■まとめ
学生時代に頑張ったことや就いたアルバイト、その他の印象的な出来事など、これらを紙に書き出してみるのが最初の作業です。
自己分析を行うことで、自分の強みや弱みが分かってきます。
自分の性格を分析するためにも、小さい頃からの人生を振り返ってみましょう。
また、大事なのがオリジナリティを持たせることです。
ありきたりな内容と差を付けることで工夫を感じさせることができ、他の就活生とは一味違っていると見てくれる可能性があります。
したがって自己PRを作成する際にも、よくある内容になってしまっていないか、客観的な目線で見直しを行ってみると良いでしょう。
自分の良さは、自分では気づきにくい場合があります。
その場合、人に自分のことを聞いてみるのも良いと言えます。
家族や友人などから客観的な意見をもらうことで、それまで気付かなかった自分の一面を発見出来るかもしれません。
他にも性格診断や適職診断を利用するのもおすすめと言えます。
自分の性格を過去のデータを基に分析してくれるので、自己アピールに役立てることが出来ます。
また、適職診断でもなぜその職業に適しているのかという理由もチェックできるため、自己分析に役立てることが可能です。
自己PRというと、特別な内容でなければいけないと考えている人もいるのではないでしょうか。
就活をしていると、海外留学をしたことをアピールする人がいたり、バイトリーダーとしての活躍を前面に出したりする人もいます。
そういった経験をしてきた人と比べると、自分には特別なものがないと思い込んでしまい、魅力を感じにくくなることもあるものです。
しかしながら、就活をする人の多くがそのような経験をしているわけではありません。
むしろ特別な経験をしていない人の方が大勢います。
そうした人たちでも内定をもらうことができている現実を考えると、必ずしも特別感が必要なわけではないのです。
企業に自分をアピールする場合は、今までの学生生活で努力してきたことをアピールするようにしましょう。
など、簡単なことでも大丈夫です。
学校を休んだことがなく皆勤賞だった皆勤賞は、誰にでもできることではありません。
そのため、自己PRのポイントになるでしょう。
学生時代の成績表に欠席が0と記述されていれば立派な証拠になります。
徒競走で優勝した徒競走で優勝した場合は、「負けず嫌いで負けたくないから練習した」「本気で走ったから」など、努力した経験をアピールすることが出来ます。
積極的に発表していたこの場合は、「積極的に行動出来る」ということをアピールすることが出来ます。
仕事をする上で、積極的に上司に質問したり、新しいことを提案したりする積極性は重要になります。
委員長になったことがある委員長になり、クラスをまとめていた方は、リーダーシップを発揮することが出来るので自己PRになります。
リーダーシップを発揮することが出来る方は、グループをまとめ効率的に働くことが出来る傾向があります。
誰とでも仲良くすることが出来たこの場合は、協調性があると判断されます。
協調性がある方は、企業に入社した時に、取引先と仲良くすることができ、案件も取りやすい傾向があります。
営業職に向いているでしょう。
過去の経験というのは、決して成功体験である必要はありません。
「『人前で発表することが苦手で、内気な性格だった』場合、人に合わせることしかできなかったが、それが嫌で人前に出る練習を行い、克服した」などということをアピールすることが出来ます。
過去の体験を話す場合は、その体験がどのように仕事に生かせるのかも記述しましょう。
企業側は、あなたを採用した際にどのような働き方をするのか想像しやすくなります。
就活中は沢山の企業に応募することになるはずです。
しかし自己PRを使いまわすのは注意が必要です。
どこでも使えるということは、特徴のない普遍的な内容になっている可能性がありますので魅力に欠けてしまうこともあるのです。
しっかりと魅力を感じさせるには、応募する企業ごとに内容を改めていくことが大切と言えます。
求められている人物像に、よりマッチする内容に仕上げていくのも就活を成功させるポイントですので、使い回しにならないように気を付けた方が良いでしょう。
PREF法とは、【結論(Point)→理由(Reason)→具体例(Example)→結論】となる話の構成のことです。
しっかりと魅力をアピールするためにも、結論から述べるように心掛けることも必要です。
つい冗長的になってしまうと、結局何が言いたいのか分からなくなってしまう恐れがあります。
書類選考の場合はダラダラと書いてしまうと最後まで目を通してもらえなかったり、面接の際にもまとめる力がないと見られてしまったりと、良いことがありません。
頭から魅力を打ち出し、その後に説明を述べていきましょう。
これは、エントリーシートの自己PR欄に記述する際に必要なことです。
PCで作成する場合は、行間・文字の大きさなどに注意しましょう。
上記のものが、読みやすいレイアウトとされているようです。
手書きの場合は、しっかりと綺麗な字で書くことを心がけましょう。
丸文字やギャル文字など、癖のある字を書くのは絶対にやめましょう。
また、修正テープは原則使わないことです。
間違えた場合は、必ず新しい用紙に記入するようにしましょう。
綺麗な字で書くことで、企業側に好印象を与え、エントリーシートが通る可能性が高くなります。
▶エントリーシート(ES)の書き方について知りたい方はこちら
就活生がやってしまいがちな自己PR例として、ひたすら自分の強みを紹介するというものがあります。
自らの強みを伝えるためのものですので、良いところを前面に出すことは必要です。
ただ、そこに中身が伴わないようでは説得力に欠けます。
具体性がないと抽象的な内容になってしまい、採用担当者に良いイメージを持たせることが難しくなるかもしれません。
また、あまりにもふわっとした内容の場合は、作り話のようにも感じさせる恐れもあるでしょう。
信ぴょう性を持たせるには具体例を交えていくことも必要です。
採用試験を攻略するための、いわゆるハウツー本が数多く売られています。
こうした本は就活生にとって役立つアイテムであり、実際に利用する人も多いことでしょう。
ただ、その内容を丸々自分のものとして利用するのは良くありません。
自己PRの例文をそのまま使うのは簡単で良いかもしれませんが、しかし採用担当者もプロです。
そうしたハウツー本には目を通していることも多く、簡単に見抜かれてしまう恐れがあります。
それに、同じくハウツー本の内容を利用する就活生が他にもいることで、内容が似たり寄ったりで印象にも残りづらいです。
自分で考えてアピールするのが鉄則ですから、あまり参考にし過ぎるのも良くありません。
これは面接の際に口頭で自己PRを行う際の良くない例ですが、それは棒読みで話しをしてしまうことです。
抑揚のない平坦な話し方ですと、暗記をしてきたものを喋っているだけのように見せてしまいます。
実際、暗記をして望む就活生もいるかと思われますが、棒読みになってしまうと印象に残りづらいと言えます。
いかにも考えてきた内容で、作り物のように感じさせてしまうのです。
熱を感じさせることも必要ですので、あまり暗記口調にならないように注意した方が良いでしょう。
ちなみに、暗記をした場合、面接の緊張で全て飛んでしまう場合もあります。
何も話せなくなるのも危険ですので、そういった意味でも覚えて話すのは良くありません。
自らを売り込むための自己PRにもかかわらず、自信がなさそうな話し方をするのも良くありません。
説得力の欠ける内容に感じさせる恐れがあり、一貫性がないと思われてしまう可能性があるからです。
例えばコミュニケーション能力が高いという内容をアピールする場合でも、おどおどとしているような話し方では内容にも信ぴょう性がありません。
アピールを裏付けるには態度で示すということも必要です。
そのためには伝わる話し方を意識してみることも大切であり、それでこそ内容に真実味を感じさせることができるのです。
「私の強みは積極的に行動することです。
(1)接客のアルバイトでは常にお客さまに目を配り、声を掛けられる前に必要なものを察知して提供しています。
さらに、仕事の手が空いたときには自ら仕事を探します。
(2)家電販売のアルバイトでは最初苦戦しましたが、家で録音して練習し改善を測りました。
同時にそこで得た学びを同僚に共有しました。
(3)大学のサークルでは副会長を務めています。
補佐の役目を果たすだけではなく、毎週のメールマガジン配信をはじめとする新たな取り組みを企画し、サークルメンバー全員への連絡の徹底やイベント参加率アップに貢献しました。」
「私の強みは、徹底的に努力し目標達成できることです。
他人では諦めてしまうような目標でも私は追い求め続けます。
例えば、長期インターンで新規事業を創り上げたときに自分の強みが生かされました。
1カ月という期間でゼロから創る必要があったため、睡眠時間を5時間にしながらも挑み続け、毎月30万円の売上を出せるようになりました。」
今まで目的を達成するために必要であれば、英語のスキルやデータベースの資格取得などを行い、積極的に習得してきました。
未経験のことも身に付けていく自信があります。
これまでにない国際的なイベントを開催している貴社で、英語力とこれまでの積極性を持って新たなことを吸収しながら貢献していきたいと思っています。
自己PRをスムーズに絞り出せる人がいる一方で、考えてもなかなか良い案が浮かばないという人もいるのではないでしょうか。
もしそのような事態に陥った時の考え方があります。
思い浮かばない時は、今一度これまでの経歴について丁寧に洗い直してみると良いでしょう。
自己PRを捻り出すのは根気のいる作業でもあるため、簡単には自分の良いところが見付からないことがあります。
しかし、じっくりと経歴を棚卸して考えてみることで、新たに発見ができることもあるはずです。
何度も自分と向きかうことでこそ導き出せる答えもあります。
良い材料が見付からないのはきちんと向き合えていないのが原因の場合もあるため、腰を据えて考えてみると良いでしょう。
自分の良いところが見付からないのは、考え方の視点が良くないのが理由かもしれません。
例えば長所を探そうと思って考えても出ないのは、それを長所として見る視点を持っていないからです。
長所と短所は表裏一体で、良いところのように見ることもできれば、逆に悪いところとして見ることもできてしまいます。
仮に飽きっぽい性格を短所に感じている場合、それは視点を変えれば色々なことに興味を持てる性格ということです。
そして様々なことに好奇心旺盛な人は、熱中すると高い集中力を発揮したり、興味の対象に驚くべき行動力を見せたりといった、長所も持ち合わせているのです。
つまり言い方ひとつで短所も長所にでき、それが自己PRに使えます。
自己PRを考える時には自分を主体に導き出そうとするものですが、それでも出ない場合は考え方を変えてみると良いでしょう。
ひとつの方法に、企業の求める人材に合わせて考えることです。
企業が欲しがる人材の特徴をリサーチし、そしてその人材にマッチするような自分の魅力を探し出すという方法です。
自分発信で考えるとなかなか案が浮かばないものですが、逆算でマッチさせる方法ですとピンとくるものがあるのではないでしょうか。
どのみち自己PRは企業が求める人材に合わせるようにして考えることが大切ですので、最初からそこに照準を合わせていくことで効率的に自己PRをまとめていけます。
▶【成功する】インターン面接でテンパらない!やっておくべき3つの準備
いかがだったでしょうか。
就活する際は、自己PRを必ず考えなくてはいけません。
他の学生と差をつけるほどの経験や長所があれば、就活で有利になるかもしれません。
しっかりと過去の自分を振り返り、周りの友人と異なる点をみつけてましょう。
どうしても自己PRが書けなかった場合は、あなたの友人に聞いてみたり、先輩の自己PRを参考に考えてみても良いかもしれません。
自己PRは、短期間だけでは考えることが出来ません。
しっかりとしたものを作成するには、半年前からコツコツと考えておきましょう。