「総合デベロッパーのインターンってどんな内容なんだろう?」「森ビル志望だけど、インターンに参加すると本採用で優遇あるのかな?」
本記事では、このような疑問に答えをだしています。
森ビルやデベロッパー志望の方へも参考になる情報を集めてみました。
都市の開発を通じてまちをつくるデベロッパーのインターンは、他業界と比べて求められる内容がはっきりしています。
それはどのようなものか、記事内容にてご確認ください。
森ビルは都市づくりを担う総合ディベロッパーであり、主な業務は都市再開発事業、不動産賃貸・管理事業、文化・芸術・タウンマネジメント事業です。
2020年6月時点での従業員数は1,560名となっており、売上高2,497億円(2020年3月期 連結)、賃貸ビル数は96棟(2020年4月)、テナント数は2,960社(2020年4月)にのぼります。
都市の主要な商業施設やオフィス・テナントを一手に引き受けている会社で、事業基盤は揺るぎないものとなっています。
森ビルは「都市を創り、年を育む」という都市づくりのビジョンをもっており、街を創造していく上で欠かせない原動力があります。
その原動力は、既成概念にとらわれず、自ら考え自ら行動する社風です。
都市を創り、年を育むというビジョンを元に、人々や企業を元気にするという確固たる使命を全うするため、時代に合った手法とスピード感を持って挑戦し、新しい時代を切り拓いていく、変化を恐れずに挑戦し続けることをモットーとしています。
デベロッパーに求められる基本的な能力は、やり抜く力と他人を巻き込む力です。
都市開発の用地取得のためには、数多くの地権者に粘り強く交渉する必要があります。
ここでは物事を最後までしっかりやり抜く力が必要となります。
他人を巻き込む力はゼネコンや地権者など、利害関係の異なる複数の関係者を巻き込んで業務を遂行する時に求められます。
森ビル特有の求められる人物像は、大都市の都市開発を担う者として既成概念にとらわれない柔軟で斬新なアイデアを発揮しつづける発想力や、変化を恐れない行動力です。
より大きな視点で物事を俯瞰的に捉え、スケールの大きなアイデアを出す能力も必要になります。
対象者 | 4年制大学、大学院の方(全学年・全学部) 六本木ヒルズおよび虎ノ門ヒルズに通勤可能な方 |
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募集人数 | 各日程30~40名程度 |
会場 | 六本木ヒルズ森タワー |
開催日程 |
2020年9月7日(月)~11日(金)(理系向けの5日間) 2020年8月24日(月)~28日(金)(文系・理系向けの5日間) |
交通費 実費を負担します。
また、遠方よりご参加の方については、ご自宅から会場までの交通費と宿泊費を当社規定に従い一部負担します。
1日目:ガイダンス、理想の街を描くワーク
2~4日目:部署ごとの街づくりワーク
5日目:東京を世界一の都市にするための街を描くワーク、社員との交流(予定)
対象者 | 2021年4月~2022年3月の間に4年制大学卒業見込の方 実施場所である本社(六本木ヒルズ)に通勤可能な方 |
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募集人数 | 各日程10名~20名程度 |
会場 | 六本木ヒルズ森タワー |
開催日程 |
A日程:2020年8月17日(月)~18日(火) B日程:2020年9月3日(木)~4日(金) |
交通費 実費を負担します。
ただし、遠方よりご参加の方については、ご自宅から会場までの交通費のみをお支払いします。
都市づくりやビルマネジメントについての講義
六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズほか、当社プロジェクト見学
当社管理物件の現場巡回ほか業務体験
現場社員への質疑応答
森ビルインターンの選考フローは以下の通りです。
あなたを知る上で欠かせない、これまでの経験や具体的なエピソードを教えてください。(800文字以内)
学業に関して、あなたを知る上で欠かせない、これまでの経験や具体的なエピソードを教えてください。(300文字以内)
その他に、あなたを知る上で欠かせない、これまでの経験や具体的なエピソードを教えてください。(300文字以内)
あなたが学生生活で、もっとも力を入れて取り組んでいることについて、これまでの経験や実際にあったエピソードを盛り込んで、具体的に教えてください。
総合デベロッパーの中でも当社のインターンシップに参加を希望する理由を教えて下さい。
森ビルのWebテストは20卒からGABが採用されています。
GABの試験科目は「計数・言語・パーソナリティ」の3つで構成されています。
計数は、表やグラフを読み取って効率よく計算する力をみるテストです。
電卓は使えません。
いかに効率よく計算し沢山問題をとくことができるか、が見られます。
計算や概算の練習をしておきましょう。
言語は文章を読み、その文章についての問いに答えていきます。
現代文のテストと同じです。
文章の論理構造を読み取り力が見られます。
新聞などの文章に普段から触れておくことが大事です。
一次面接はESの内容を深掘りしていくような内容となっています。
オーソドックスな内容で、答えに困るような突飛な質問はありません。
デベロッパーとして働くにあたって必要な能力をしっかりアピールできるよう心がけましょう。
なぜ六本木ヒルズには美術館があるのか?というような森ビルへの理解度が問われる質問が出てきます。
また、なぜ森ビルか、森ビルでやりたいこと、好きなところなど理解度と志望度の深さが問われます。
「狭く深い友情と広く浅い友情のどちらが良いと思うか」
「今日が人生最後の一日だとしたら何をするか」
このような突飛な質問がなされます。
面接官は4人の役員で、コミュニケーションの本質を問うような質問が用意されています。
デベロッパーは地権者の説得という仕事もあるので、コミュニケーションに関する質問は独特なものがあるようです。
最初に森ビルについての説明があり、その後虎ノ門ヒルズについての説明、ビルマネジメント職についての説明、見学会、お昼は虎ノ門ヒルズの近くで食べにいきました。
学ぶことが多かったです。
講義とグループワーク。
講義はこれから行われる再開発を例にとって内装を考える建築的なグループワークだった。
午前中は理想の街についてグループで話し合い、午後にそれを一つの形にして発表を行った。
採用リーダーからのフィードバックが全ての班に対して行われ非常に勉強になった。
引用元:就活会議
インターンの内容は、講義とグループワークの2部構成となっています。
講義では、森ビルのことを中心に、これからまちづくりについて自分の意見を交えつつ様々なことを語る内容となっています。
グループワークでは、課題をもとに意見を交わし、一つの答えを出すという内容となっています。
普段は触れることのない議題や事柄を体験でき、デベロッパー本来の仕事や担う仕事のスケールの大きさに刺激を受けたという声が多く寄せられていました。
また、グループワークでの立ち振舞についても、感想がありました。
取りまとめた内容を萎縮せずに堂々と発表し、魅力を伝えることが重要なポイントとして挙げられています。
公式サイトには本採用にて優遇されると明示はありませんが、インターン参加者はグループディスカッション免除になるという情報が見られました。
インターンで高評価を得られると本採用の優遇ルートを案内される、とのことです。
2月のインターン参加者は本選考で優遇ありとの情報もあり、森ビルのインターンは、本採用にも影響があるといえそうです。
インターンで高評価を得られると、優遇ルートが案内される可能性もありますので、森ビルへの志望度が高い方はぜひインターンへ参加しておきましょう。
森ビルは、大都市を中心として商業施設やオフィスビルなど多数のテナントやビルを管理する総合デベロッパーです。
求められる能力は、デベロッパーとしての基本的な能力のほかに、大きな視野と俯瞰的な視点です。
大きな街を育てていくという感覚を持ち合わせていることが求められます。
インターン内容は、ES、Webテスト、3回の面接としっかりとした選考があり、インターンの内容もしっかり評価されるようです。
高評価を得られると本選考での優遇もあるようなので、森ビル志望の方は、インターンの参加は必須ではないでしょうか。