「世界の人びとの”いのち”と”くらし”に貢献します。」という企業理念を掲げ、現在も世の中に大きな影響を与えている旭化成のインターンシップについてまとめました。
「インターンシップの内容が知りたい」「ESや面接の対策がしたい」
そんな方に向けて今回は、インターンシップの内容、ESの設問、選考フローなど、過去の実績をふまえて解説しています。
ぜひ最後までご覧ください。
■まとめ
旭化成とは、1922年に創業された日本大手の総合化学メーカーです。
事業持株会社である旭化成株式会社のほかに6つのグループ会社があり、グループ従業員数は40689人(2020年3月31日時点)と非常に大きいグループです。
技術領域の広さを強みとしている旭化成の事業領域は、ケミカル・生活製品、繊維、住宅、建材、電子部品、電子材料、医薬、医療にまで広がっており、「環境・エネルギー」「住・くらし」「医療」の3つを重点領域に定めています。
このように世界の人々の「いのち」と「くらし」に大きく貢献しながら、新たな社会価値を創出し続けている企業です。
実際に現場で働く社員の方々の情報によると、旭化成の社風として「人間関係が良好で社員が自由にチャレンジできる非常に働きやすい環境」という声が多くあります。
様々な事業に取り組んでいるため、配属先次第でチームの雰囲気は多少異なりますが、新卒社員でも中途社員であっても馴染みやすい環境作りがされています。
社員同士で競い合いながら成果を出していきたいといったタイプの人には合わない社風ですが、周囲と協力しながら自らやりたいことを積極的にチャレンジしていきたい方に適した社風といえます。
旭化成のグループバリューである「誠実」「挑戦」「創造」。
この3つのキーワードが、旭化成が求める人材像として掲げている大事な要素となっています。
選考時には、成し遂げたい自分の想いに挑戦した経験や、周囲を巻き込んでチームで達成したことをアピールし、積極的な姿勢を見せると良い評価を得られるでしょう。
旭化成のインターンシップは、事務系、MR職、技術系(専門)、技術系(総合)のコースに別れています。
※技術系コースのインターンシップは、1day体験コースだけでなく、「3週間にわたる実務体験型インターンシップ」も例年開催されておりますが、COVID-19による学業や研究活動の遅れへの悪影響を考慮して22卒向けの開催は中止となっております。
本インターンシップは1day仕事体験となります。
対象者:
大学生、および大学院生(学部・学年不問)
※別職種のインターンシップと併用可能
募集人数:
各回30~40名程度 (東京・大阪 計10回実施)
実施場所:
東京・・・旭化成(株)東京事業所(東京都)
大阪・・・旭化成(株)大阪事業所(大阪府)
開催予定日程:
【東京】11/6(水)、11/22(金)、12/18(水)、1/16(木)、2/4(火)、2/7(金)
【大阪】11/26(火)、12/13(金)、2/12(水)、2/18(火)
1.化学業界が果たす役割を理解する
2.企画営業の醍醐味をビジネスゲーム形式で体感
3.先輩社員との交流
1日のプログラムを通じ、旭化成における事務職の仕事について理解を深める。
また、技術者や顧客など多くの人を巻き込みながら、仕事を成し遂げていく「企画営業」など旭化成におけるビジネスを体験する。
旭化成のインターンシップ専用Webサイトから申込み可能です。
1. 旭化成のインターンシップ専用Webサイトからお申込み
2. 「My Page」新規登録
3. 書類提出&選考 (エントリーシート、WEBテスト、動画選考)
4. 選考結果通知
5. インターンシップ参加
本インターンシップは1day仕事体験となります。
対象者:
大学生、および大学院生(学部・学年不問)
※別職種のインターンシップと併用可能
募集人数:
各回20名程度 (東京・大阪 計10回実施)
実施場所:
東京・・・旭化成(株)東京事業所(東京都)
大阪・・・旭化成(株)大阪事業所(大阪府)
開催予定日程:
【東京開催】2月2日(日)、2月15日(土)
【大阪開催】2月8日(土)
1. 医薬業界、製薬会社が果たす役割を理解する
2. MRの仕事について理解するためのマンガを使ったワークを実施
3. 医療の一翼を担う『MR職』のやりがいをビジネスゲーム形式で体感
医薬品の営業担当として医療の一翼を担うMR職の仕事を体験する。
また、MR職に詳しくない方も医薬品業界やMR職について詳しく知ることができるコンテンツも用意。
旭化成のインターンシップ専用Webサイトから申込み可能です。
1. 旭化成のインターンシップ専用Webサイトからお申込み
2. 「My Page」新規登録
3. 書類提出&選考 (エントリーシート、WEBテスト、動画選考)
4. 選考結果通知
5. インターンシップ参加
本インターンシップは1day仕事体験となります。
対象者:
化学、化学工学、機械、制御、電気、電子、情報、生物などを専攻されている学部に在籍している大学生
※別職種のインターンシップと併用可能
募集人数:
各回20名程度 (川崎・守山・岡山 計3回実施)
実施場所:
神奈川県川崎市・・・旭化成(株)川崎製造所(神奈川県)
滋賀県守山市・・・旭化成(株)守山製造所(滋賀県)
岡山県倉敷市・・・旭化成(株)水島製造所(岡山県)
開催予定日程:
【神奈川県川崎市】 1月24日(金)
【滋賀県守山市】2月6日(木)
【岡山県倉敷市】2月21日(金)
1.ゲームを通じて旭化成で製造している製品を使った課題解決プログラム
2.化学系プラントの運転教育もしくは工場見学 (開催場所によって異なります)
3.先輩社員との交流
1日のプログラムを通じ、旭化成における技術系(専門職)職種としての仕事理解を深める。
メーカーとしての根幹である「製造」について、旭化成式ものづくりのメソッドをビジネスゲームを通じて体感。
さらに、実際に現場社員で使っている化学系プラント運転教育や、リアルなモノづくりの現場を見ることができるなど、工場インターンならではのコンテンツを用意。
旭化成のインターンシップ専用Webサイトから申込み可能です。
1. 旭化成のインターンシップ専用Webサイトからお申込み
2. 「My Page」新規登録
3. 書類提出&選考 (エントリーシート、WEBテスト、動画選考)
4. 選考結果通知
5. インターンシップ参加
本インターンシップは他のインターンシップとは異なり、3週間にわたる実務体験型のインターンシップなります。
※22卒向けの本インターンシップは中止となっております
対象者:
化学、化学工学、機械、土木、建築、制御、電気、電子、強電、物理、情報、生物、薬学、農学、医学、獣医学などを専攻されている学部・修士・博士課程に在籍中の方
募集人数:
25名程度
※応募多数の場合、書類選考および面談にて参加者決定
実施場所:
本社(東京都)、川崎(神奈川県)、厚木(神奈川県)、大仁(静岡県伊豆)、富士(静岡県)、鈴鹿(三重県)、守山(滋賀県)、水島(岡山県倉敷)、大分(大分県)、延岡(宮崎県)
※集合研修は東京予定
開催予定日程:
8月26日(月)~ 9月13日(金)
旭化成グループの各事業会社の研究所・製造所で、最先端の研究や現場の課題解決など、実践的な仕事に約3週間取り組み、最終日には実習報告会を行います。
扱うテーマの事例はこちらです。
(例年テーマは異なる)
化学・化学工学系が輝くテーマ
機械・土木・建築系が輝くテーマ
電気電子・強電・物理・情報系が輝くテーマ
バイオ・ライフサイエンス系が輝くテーマ
旭化成のインターンシップ専用Webサイトから申込み可能です。
1. 旭化成のインターンシップ専用Webサイトからお申込み
2. 「My Page」新規登録
3. 書類提出&選考 (エントリーシート、WEBテスト、個人面接)
4. 選考結果通知
5. インターンシップ参加
選考フローとその対策について紹介します。
設問や文字数は比較的少ない内容となっています。
したがって、簡潔にわかりやすくまとめることができるかが重要です。
旭化成が求める人材像のキーワード「誠実」「挑戦」「創造」を意識して、これまで経験してきたエピソードと絡めてアピールするようにしましょう。
こちらは職種によってWEBテストのタイプが異なります。
WEBテストで落ちてしまうことは非常に勿体ないです。
対策本などで必ず対策しておきましょう。
学生時代に夢中で取り組み、創意工夫し、成し遂げたことについて60秒以内で述べます。
時間が短く、話せる内容も限られてくるため、論理的な説明で元気よく話して印象を良くすることが大切です。
3週間の実務体験型インターンシップの場合には個人面接が実施されます。
面談時に聞かれる質問としては、簡単な自己紹介と、自分の研究内容についてが中心です。
特に研究の内容はかなり深く質問されるため、自分が取り組んでいる研究の意味や位置づけをしっかりと理解して、簡潔に答えられるように整理しておきましょう。
インターンシップに参加した学生の意見をふまえてから、特徴や参加するメリットをまとめます。
旭化成のインターンシップはグループワークで取り組む内容が多いため、学生や社員の方とのコミュニケーションをする機会がたくさんあります。
それもギスギスしたものでなく、ゲーム形式など雰囲気よく取り組める工夫がされているため、慣れていない方でも問題なく、楽しみながら取り組めるようです。
また、たくさんの社員の方の話を聞き、実際にコミュニケーションをしてみると、働いてる人のイメージや入社後の自分の姿もイメージしやすいです。
「旭化成に興味はあるけど、あんまりよくわかっていない」という方ほどインターンシップに参加するメリットは大きいため、ぜひ参加してみましょう。
旭化成のインターンシップは内定に直結しません。
また、過去インターンシップに参加した学生の口コミでも、特別に優先案内をもらった等の意見はなかったため、インターンシップに参加したからといって、選考が特別有利になることはないようです。
しかしながら、インターンシップでの経験は非常に貴重であり、本選考時にはインターンシップで学べたことをエピソードとしても使用できます。
長期参加なものはなく、1dayインターンシップのみですので、可能な限りインターンシップには参加できるように選考の対策をして臨みましょう。
最後に旭化成インターンシップについてご紹介した大事なポイントをまとめます。
求める人材像キーワードは「誠実」「挑戦」「創造」
選考時にはキーワードに合う体験談でアピールする。
インターンシップの選考はES、WEBテスト、動画選考がメイン
設問は多くないため、しっかり対策すれば問題なし。
インターンシップの内容は1dayで取り組むワークショップが中心
業界知識がない人でも問題なく取り組める内容。
インターンシップの参加メリットは社員の方とのコミュニケーション
現場社員の方とコミュニケーションすることで入社後の自分をイメージできる。
インターンシップの参加は内定に直結しない
内定には直結しなくても、本選考で内定を狙うならメリットあり。
インターンシップの参加を検討している方は、ぜひ参考にしてください。