今回は大手商社である伊藤忠商事のインターンシップについてまとめました。
インターン参加者のESの内容やグループディスカッションの内容など伊藤忠商事のインターンシップに参加する上で役立つ情報が盛り沢山です。
他にも、内定との関係や口コミ、実際のインターンシップの内容なども公開しています。
インターンシップは企業の社風や実際の仕事内容を体験する貴重なチャンスです。
就職活動に役立つ経験がたくさん得られますので、この記事を読んでチャレンジしてみてください。
伊藤忠商事はみずほグループに属する日本を代表する総合商社です。
今年度の利益は上期を超えた時点で史上最高の2891億円を突破し商社No.1を記録しました。
大阪と東京に本社を構え、従業員数は4000人を超え、150年以上の歴史を持っています。
世界62カ国に約100の拠点を所有しており、繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食品、住生活、情報、金融の幅広い分野で輸出入と三国間取引を行い、国内外における事業投資など幅広くビジネスを展開しています。
企業理念に「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」を掲げています。
目先の利益だけでなく、取引先、株主、社員をはじめとする周囲の期待と信頼に応え、社会に貢献することを目標としています。
また、新たなビジネスを生み出すための挑戦も積極的に行っており、最近ではドールやCITICという中国への大きな投資を行いました。
自分が考え抜いたことをやり抜く力さえあれば、誰にでも挑戦する権利が与えられます。
伊藤忠商事が求める人材の条件として、人事担当者の方々は以下の点を挙げています。
商社は直接的に物の製造を行なったり、研究開発を行なったりしているわけではありません。
故に、技術よりも「人」としての考え方や行動力が重視されているようです。
先ほど挙げた新たな挑戦を恐れない心とそれをやり抜く志はもちろん、自分の能力を最大限活かすための自己分析と揺るがない自己が求められます。
伊藤忠商事のインターンシップは例年4dayと1dayに分かれます。
2020年のインターンについては公式ホームページに掲載がありませんでしたので、2019年のスケジュール概要を紹介したいと思います。
4dayインターンシップでは複数のグループに分かれて、グループワークを行います。
最終日には、伊藤忠商事の各組織の社員の前でプレゼンテーションを実施し、フィードバックを行います。
グループワークの1例として公式ホームページには「新規投資先の抱える課題にに対しての戦略を考える」が挙げられていました。
日程 | 2019年 12/12、12/13、12/16、12/17 |
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参加条件 | 大学生または大学院生(全学年対象)で4日間すべてのプログラムに参加できること |
実施場所 | 伊藤忠商事株式会社 |
選考スケジュール | ①9/18 プレエントリー |
②9/18~10/16 本エントリー ・Webエントリーシート(ES) ・PR動画提出 |
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③10/30~11/18選考会(各支店) 東京、大阪、北海道、東北、中部、九州の各支社で行う 一次選考 二次選考(東京大阪のみ) |
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④11/14~11/18最終選考 *各支社で面接を受けた人も東京本社で面接を行う |
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報酬 | なし(遠方から参加の場合は交通費の支給あり) |
※応募者多数の場合はESとPR動画の審査を通して、選考会の参加者を決定する。
※最終選考に進む際は適正検査がある。
実際に伊藤忠商事が手掛けた題材でケーススタディを行い、どのような背景があり事業構築することができたのかを知ることができます。
160年以上の歴史を持つ伊藤忠商事の事業構築を学ぶことができる貴重な機会になります。
新入社員からベテランまで幅広い社員と関わることができます。
日程 | 2/6 |
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参加条件 | 学生または大学院生(全学年対象) |
実施場所 | 伊藤忠商事株式会社東京本社 |
選考スケジュール | ①9/18 プレエントリー |
①プレエントリー | |
②12/2~1/10 エントリーシート(ES)のみの提出 |
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③マイページ上で選考結果発表 ※応募者多数の場合は抽選あり |
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報酬 | なし(遠方から参加の場合は交通費の支給あり) |
伊藤忠商事のインターンシップに参加するためには、ESの提出と4dayインターンの場合のみPR動画、面接を突破する必要があります。
今回はESの過去の設問や経験者の体験談を見ながら、選考対策のポイントを探っていきたいと思います。
ESで過去に出された設問を紹介します。
4dayの方がより深く、自分自身や社会の見方までを問われる設問が用意されている印象を受けます。
どちらの日程においても共通するのは挑戦したこととその乗り越え方についての設問です。
伊藤忠商事の挑戦を大切にする社風が現れています。
欠点についての設問にも欠点を克服するための努力について問われる部分あることから、おそらく「乗り越え方」という部分を重視しているのではないかと思われます。
そこを膨らましてかくと良いでしょう。
また、世の中への見方が問われる設問に関しては普段から新聞やビジネス誌に目を通しアンテナをはっておきましょう。
PR動画では短い時間でいかに相手に印象付けるかが勝負になります。
そのためには内容を読むのではなく相手に伝えることが重要になります。
原稿はしっかり書くのではなく、内容とキーワードを設定して行いましょう。
結論は最初に短く述べます。
テンポや表情にも意識し、相手に伝わりやすいよう研究しましょう。
PR動画の利点は何度もやり直しが効くところです。
以上述べたポイントを押さえた動画が撮れるまで何度も挑戦するのが大切になります。
面接では6名程度のグループディスカッションが設定されているようです。
グループディスカッションの過去の設問は「日本の首都を移転させるべきかどうか」でした。
前知識が必要な問題ですので日頃から新聞やビジネス雑誌で情報収集をする必要がありそうです。
その後の集団面接では「学生時代に頑張ったこと」と「インターンシップに期待すること」などが聞かれるようです。
ESと大きく差がある問題ではないので、ESと一貫性を持って落ち着いて答えることが重要です。
伊藤忠商事のインターンは内定への影響があるのでしょうか?実際にインターンに参加した人の口コミをみていきたいと思います。
各カンパーニーにおけるケースワーク後の時間に、「君たちの提案はユーザーが本当に欲しいかどうかしっかり考えたか?」と聞かれたのが印象的でした。
論理を詰めることに必死になって、最も大切な部分を考えられていませんでした。
ワークの時間が四日目以外用意されておらず、土日もワークを行う必要があったのが非常に大変でした。
さらに、参加学生のレベルに差があったこと、担当のカンパニーが特殊でサービスが思い付きづらかったこと、で中々いいアイデアが思い浮かばなかったのが非常に大変でした。
インターン参加者は完全に六月前に早期選考を受けられるので、インターンに参加していない人に比べると非常に有利になると思います。
インターンシップ中は完全に評価されているので、心して臨む様にしてください。
引用元:就活会議
4dayのインターンシップでは非常に充実している分課題も多いようです。
最終日の発表は伊藤忠商事の各部署から選出された社員の前で行います。
そのためシビアで的確なアドバイスがもらえます。
ワークの時間も非常にタイトで時間外に準備する必要があります、そのため6日間の日程と考えた方が良さそうです。
大変なことも多い分内定への影響は非常に大きく、インターン参加者には早期選考の参加が用意されています。
インターン中は常に評価されているようなので、評価も内定選考に影響する可能性があります。
参加する場合はそれ相応の労力が必要です。
入社0年目の新入社員として各カンパニーに配属され、そこで与えられた課題に取り組む。
最終日の午後に最終発表がありそこで順位付けがされる。
土日を挟んだ日程だったので土日を含め6日間を使って準備するグループが多い。
これとは別に更に数時間の事業投資ワークとトレーディングワークそして多数の講演会や社員との座談会が設定されていた。
人事の方が一人メンターとしてサポートしてくれる。
毎日最後に1人10分ほど面談をしていただき、大変お世話になった。
年次、行っている業務など全てが多種多様な社員の方に数十人に渡りお会いできる本当に貴重な経験を出来た。
丸4日間を社員と共に過ごすことができる環境が折角あるため、評価されることばかりに意識を向けていてはもったいない。
述べ数十人の社員にお会いできるのでどのような社風の企業なのかを精一杯感じ取ろうとした。
また、グループワークでは主張の激しい学生もある程度いた中で円滑に話し合いを進められるようにサポートも意識した。
引用元:就活会議
最終日の発表では順位がつけられ評価が非常に分かりやすい形です。
この他にも事業投資ワークやトレーディングワークなどもあり非常に盛りだくさんな内容になっています。
人事のサポートも充実しており、毎日1人10分の面談もあるようです。
ベテランから新入社員まで幅広い社員と関わることができ、話も聞けるので組織の雰囲気や入社後のキャリアなどをつかむことができるのではないでしょうか。
評価を気にするだけでなく社員や周りのインターン生と交流し、ホームページなどでは伝わらない体験を味わうことが今後につながりそうです。
前半部分は講義形式であり、伊藤忠商事の説明やビジネスの紹介が行われ、社員の方による働き方の紹介があった。
後半部分は伊藤忠商事の実際のビジネス事例に即したグループワークをおこなって、最後には発表を行った。
1dayのインターンシップだったので、正直評価等はされていない印象を受けました。
なのでリラックスして純粋に楽しむことが出来ました。
また、総合商社の業務のスケールの大きさには驚かされる場面もありました。
引用元:就活会議
講義部分とグループワークの二部構成になっているようです。
社員の人から実際の働き方を聞くことができます。
1dayなので、早期選考など内定につながる直接的な制度があるわけではありませんが貴重な話を聞いたりグループワークを体験したりできるのは大きなプラスになりそうです。
1日のみの参加で、評価もあまりされないプレッシャーのない環境ゆえに参加がしやすいというメリットもあります。
少しでも伊藤忠商事に興味がある人は参加してみると良いのではないでしょうか。
結論から言うと、伊藤忠商事の4dayインターンシップは内定にかなり関係すると考えられます。
インターン参加者の早期選考があることに加えて、インターン中の評価も細かく撮られているようです。
幅広い年代の社員と関わることができる上にしっかりしたサーポートと的確なフィードバックがもらえます。
1dayインターンシップの場合でも、実際に話を聞きグループワークまで1日で行えるので少しでも伊藤忠商事に興味のある方はインターンに参加してみることをおすすめします。
いかがだったでしょうか。
伊藤忠商事の4dayインターンは大変な分やりがいがあり、内定にもかなり関係しています。
1dayインターンも非常に充実した内容で少しでも伊藤忠商事が気になっている人は受けてみると良いと思います。
この記事を参考にして選考を突破してください。
ぜひ参加して就職活動を成功させましょう。