■まとめ
リクナビが就活を終えた学生(2019年卒の内定者768人)を対象にアンケート調査を行いました。
「インターンシップに参加する意味はある?」という質問に対し、
全体の88.9%が「はい」と回答しており、多くの学生がインターンに参加することに意味があると感じています。
公式サイトには、実際の意見も掲載されていたので紹介します!
社会人の雰囲気を知ったり、インターンシップを通じて知らない分野や業界を知ることで、自分の幅を狭めずに済む(インターネット業界内定/女性)
働くことや自分が働く姿をイメージしやすくなる(公務員内定/女性)
参加することで業界や企業に対する知識が増えるし、社員の方から就活のアドバイスをもらうこともできた。
また、一緒に参加した就活生と仲良くなって、就活を頑張るモチベーションになった(旅行業界内定/女性)
人事の人がどういったところを見るかがわかった(教育業界内定/女性)
このように、インターンに参加することで会社の雰囲気を知ることが出来たり、自分が志望している業界について詳しく知ることが出来たというプラスな意見が多く見られます。
また、インターン先で同世代の就活生と出会うことで刺激し合えるため、就活に対するモチベーションが上がったという意見もあります。
参加する意味は「ない」と答えた学生の意見を見ていきましょう。
短期間のインターンシップでは、会社のいいところしか見られず、本質は見えないから意味はないと思う(自動車関連業界内定/男性)
しょせんはお客さま扱いで本当の仕事内容や雰囲気はわからないと感じたから(公務員内定/女性)
実際にその会社で働かないと、本当の雰囲気は分からないと感じた学生が多いようです。
現在、新卒で就業した人の3人に1人が、3年間以内に離職していると言われています。
それだけ多くの学生が早期に離職してしまうのは、学生がイメージだけで就活してしまっているということが原因でしょう。
「広告系はキラキラしてそう!」「食品メーカーは誠実そう」などとイメージだけで会社を志望してまい、入社後に初めてギャップに気づき、退職してしまうのです。
インターンに参加し、業界について知ることで、入社後にギャップを感じずに勤続することが出来るのではないでしょうか。
就職活動をする学生は、自分から企業について知っていく姿勢が大切になってきます。
インターンシップでは、実際に企業で仕事体験ができたり、その企業の制度を知ることができます。
「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、実際に参加してみると、全く違った会社の雰囲気を知れるものです。
自分が今後社会に出ていく中で、有意義な体験となることは間違いないので、参加してみると良いでしょう。
これは、長期のインターンに参加する方のほとんどが目的としているものです。
インターンでの目標を考える時に、ビジネスマナーを身につけることを目標にするのも良いでしょう。
実際に企業で働いてみると、社員とやり取りする場面は数多くあります。
場合によっては自分が取引き先からの問い合わせの電話を受けることもあるでしょう。
電話対応・メール対応・接し方など、社会人になった時に必要なスキルを身に付けることが出来ます。
インターンは社会人として働くことを体験できる貴重な機会であるため、このチャンスを生かしてビジネスマナーをしっかりと身につけるよう努力しましょう。
インターン生として、働きながらその会社で内定を貰うために努力する方もいます。
長期のインターンは、「会社に認められれば内定をもらうことが出来る」というメリットがあります。
ベンチャー企業では、インターン生の中から新卒採用を行うために長期インターンを行っているところが多く、インターン生として活躍していれば就活をせずに社会人をスタートすることが出来ます。
また、短期インターンでも、グループワークやディスカッションなどのプログラムの中で結果を残すことで、特別選考を用意してくれる企業もあります。
他にも選考の参加条件に「インターンに参加した方限定」と記述している企業もあります。
インターンに参加した経験が無い方は、採用選考にも応募出来ない可能性があるので、志望する企業の選考概要は必ず確認しておきましょう。
インターンに参加することで、志望している業種や企業について知ることが出来ます。
企業に対する理解が高まるため、その会社に入社してどんなことがしたいのか、今の自分には何が足りないのか、など具体的な目標を決めやすいです。
また、複数の業種のインターンに参加することで、「なぜその業種が良いのか」をハッキリ伝えることが出来るようになるかもしれません。
まだ、将来やりたいことを見つけていない方に向けて、オススメのインターンの種類を紹介します。
幅広く業界を見るのにおすすめなのが短期のインターンシップです。
短期インターンシップは、1day・2days・1weekなど期間を絞って開催されます。
そのため、短期で複数のインターンシップに参加すれば、とても効率的に業種を知ることが出来るでしょう。
また、秋ごろから始まる合同説明会に参加するのも良いでしょう。
同日に複数の会社の説明を聞くことが出来るため、志望する会社を比較できます。
将来、やりたいことが決まっていない学生は、幅広く業界を知ることが大切です。
IT業界・不動産業界・自動車業界・広告業界など、業界もたくさんあれば、職種もさまざまです。
今の日本社会には、さまざまな業界で多種多様なビジネスモデルが展開されています。
先輩社員などに就職活動について聞いてみたい方や自分のコミュニケーションスキルを対社会人で試してみたい方にオススメのインターンの種類を説明します。
社員と交流会があるインターンでは、実際の仕事内容や社内の雰囲気など、普段聞けないことを自由に聞くことが出来ます。
学生同士の会話とビジネスマン同士の会話は全く異なります。
就職活動では、人事の方を始め、多くの社会人と会話していかなくてはなりません。
そこで、対社会人のコミュニケーションスキルを磨いていくことは必要不可欠になってきます。
また、単純に社会人と話したいだけなら、OB、OG訪問もおすすめです。
就活に対するアドバイスを貰うことが出来ます。
企業主催ではないため、本音で会話しやすいことが特徴です。
大学などで案内もあると思うので、自分で調べてみましょう。
将来働きたい姿がある程度明確になっていて、自分のスキルがどの程度のものかを知りたいという学生ぶオススメのインターンです。
一番のおすすめは長期インターンシップです。
長期のインターンは、給料が発生するというメリットがあります。
長期インターンは、実際に社員と同じ仕事をさせて貰えます。
そのため、自分のスキルを試すには絶好の機会です。
また、責任をもって仕事に取り組むことで確実なスキルアップが狙えます。
しかし、長期インターンシップでは、週三日以上の出社を求められるところも多いので、自分の中の優先順位を考えながら参加するか決めましょう。
インターンに参加して、自分の可能性を広げたいという方にオススメのインターンの種類を紹介します。
現在、学生の中で注目を集めているのが海外インターンシップです。
海外のインターンシップに参加することで、日本人では考え付かない斬新な意見を聞くことが出来ます。
海外の方の意見を取り入れることで、視野が広がること間違いなしです。
また、英語でディスカッションしていくため、英語のスキルも上がります。
日本語が話せない環境に飛び込むことで、インターンが終わった頃にはかなり成長出来るのではないでしょうか。
次に紹介するのは、ベンチャー企業での長期インターンシップです。
ベンチャー企業でインターンシップをしている学生の多くは、起業することを目指している方が多いです。
他の大手インターンと比較しても、裁量権が大きいこともメリットです。
インターン生として入社し、約3ヶ月でインターン生の採用担当に就任されたり、クライアントとのやり取りをメインで任せて貰えたりしている方も実際にいます。
そのため、自分の可能性を広げたい方には、社会人スキルを学べる長期インターンがおすすめです。
企業がインターンを開催する目的を知っておくことで、その目的に合わせた志望理由を考えることが出来るかもしれません。
厚生労働省が平成28年3月に調査した結果によると、就職後3年以内の離職率は以下の通りです。
新規高卒就職者 | 39.2% |
---|---|
新規大卒就職者 | 32.0% |
この数字を見ると、新卒の約3分の1の方が3年以内に退職していることが分かります。
入社後3年以内に退職する理由は、「仕事が合わなかった」「残業時間が多すぎる」「人間関係が悪い」などです。
このような、入社後のミスマッチを防ぐためにインターンを開催しているのです。
丁寧に仕事をしてくれる学生や、センスがある学生、その企業に向いている学生などを見つけるために、インターンを開催している企業もあります。
優秀な学生は、早い段階で就職先が決まることが多いため、「就活を始める前のインターン生に内定を出しておく」のです。
長期インターンでは、そのまま内定を出してくれる企業もあり、短期インターンでも、後日内定の連絡が来たり、優秀なインターン生を集めた特別選考を設けてくれる企業もあります。
若者向けのサービスを提供している企業や、新商品を作成する企業は、この目的を持ったところが多いです。
学生インターンに面白いアイデアを聞き、新しい開発に役立てていきます。
インターンシップに応募した理由は2点あり、自分の特性が活かせることと、貴社ならではのグローバルなスペシャリスト集団の中で成長したいと思い応募させていただきました。
まず自分の特性については、私の強みである敏感な感性と論理的な思考力を、貴社のインターンシップで活かせると感じました。
また、消費財メーカーの中でもトップのマーケティングスペシャリストを有する貴社では、他社では学ぶことができないような専門的知識を、若いころから裁量権を持った仕事を任せてただけることで培うことができると思います。
将来的に海外でリーダーシップを発揮した活躍をできる人材になりたいという目標があるため、グローバルに活躍するスペシャリストの下で学ばせていただきたいと思いました。
今回のインターンシッププログラムでは、実際のデータを論理的に分析し、自分なりの感性を活かしてインパクトのあるPR方法を発案したいです。
将来、システムインテグレーターになりたいと思っています。
中でも公共分野に強みを持つ御社に面白さを感じました。
公共分野は利益だけを追及しにくく、利益とサービスとのバランスを考える必要がある難しい分野だと考えるからです。
高い技術力によって公共分野を支える御社で、日本を支える仕事をしたいと思いました。
御社のインターンシップを経験することで、自分の適性と課題を発見し、今後に繋げたいと考えています。
ビジネスに必要不可欠なOA機器製品を提供する仕事に興味を持っています。
また、企業研究をしていく中で、貴社は若手にも仕事を任せていく社風であると知りました。
現在は週3回、飲食店でアルバイトをしていますが、このプログラムを通して、接客の仕事と営業の仕事の共通点と相違点を学びたいと考えています。
そして、仕事内容ややりがいだけでなく、仕事の厳しさについてもヒアリングし、“貴社で働く自分”がイメージできるぐらいに深く知りたいと考えています。
インターンシップに参加する目的を紹介しました。
参加する目的を明確にして、インターンシップの選考に臨みましょう。
目的を明確にすることによって、あなたに合ったインターンシップの種類が分かってきます。
ぜひ、インターンシップに参加する際は、参考にしてください。