や対策になります。
いかがだったでしょうか。
IT企業らしい、報酬ありの実践的なインターンシップということで、スキルアップも見込めそうですね。
結果的に本選考を受けなくても、業界研究として大学生のうちに参加した経験は就活に有利になってくるでしょう。
本選考で受ける予定の方は、就職に直結してくるので、ぜひ参加検討してみてください。